ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

LiSAさんの『炎』はものすごく熱いガチ恋ソング


LiSA - 炎 / THE FIRST TAKE

 『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』を見て帰宅したあとに、YouTubeでじっくりLiSAさんの主題歌『炎』を聴いたら、その歌詞がさらに深く心に沁みました。映画館で聴いたときにも薄々感じたけれど、これはものすごく熱いガチ恋ソングだと思いました。以前、「これは熱いガチ恋ソングだ!」と思ってブログにも記事を書いた椎名林檎の『NIPPON』という曲がありますが、あれよりも熱いかもしれません。推しメンが結婚しちゃったときにガチ恋ヲタクが聴いたら、悲しみに負けずに前を向くことができるんじゃないかと思います。

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 最初のほうに「悲しみよりもっと大事なこと」という歌詞があります。個人的にはこれがいちばん僕の胸に深く刺さりました。「悲しみよりもっと大事なこと」っていったい何だろう?と考えさせられました。それはきっと、一つは結婚してしまった推しメンを祝福することであり、もう一つは一人で前を向いて強く生きていくことです。より大事なのは後者だと個人的には思います。祝福は一時的なことだけれど、一人で生きることはこれからずっと続いていくことだからです。曲の最後のほうに「振り返らずに進むから 前だけ向いて叫ぶから 心に炎を灯して 遠い未来まで」という歌詞があります。これは結婚してしまった推しメンに対して、未だに恋心を抱いているけれど、それでも前を向いて力強く生きて行きたい、という意味に取ることができます。

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 「このまま続くと思っていた 僕らの明日を描いていた」という歌詞は、ヲタクがアイドルに恋している状態がこのまま続き、いつかその恋が実って結婚する未来を描いていた、ということです。冒頭の「さよなら ありがとう 声の限り」という歌詞は、今まで推しメンと結婚できるかもしれないという夢を見させてくれたことに対する強い感謝であり、涙ながらの別れの言葉です。ガチ恋ヲタクは、いつかは「推しメンの結婚」という悲しい現実に直面します。一生結婚しないアイドルもいるかもしれないけれど、9割方は結婚します。はっきり言って死ぬほど悲しいです。けれどそれでも、人は生きて行かなければなりません。その場で泣いてばかりいても人生が詰んで行くだけです。結婚した推しメンもそんなことを望んではいないでしょう。前を向いて一人で強く生きて行く必要があります。そんなとき、このLiSAさんの『炎』という熱い曲は、へたり込んで泣いているヲタクを立ち上がらせ、とても強い力で背中を押してくれることでしょう。「梨華ちゃんが結婚しちゃったとき、この曲があったら良かったのになあ」と僕は心から思いました。いまアイドルにガチ恋しているヲタクは幸せ者です。こんなにも心強いガチ恋ソングがこの世に存在しているのだから。

 ちなみに、この曲の解説動画としては、シンガーソングライター兼音楽講師の飯田正樹氏のものがとても分かりやすくてお勧めです。この解説動画を見てから改めて曲を聴くと、「なるほどな!」と思うところがたくさんあります。


鬼滅ファン号泣必須の歌詞!LiSA『炎』の作詞作曲テクを徹底解説!

劇場版『鬼滅の刃』を見に行ってきました

 note長者をめざして、小説第2弾を投稿したところ、前回と同じ方がサポートしてくださって、とても嬉しかったです。しかし他の人は誰も投げ銭してくれないので、「世の中の大金持ちはいったい何をやっているんだ! ツイッターでばらまく金があるなら、恵まれないホイミスライムの作品に100万円くらいお金を投げてくれたっていいだろう!」という気持ちになります。よろしくお願いします。

