ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

リストカットをしたことがあります

 月に1回はブログを書こうと思っているのだけれど、書きたいことはほとんどツイッターに書いてしまっているので、ブログに書くことがほとんどありません。そのようにして人はブログを書かなくなり、140字の文章しか書くことができない人間に成り果てるのだろうなと思います。僕がブログに書くとしたら、ツイッターでは炎上したり批判的なリプが来たりしそうな危険な文章です。なぜならここは誰も読んでいないからです。誰も、ということはないか。あなたがいましたね。読んでくださってありがとうございます。

<現場>のアイドル文化論

<現場>のアイドル文化論

  • 作者:森 貴史
  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 そういえば最近、『<現場>のアイドル文化論』を読みました。論というほど堅苦しくなく、日記に近いものだったから、わりと読みやすかったです。著者の森先生*1は途中で、自身のヲタクとしての「こじらせ」について語るのだけれど、僕のようなガチ恋ヲタクの「こじらせ」に比べたらあまりにも可愛らしいものだったので、こじらせマウンティングおじさんになってしまいそうになりました。僕くらいガチ恋をこじらせると、深夜に真っ暗な部屋のなかで推しメンの出ているDVDを泣きながら見て、リストカットをします。僕は石川梨華ちゃんのことが好き過ぎて、でもその恋心の持っていき場がなくて、何回かリストカットをしました。でもその傷は浅かったため、今では僕の左手首の内側は赤ちゃんの肌のように綺麗です。このようなことはツイッターに書けないので、ブログに書きました。誰かに怒られるリスクがある上に、一銭にもならないけれど。

 さいきん僕の友人がnoteで文章を書いてめちゃくちゃ儲かっているのを見て、僕もnoteで文章を書いてお金を稼げたらいいなと思いました。でも今さら何を書いたらいいのだろうか。ガチ恋について書くべきことは、この日記と、耳マンというサイトの『推しメンが結婚しちゃった日記』ですべて書いてしまったし。一番理想的なのは、noteに1つだけ記事を上げて、その記事に誰か富豪がまいにち1万円くらい投げ銭してくれること*2です。そんなことがあったらいいな。あるわけないか。ははは。僕がいま考えているのは、年金アドバイザー2級*3の資格を取って、年金まめ知識をnoteで記事にして、それでお金を稼ぐことです。でも年金アドバイザー2級の試験、合格点の60点に3点足らなくて2回も落ちてるんですよね。とほほ。

*1:森先生は大学教授である。

*2:noteにはそういうシステムがある。

*3:1級はなく、2級が最上級である。かなり難しい。

「結婚おめでとう!」は今言わなくてもいい

 有名声優の結婚が相次ぎ、ツイッターのタイムラインに祝福の言葉が並んでいるのを見ました。有名声優とは言え僕はよく知らない人だから、「ふーん」という感じでした。その声優にガチ恋していたヲタクにとっては辛いことだろうから、いま無理して「おめでとう!」と言わなくてもいいと思います。「結婚おめでとう!」の気持ちを伝えるのは、失恋の気持ちが癒えてからでも、きっとぜんぜん遅くありません。「推しメンが結婚したら悲しむことなくすぐに祝福しなければならない」という同調圧力のようなものがツイッターにはあり、そういうのは良くないんじゃないかな、といつも感じます。

 ところで、結婚したアイドルや声優は、「いつも応援してくださる皆様へ」みたいなタイトルの文章をブログなどに上げます。プライベートにおける二人の愛の道のりが綴られたのち、「これからも仕事に精進して参りますのでよろしくお願い致します」的な締めの言葉が書かれます。それを読むと、「アイドルや声優にとってヲタクは仕事上の相手でしかなかったし、これからもそうなんだな。梨華ちゃんにとっての僕もしょせんそうなんだ」と思ってつらい気持ちになります。でも「ヲタクは仕事上の相手でしかない」のは当たり前のことなので、つらくても受け入れるしかないんだと思います。

ヒトラーの忘れもの(字幕版)

ヒトラーの忘れもの(字幕版)

  • 発売日: 2017/06/06
  • メディア: Prime Video
 突然な話だけど、梨華ちゃんは戦争映画が好きらしいです。僕も同じく好きで、今までいろいろな戦争映画を見てきました。一番好きなのは『プライベート・ライアン』でしたが、昨日の夜第一位が更新されました。その映画の題名は『ヒトラーの忘れもの』です。内容にそぐわないこの題名を別にすれば、筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい映画でした。戦争の不条理さと悲惨さが静かに、しかし確実に伝わってくる作品です。あまりお金はかかってなさそうだけど、映像は美しく、雰囲気にはとても品があります。良質な海外文学を読んでいるような気持ちにもなりました。今ならアマゾンプライムで見られるので、ぜひ見てみることをお勧めします。ちなみに第三位は『トラ・トラ・トラ!』です。ゼロ戦が飛行する姿がとにかくカッコよくてわくわくします。

まだまだ未熟です

 ツイッターを見ていたら、あるアイドルがあるバンドマンと結婚したというニュースが目に入りました。僕は梨華ちゃんが結婚した時の苦しみが思い出され、「おめでとうございます!」という気持ちにはなれなかった。でもタイムラインの人達はみんな邪気なく「おめでとう!」と言っており、世界で僕だけがよこしまな人間であるような気持ちになりました。そのバンドマンは結婚報告文で「まだまだ未熟な私たちではございますが」と書いていたけど、立派な仕事をしてパートナーと愛を育んで結婚までしている時点でめっちゃ成熟してるじゃん!と思いました。「まだまだ未熟」というのは、結婚はおろかパートナーと愛を育むこともできない半ば引きこもりの僕のような人間のことです。何の罪もない幸せな若い二人に対して、「おめでとう!」の一言もかけてあげられない人間のことです。