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 社労士の資格を持っているので、年金アドバイザー2級の資格を取って、月額500円の年金まめ知識マガジンを書く、という構想もあるんだけど、それをするなら専業でやらないと厳しいなと思います。いまは一応別の仕事があって、それをしながら月額500円も取れる質と量のものを書くのは難しいです。だからとりあえず試験的に、昔書いた短い小説に加筆修正してアップしているところなのだけど、やはり毎日1万円投げ銭してくれる石油王は現れず、それどころか読む人の数自体少なく、高評価してくれる人は殆どおらず、世の中は甘くないなと痛感しています。また、noteを見回してみると、僕なんか足元にも及ばない才能を持った人たちが山ほどいて、自信がどんどん減退していきます。ツイッターでもそうですけどね。日本で最も才能ある人たちの姿が常に目に入ってくるので、自己肯定感はどんどん薄れていきます。そんな僕だけど、『鬼滅の刃』を見たり読んだりしていると、「僕も炭治郎みたいに頑張ろう! 三男の末っ子だけど!」という熱い気持ちになれます。でも夢も希望もない40歳の子供部屋おじさんだから、その熱い気持ちは長持ちしません。すぐに元の、自信のない、やる気もないダメすぎるおじさんに戻ってしまいます。だけど子供たちは違う。夢も希望も持てる年齢だから、炭治郎みたいな頑張りを持続することができるだろう。僕はせめて、そんな子供たちに陰ながらホイミをかけていく励ましおじさんになりたいと思っています。

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 今日はその鬼滅の刃の劇場版を見に行ってきました。今週土曜日のテレビ版の再放送を見て、その翌週に見に行く予定だったのだけど、今朝、玄関から「鬼滅の刃」という声が聞こえたことをきっかけに、「あ、今日見に行こう。特に予定もないし」と思ったというわけです。さっそくインターネットで、午後1時からの回を予約しました。映画館に行くのは10年ぶりくらい、エヴァ破を見に行って以来だからひどく緊張しました。ちゃんと予約できるだろうか。スムーズに発券できるだろうか。上手く入場できるだろうか。と不安で、頭の中でシミュレーションを繰り返しました。

 イオンシネマ大宮という所に行ったら、平日の昼間だからか、ガラガラにすいていました。発券機に人が並んでいる、ということはなかったので、発券に手間取って後ろの人たちを苛立たせることを心配する必要はなさそうで安心しました。発券機で予約番号と電話番号を入力し、チケットを発券したところ、紙が2枚出てきて混乱しました。いったいどっちが入場券なのだ? どっちを係の者に差し出せばよいのだ? 僕は「鬼滅の刃」の文字と席番号が印刷されている方が入場券だと推測しました。係の者は、僕が差し出したその紙を確認して、上映ホールを指示してくれました。僕の推測は正しかったようです。入場券を見せる前に、あるハイテクそうな機械の前に立たされ、体温が測られました。36.6度とわりに高かったので「あぶね~。これで熱あり判定が下されたらどうなんねん。クレカ決済してるから面倒なことになるのでは?」と無駄な心配をしました。

 席について午後1時になっても映画は始まらず、20分くらい映画広告や注意映像が流れました。映画館のこういうところ、面倒だよなと思いました。持病のパニック障害の発作が出ないように精神安定剤を飲んでいたけど、映画の途中の不安になる描写で何度かパニック状態になりそうになり、全集中の呼吸をしてしのぎました。おしっこが近いから、始まる前に2回トイレに行ったけれど、中盤あたりからおしっこがしたくなり、「ふみゅう…」となりました。最後らへんでは、炭治郎たちが強い鬼と戦っている一方、僕は強い尿意と戦っていました。しかし『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は面白かったし、泣きそうになったし、心の底から力が湧いてくるとても良い映画でした。小学生くらいの子供たちがたくさん見に来ていたので、僕は思いました。「煉獄さんの生きざまを見て、いじめっ子たちが『やべえ! いじめなんてしてる場合じゃねえ! 強く生まれた自分の力は、弱い人たちを守るために使おう』と思ってくれたらいいな」と。しかしいじめっ子たちはおそらく、たとえそう思ってもすぐに忘れ、ビニール傘を日輪刀に見立てて、『炎の呼吸』とか言って弱い子たちをいじめるのだろう。お前らふざけんじゃねえぞ。

 結局のところ、鬼滅の映画、見に行って良かったです。ただ、パニックの発作が出るのが怖いし、おしっこが近すぎるし、お金も結構かかるので、やっぱり僕には映画館は向いてないなと思いました。地上波の映画を録画して、ちびちび酒を飲みながら自室でのんびり見るのが性に合っているようです。今回みたいに、どうしても見たい映画があれば行きますけどね、もちろん。

コロナ禍における大宮アイドール 2日目

 「noteに記事を1つだけアップしたら、どこかの奇特な富豪が毎日1万円の投げ銭をしてくれるのではないか」という淡い期待を抱いていた僕は、とりあえず大学時代に書いた小説をnoteにアップしてみました。そしたら有難いことに、サポートしてくれる人が現れたのだけど、やはり期待通りには行きませんでした。僕のしょうもない小説にどこかの富豪が目をつけて毎日1万円もの投げ銭をしてくれるかもしれない、なんていう、人生を舐め切った期待を抱いてしまい、すみませんでした。どうやら、真面目に働くしかないみたいです。いやだなあ。適当に働きながら生きていきたいなあ。

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 生まれたくて生まれてきたわけじゃないのに、どうして死にたくなるような労働をしながら生きていかなければならないのだろう、と考えながら日課の30分ウォーキングをしていたら、反対側の車線をパトカーがゆっくり走っているのが目に入りました。そのパトカーは、わざわざUターンして僕の方に向かってきて、すぐ左脇に停車したため、「これはさすがに間違いない! 職質だ! 平日の午後4時に大の大人が普段着でふらふら歩いているからだ!」と思いました。そして「ちょっとお兄さ~ん」と言われると思いきや、何も言われなかったので良かったです。ただ、職質されたらされたで「ツイッターに書くネタができた!」と喜んだかもしれません。

 ウォーキングを終えた僕は、耳毛の処理をしようと思い立ちました。午後6時ごろに大宮アイドールに行くことになっていたからです。右耳の穴あたりに2センチくらいの細い毛がひょろっと生えていました。耳毛って鼻毛より気付きにくくて、鼻毛と同じくらい目立つからやっかいだよな、と思いながら耳毛をちょきんと切りました。

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 大宮アイドールに行く前に、例によって立ち飲み日高に寄りました。客たちは一定の間隔をあけて立っていたから、さすがの立ち飲み日高もソーシャルディスタンスを保つようにしてんのかなと思ったけど、時間が経つにつれ密になってきたので笑いました。このような意識の低い店でユヴァル・ノア・ハラリの『緊急提言 パンデミック』という意識の高い本を読んでいる自分にも笑いました。生ビールを1杯、ウーロン茶を1杯、もつ煮込みを1杯だけ飲食して店を出ました。健康のために適量飲酒を標榜しているので、生ビールは今日4杯までにしようと考えていました。あと3杯、と思いながら大宮アイドールに足を向けました。

 大宮アイドールの店舗に入ると、正規メンバーの渡辺綾ちゃんが出迎えてくれました。促されてトイレの洗面所で手を洗い、アルコールで消毒し、検温され、フェイスシールドを渡されました。前回と違って短髪だったから、フェイスシールドを付けても髪型の乱れが気にならなかった。髪型を気にする人は、短髪にすることをお勧めします。前回、カウンター席に座ったらライブ時に舞台が見にくかったため、今回は舞台正面のテーブル席に座りました。生ビールを注文した僕は、マスクを外し、フェイスシールドを右手でちょいと浮かし左手でジョッキを傾けました。もう慣れたものです。以前はフェイスシールドを着けてまで酒を飲むなんて滑稽きわまると思っていたし、今もそう思っているけど、実際やっていると気にならなくなってきます。だから皆さんも大宮アイドールに行ってアイドルを堪能しながら酒を飲みましょう。ソーシャルディスタンスを保たなければならないので相席はできませんが。