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 そんな僕だけど、人気漫画『鬼滅の刃』の主人公の炭治郎のようになりたいと思っています。心優しく真っ直ぐな炭治郎のように。最新巻の20巻はかなり前からアマゾンで予約していたので、定価で買うことができました。動悸がして血圧が高かったため、もう余命が少ないと思い込み、19巻までは転売屋から定価の約1.5倍の値段で買ってしまいました。そしてある時、近所の本屋に行ってみたら、大量に入荷された『鬼滅の刃』が棚に並べられつつあるところを見ました。

 梨華ちゃんがブログでおすすめしていたのをきっかけに読み始めた『ハイキュー!!』の最新巻、43巻も購入しました。ネタバレになりますが、高校を卒業したバレーボーラー達がいま何をやっているかが描かれていて、つらい気持ちになりました。みなさんすこぶる立派に生きていたからです。有能なスポーツマンだった人間はみんなそうなるのでしょうか。ニートになった人間は一人もいませんでした。一人くらいニートになったっていいだろうよ!と、40歳の子ども部屋おじさんである僕は思いました。

生きるしかない

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 ツイッターに、長年引きこもっている自殺志願者の人がいて、僕はその人が何とか生き延びられればいいなと思いながら見ていました。その人(Aさん)は、ある意味完全なロジックの中に生きています。

 生きようと思っても、自分のような引きこもりニートを社会は受け入れてくれない。自分はできる限りの努力はしたので、受け入れてくれない社会が悪い。社会が悪いのだから、自分ではなく社会が変わるべきだ。でも社会は一向に変わろうとしないから、自分は社会の中に入れず、親や他人に迷惑をかけてしまう。だから死んでしまいたい。でも死ぬための元気がなくて、死ぬことができない。そんな自分のために社会は安楽死の制度を用意するべきだ。何しろ、自分を受け入れない社会が悪いのだから。

 そんなことを呟いているAさんのもとには、たくさんの反論や助言リプが届きますが、Aさんは上記のようなある意味完全なロジックによって全ての反論や助言を退けます。「死にたいならさっさと死ねばいい」と言われれば、「死ぬための元気がない。そもそも自分を受け入れない社会が悪いのだから、社会が安楽死制度を用意するべきだ」と答えます。「そんなに安楽死したいのなら、安楽死制度を成立させるために活動してはどうか」と言われれば、「そういう活動をするための元気がない。そもそも社会が悪いのに、どうして自分が動かなければならないのか」と答えます。「せめてバイトから始めてはどうか」と言われれば、「就活を試みたが、年齢制限や、職歴なし無資格のために全滅だった。今ではバイトをする元気もない」と答えます。

 このように、ある意味完全なロジックによって、色々な反論や助言を次々と無効化していきます。そして、また同じような内容の「死にたいツイート」を繰り返します。このままだと、Aさんは死ぬことができないまま「詰み度」が高まっていくだけだと思った僕は、勇気を出して、Aさんにある提案のリプを送りました。

 「社会の現状を見るに、健康な人が安楽死できる制度が日本で成立することは当分ないと思います。かと言って自殺する元気はない。となれば生きるしかない。バイトをするのも難しいのであれば、もっと負荷の小さなことから始めてみてはいかがでしょうか。1日10分だけ資格の勉強をするとか」

 しかしAさんからの返事はありませんでした。何事もなかったかのように、例の「死にたいツイート」を繰り返していました。僕はそれらのツイートを見ていて気が滅入ってきたので、Aさんのフォローを外しました。そして今日、久しぶりに彼のページを見たら、同じような「死にたいツイート」がずらっと並んでいました。

 健康な人が安楽死できる制度なんて日本で成立するわけがないのだから(もし成立するとしても100年後くらいだろう)、その制度を望んでいても意味がないと思います。自殺する元気もないなら、やはり生きるしかない。生きるしかないんです。1日10分だけでも、生きるために努力していたら、周りの人のサポートも得やすくなると思います。いきなり正社員にならなくていい、まずは1日10分から始めてみませんか、僕と一緒に。と彼に言いたいです。

僕は野上をぶん殴らないだろう

 こないだの4月10日でとうとう40歳になってしまいました。インターネッ友たちが次々に結婚し親として成長し、その子らもすくすく成長している一方、僕は子供部屋おじさんとして全く成長していないので、「僕の人生って一体…」という気持ちになります。ツイッターで40歳になったことを報告したら、「不惑ですね」と何人かに言われました。梨華ちゃんのことを考えると、未だに心が乱れてしまうので、不惑への道のりは遠いです。

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 ところで今日、このツイートを見ました。全く共感できなかった。庄司氏がこのツイートを引用して「今思い出しても確実に泣ける」と呟き、まるで美談みたいになっていたけど、僕にはこれっぽちも美談に思えない。その場にいたガチ恋ではないヲタが、面白がってやっただけで、ミキティガチ恋しているヲタはそんなコールに参加してなかっただろうと思う。僕だったら絶対に参加しないし、怒りと悲しみにまみれてその場から出て行ったかもしれない。もし梨華ちゃんのディナーショーに旦那がやってきたら、「うっとうしいなお前、何しに来たんだよ。今だけは梨華ちゃんが結婚していることを忘れさせてくれよ」と思うだろう。野上コールが起こっても絶対に参加なんかしないし、それで調子に乗った野上が「梨華ちゃーん! 愛してるぞー!」みたいなパフォーマンスをしたら、思いきりぶん殴りたい気持ちで胸が一杯になるだろう。しかし僕はぶん殴らないだろう。なぜなら野上のほうが肉体がはるかに強く、いとも簡単に僕を返り討ちにするだろうからだ。