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 先日、このブログで「推しメンははるぴだけど、結婚するならさきっちょだなと思っています」と書きました。それを読んだらしく、はるぴとさきっちょがやってきて、「結局どっちと結婚したいの?」と問い詰められ、僕はまんざらでもない気持ちになりました。いつかは2人とも僕ではないイケメンのお金持ちと結婚するだろうことは分かっていたけれど。僕は「結婚するならさきっちょかな」と、はるぴに対して心を痛めつつ、ブログに書いた通りの返答をしました。でもはるぴとの結婚生活を想像したら「それはそれで悪くなさそうだな」とも思いました。はるぴやさきっちょどころか、誰とも結婚できずに孤独死しそうな男が、こんな上から目線なことを思ってしまい、すみません。どうせ惨めに孤独死するので許してください。将来は不幸になることがほぼ確定している僕だけれど、はるぴやさきっちょと結婚にまつわる話をしていたら幸せな気持ちになれました。刹那の幸せだけど、僕にはそれでも十分過ぎます。2人に心から言いたい、「幸せをありがとう」と。

 さきっちょに「推しメンははるぴだとして、2推しは誰なの?」と訊かれ、冗談抜きで返答に窮しました。なんとなれば、大宮アイドールのメンバーもアイドールBRAVEのメンバーも魅力的な人ばかりで、2推しを1人に絞ることができないからです。
 ということをツイッターに書いたけれども、ここだけの話、2推しはいます。今のところ3人います。さきっちょと、つぐちゃと、キャプテンの白川ももちゃんです。今日ももちゃんは残念ながらいなかったけれど、つぐちゃはいました。つぐちゃは会話が止まった時に「わぁ~」と言う癖があって、僕は会話が止まると「わろとけわろとけ!」と思って笑います。つぐちゃが「わぁ~」と言い、僕が「んふふっ」と笑う、という時間が何回か繰り返されたけれど、それはそれで悪くなかったです。つぐちゃは鬼滅の刃のアニメにはまりつつあるようでした。僕は鬼滅にドはまりしているので、今度会ったときにはもっと鬼滅の話ができたらいいなと思いました。また、つぐちゃに「ふちりんって普段どんなこと考えてるの?」と訊かれ、「大宮アイドールとアイドールBRAVEのことを考えてるよ」と答えました。そのおかげで、梨華ちゃんのことを思ってつらい気持ちにならずに済んでいます。本当に好きな人のことは、たまに思い出すくらいが丁度いいのです。

 僕は午後6時15分くらいに入店して、午後7時からはるぴのソロステが始まりました。僕の知らない曲だったけど、はるぴの高音がとても綺麗だったことを覚えています。午後9時からはメンバー5人によるライブが始まりました。カウンター席からだと光が反射して見えにくかったけれど、テーブル席からだと舞台の正面なので、透明のシートの奥にいるメンバーの姿がわりと良く見えました。メンバーが着けているマスクは透明なものだから、表情も分かります。みんなキラキラした笑顔で歌い、踊っていました。楽しかったです。以前はライブの大音量によって動悸が誘発されて苦しかったけれど、最近はそんなこともありません。確実に体調は良くなってきているみたいです。しかしおそらく、また暴飲をしたら元の木阿弥なので、適量飲酒は常に意識していきたいです。

 午後9時30分に店舗営業が終了し、午後10時までの特典会が始まりました。アイドルたちがお話をしながらチェキに落書きをしてくれる会です。アイドルは透明なマスクをし、ヲタクはフェイスシールドとマスクを着け、アイドルとヲタクの間には透明なシートが胸の辺りまで下ろされていました。ここまで厳重にコロナ対策をしている場所は、世界中でもここだけだろうなと思いました。そこまでしなくても、と思わなくもないけど、万が一ここでクラスターが発生したらアイドル生命が終わりかねないので、これでいいんだと思います。僕ははるぴとさきっちょとチェキを撮っていたから、はるぴとさきっちょが立っている所に行ってチェキに落書きをしてもらいました。僕の通りにくい声はおそらく聞こえないだろうから、僕は二言三言返事をする以外はただ笑っているだけでした。しかし相手の声はしっかりと聞こえたので、さすがプロだなと感服しました。

 はるぴとチェキを撮るとき、「結婚指輪を見せるポーズをしよう」と提案されました。僕は「マジかよ! こんな感じかなあ」と戸惑いながら左手の甲をカメラのレンズに向けました。完成したチェキを見てみると、僕のポーズがひどくぎこちない一方、はるぴのポーズは完璧だったので「さては既に何回か結婚しているな!」と思いました。

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 さきっちょとチェキを撮るときは、結婚指輪をプレゼントするポーズをすることになりました。僕なんかではさきっちょに不釣り合いなので、身体が引けてしまいました。さきっちょには、僕以外の素敵な人と結婚して幸せになってほしいと思います。

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 午後10時で特典会は終了し、ステージに一列に並んだアイドルたちは「特典会を終了します! ありがとうございました!」と叫んで頭を下げました。僕は「わーお! 体育会系だなあ!」と思いながら拍手をして、席を立ってフェイスシールドを外し、テーブルの上に置いて店を出ました。出るとき、はるぴに「チェキ、ツイッターに上げてね!」と言われたため、帰ってすぐにツイッターに上げました。アイドルが顔を出している以上、自分の顔も出すのが礼儀だと考えているので、僕の顔を黒塗りにする等はしませんでした。アイドルが本名を出しているなら、僕も本名を出します。石川梨華という名前は本名だから、僕も梨華ちゃんを好きでいるに当たって田中太志という本名を出しています。大宮アイドールの店舗を出たあと、まだ飲み足りなかったし、ガールズバーに行きたい気持ちがあったけど、なんとか我慢して帰路に就きました。偉い。

コロナ禍における大宮アイドール 1日目

 今年の1月末から、高血圧と動悸により禁酒をしていたのだけれど、先日の旧友たちとの飲み会で楽しい気持ちになり過ぎて、酒を飲んでしまいました。それからは禁酒ではなく適量飲酒をするようにしています。1日3杯までのビールならむしろ健康に良いというデータもあるのでね。最も健康に良いのは1日1杯(350ml)くらいらしいです。

 昨日はお昼ごろ、tigetというサイトで大宮アイドールの席の予約をしました。最近ガラホからスマホに変えたので、tigetが使えるようになったのです。大宮アイドールはコロナ自粛後、予約制になっています。日課の30分のウォーキングを済ませた僕は、夕方ごろに発泡酒を350ml飲みました。するとだんだん気持ちよくなってきて、「このまま生きても死んでもどっちでもいいや~」という精神状態になりました。やはりアルコールは良くも悪くも強力なドラッグだと思います。今まで色んな精神の薬を飲んできたけれど、こんなに劇的に精神が変化したことはありません。できるだけ適量飲酒するように頑張りたいです。

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 時間に余裕があったので、久しぶりに立ち飲み日高に行きました。コロナ禍で潰れてやしないかと心配していたけど、普通に営業していました。検温はされず、仕切りのビニールなどもなく、客は結構密だったので「いや普通すぎるだろ!」と思いました。細長い店の真ん中らへんに、電話ボックスみたいな喫煙室ができていました。最大でも2人までしか入れなさそうで、「知らない人同士で入ったら気まずそう!」と思いました。生ビールを1杯、ウーロン茶を1杯、焼き鳥の皮タレを2本、『カフカの生涯』という本を読みながら飲み食いしました。予約の時間が近づいてくると、お会計をして店を出ました。大宮駅前のトイレに行っておしっこをし、近くのベンチに座って胸の鼓動を鎮めました。大宮アイドールに行くのは約8か月ぶりだから死ぬほど緊張していました。意を決して立ち上がり、店舗へと歩き出します。

 ビルのエレベーターで2階に上がると、店舗のドアは開いていました。中に足を踏み入れ、スマホの予約画面をつぐちゃに提示しました。本名の田中太志で予約していたため、つぐちゃに「誰かと思ったよ! ふちりんだったんだ!」と驚かれました。そのあと、手を洗うように言われたので、洗面所でまず念入りに手を洗いました。水がチョロチョロとしか出ないため、洗うのに時間がかかり、もっと勢いよく出るようにしてほしいなあと思いました。もし後ろに誰か並んでいたら、イラつかせてしまったかもしれません。手をペーパータオルでふいて洗面所を出ると、つぐちゃが消毒液を手にかけてくれて、白い拳銃のようなもので僕の額から体温をはかり、それから噂のフェイスシールドを手渡されました。店のルールとして、フェイスシールドとマスクを着用すること、というものがあったので、僕はマスクを着けたままフェイスシールドを被りました。カウンターの右端の席に座り、生ビールを頼んだけど、「この状態でどうやって飲めば良いのだ!?」と混乱しました。僕は生ビールを目の前にして、さきっちょに「マスク外してもいいの?」と尋ねました。するとさきっちょは「飲む時は外しても大丈夫だよ」と言うので、僕はマスクだけ外し、フェイスシールドをちょっと持ち上げて生ビールを飲みました。ある動画で見た、フェイスシールドを着けてまで飲み会をしている人たちの姿が余りにも滑稽だったから、「フェイスシールドを付けてまで酒を飲みたくはないなあ!」と常々思っていたけど、とうとうフェイスシールドを付けてまで酒を飲むに至りました。美味しかったです。

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 顎のところにマスクを下げると顎の菌が付いて良くないことをツイッターで学んでいた僕は、ビールを飲む前にマスクを完全に外し、抗菌加工されたテーブルの上に置きました。すると、マスクをしていないことに対する罪悪感が半端じゃなかったです。半端じゃない罪悪感を覚えながら、生ビールの入ったジョッキを口へと傾けました。マスクを外したまま生ビールを飲んでいたら不安になってきたため、周りのお客さんを見渡してみると、みんなマスクを着けていたので「え! うそ! みんなどうやって飲食しているの!?」と思いました。出勤していたアイドルのうち数人は、顔に密着しない透明のマスクをしていました。それで僕は「とりあえず飛沫を防げればいいのだな」と理解し、「このフェイスシールドで飛沫が防げるから、飲食をする時やちょっとした会話をする時はマスクを外していてもいいのだ」と判断しました。フェイスシールドは、ゴムバンドで頭部に固定するタイプのものだったので、髪型のかっこよさにこだわりのある人にとっては抵抗あるだろうなと思いました。髪型のかっこよさにこだわりの余りない僕ですら、「今の僕の髪型、大丈夫なんだろうか…」と不安になりました。トイレに行くときは、フェイスシールドを装備したままマスクを着けました。洗面所の鏡を見たら、ゴムバンドのせいでひどくいびつな髪型になっていました。用を済ませてカウンター席に戻ると、マスクを着けた状態で生ビールを飲みそうになりました。大宮アイドールに通っていたら、これは必ずそのうちやってしまうと思います。

 大宮アイドールの前に寄った立ち飲み日高は、店員は全員マスクをしていたものの、ビニールの仕切りなどは一切なく、結構密で、店内の客はフェイスシールドもマスクもしてなかったので、大宮アイドールの意識の高さが際立ちました。意識が高すぎて緊張したけど、慣れれば大丈夫だと思います。21時になると、店舗の照明が落とされ、大宮アイドールのライブが始まりました。僕はヲタクのコールを聞くのが大好きなので、ガチ恋口上などのコールが聞けないのはとても寂しかったです。ステージの前面を覆う形で設置された透明なビニールは、僕のいるカウンター席(左45度)から見ると色んなものを反射し、メンバーの姿はぼやけて見えました。しかしメンバーたちのライブに対する情熱はしっかり伝わってきて、やっぱり生で見るライブはいいな!と思いました。今度はステージの正面に座ってみようと思います。

 ライブの後、フェイスシールドとマスクを着けた状態で、アイドールBRAVEのさきっちょとチェキを撮りました。どれくらいのディスタンスを取ればいいのか分からず、あわあわしているうちにシャッターが切られました。さきっちょはいつも僕の人生を心配してくれる、心優しい女の子です。推しメンははるぴだけど、結婚するならさきっちょだなと思っています。

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 店に入っておよそ2時間が経ちました。フェイスシールドを装備していることに慣れてきた僕は、それを着けているのが普通のことのように感じられ、「下手するとこれを着けたまま帰ってしまいそうだな。そういう人、結構いるんだろうな。僕は気を付けよう。それにしても気を付けることが多すぎてかなり疲れるなあ」と思いました。閉店時間の22時が近くなり、帰り支度をしていると、さぁやに「フェイスシールド着けたまま帰らないでね!」と言われました。「あえて着けたまま帰ろうとして突っ込まれたい」という気持ちが発生したけど、僕は大の大人なのでスマートにフェイスシールドを外して小テーブルに置き、爽やかに店を出ました。「フェイスシールドのゴムバンドを外したら、髪の毛が爆発したようになるのでは? アイドルたちにそんな姿見られたくない!」と心配していたけど、店を出てエレベーターに乗って正面の鏡を見ると、案の定、髪の毛が爆発していました。僕はこんなひどい髪型で彼女達にさよならを告げたのか、と落ち込みました。

 適量飲酒を標榜している僕だけど、大宮アイドールを出た時点で適量をオーバーしているにも関わらず(ビールを4杯飲んでいた)、駅前のベンチに腰を下ろし、近くの魔女っ子バーに行くことを真剣に検討し始めました。しかしギリギリのところで理性が勝利し、後ろ髪を引かれながら帰路につきました。帰宅してしばらくすると、気持ちが悪くなってきたので、「4杯でやめといてよかった。あれ以上飲んでいたら心臓発作か何かで死んでいたかもしれない。やっぱり適量は3杯までだな」と思いました。二日酔いにはギリギリならなかったけれど、やたら覚醒して夜遅くまで起きていて、朝早く目が覚めたから眠りの質はかなり悪かったです。ビール4杯だと死にはしないけれどもこうなる、ということを学びました。やはり3杯までだな。でも3杯飲むと4杯目が飲みたくなるんだよな。そのあと5杯目が飲みたくなる。そして泥酔へ…。アルコールは恐ろしい。でも酒を飲みながらアイドルと会話したりライブを見たりするのは最高に幸せです。

ツイッターでめちゃくちゃバズりました

 こうして1か月に1回、中身の薄い日記を書くだけでもしんどいのに、数千字もある中身の濃い記事を毎日noteにアップしている僕の友人は、本当にすごいと思います。あんなことができるのは日本でも彼しかいないのではないだろうか。もはや狂人の域に達している。僕にはとてもできない。この4行くらいを書くだけで疲れてしまった。書くことも思いつかない。あ、そう言えば、8月15日に投稿したツイートが洒落にならないくらいバズったのでびっくりしました。

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 1か月を過ぎた今でも、いいねされたりRTされたりしています。現時点で約11.6万件のいいねが付き、約2万回のRTが為されています。リプライや引用RTもいっぱい来ました。最初は全てに返信しようと思ったけど、全てに返信したら冗談抜きで1年くらいかかりそうだし、レスバトルに発展したりしそうなのでやめました。その代わり、言及してくれたツイートにひたすらいいねをしました。稀にむかつくツイートもあったけど、怒りをぐっとこらえていいねをしました。坂上忍のアイコンの人に「人間だと思われてないんだよ」と言われてるのを見たときが、一番むかついたかもしれません。あとは、僕のバズったツイートの文体を真似して自分の意見を言っている引用RTがあり、ものすごく馬鹿にされているように感ぜられて「ああ? あんたには自分の文体というものがないわけ?」とパソコンの画面に向かって煽ってしまいました。

 ツイートがバズると通例、そのツイートに何かの宣伝ツイートをぶら下げるということが行われます。僕は、あるツイートに別のツイートをぶら下げる方法が分からなかったし、宣伝すべきものが何もなかったので、せっかく超バズったのに何も宣伝できませんでした。「noteをやっておけばよかった。『おちんちん日記』でも何でもいいから、noteをやっておけばよかった。そうすれば何人かの奇特な金持ちが僕のnoteに行って大金の投げ銭をしてくれたかもしれなかったのに」と思いました。

 ところで、前回の日記で年金アドバイザー2級の話をしたけど、来年の3月の試験を受けることを決心しました。最近、毎日1時間くらい年金の勉強をしています。今度こそ受かりたいです。もし合格したら、「ふちりんの年金アドバイザー日記」をnoteに開設して年金まめ知識を書き、小銭を稼ぎたいと思います。