ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

はるぴ生誕祭の予約に成功しました

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アイドールBRAVEのはるぴ

 「12月7日の22時から、アイドールBRAVEはるぴの生誕祭の予約」とスマホのカレンダーに記録しておいたんだけど、ふと気が付いたら7日の22時半をちょっと過ぎていました。「そういえばさっき携帯がブルブル言ってたな。もう間に合わないかもしれない…」と半ば絶望しながら、TIGETというサイトをスマホで開きました。すると、12月20日の1部も2部もチケットは「残りわずか」になっていました。僕はすぐにボタンをタップし、備考欄に「ふちりんです」と打ち込むこともせず、田中太志という本名のまま予約を申し込みました。すると、「A13」という数字が表示されたので、どうやらギリギリで予約できたようでした。コロナ下での店舗の定員は15人くらいなのかな。わかんないけど。いずれにせよ、予約することが出来てホッとしました。さんざんブログやツイッターで「僕の推しメンははるぴです」と書いてるのに、生誕祭に行かないわけにはいかないですからね。12月20日の18時半が来るのが今から楽しみです。その日に十分楽しめるよう、仕事や体調等いろいろ調整したいと思います。

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 ところで、さいきん大宮アイドールに行ってないのにはわけがあります。お金を使うのが非常にもったいなく感じるからです。ここのところnoteでよく記事を書いてるんですけど、かなり苦労して書いた記事にやっと100円の投げ銭がもらえたりするんです。そういうわけで、お金を使うのにひどく抵抗を感じるんです。以前はよく買っていたダイドーの鬼滅コラボ缶コーヒーもぜんぜん買わなくなりました。善逸の缶が出るまでは買おうと思っていたんですけどね。最後に買ったときに出たのは、すずめ缶でした。いつも善逸をサポートしているあのすずめです。「すずめかよ! これ誰が喜ぶんだよ!」と思いました。

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 最終的にはnoteだけで生計を立てたいと思っているので、『歩くことについて語るときに僕の語ること』に続いて、社労士試験に関する有料noteを投稿しました。死ぬほど苦労して取った資格についての話であるし、1万3000字以上(原稿用紙33枚分くらい)も書いたから、最初は480円という強気の値段設定にしました。そしたら1日経っても1人も購入者が現れなかったため、断腸の思いで350円に値下げしました。すると、数名の方が購入してくださいました。とても嬉しかったです。かなり頑張って書いたのに、あやうく誰にも読まれないままインターネットの深い海の底に沈んでしまうところでした。

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 社労士試験は毎年8月末ごろに行われるので、試験まではあと8か月半ほどしかありません。令和3年度の試験にゼロから合格するには今すぐ勉強を始めなければ間に合わないでしょう。なので、この記事を書こうと思い立った僕は電光石火のスピードで、しかしできるだけ丁寧に、この記事を書きました。もし来年度の社労士試験を受けるのであれば、できるだけ早くこの記事を読んでほしいです。今から効率よく勉強すれば、ギリで合格できるかもしれません。購入者限定で、(noteの)コメント欄で勉強法についての質問も受け付けているので、お気軽にコメントしてくださいね。

大宮アイドールと、世の中は甘くない件について

 いわゆる「我慢の3連休」の間しっかり我慢したので、昨日は大宮アイドールに行ってきました。「りなりー」こと今野梨奈ちゃんと、「ももてぃ」こと白川ももちゃんにはコロナのせいで1年近く会っておらず、水曜日に両名とも出勤することを知って「久しぶりに会いたいな」と思ったからでもあります。

 開店時間の午後6時前に、やるべきことを全てやり、日課の30分のウォーキングを兼ねて自宅から店舗まで歩きました。ちょうど30分くらいで大宮駅に着いた僕は、まず東口の公衆トイレに行っておしっこをしました。その時には午後5時55分くらいで、すぐに店舗に向かって歩き出せば、開店とほぼ同時に入店することができます。しかし、「待ってました!」とばかりに開店直後に入店するのは、大の大人として恥ずかしかったので、あえて大宮駅前の腰掛けに座ってぼんやりと時間を過ごしました。

 そして午後6時15分くらいに大宮アイドールに入店し、カウンターの奥にいる姫ちゃんに手を振り、指示される前に洗面所に行って手を洗いました。排水口がつまっているのか、水が溢れそうになったのでヒヤヒヤしました。洗面所を出ると、りなりーが満面に笑みをたたえて待ち構えていました。「ふちりん! 久しぶりだね!」と言われ、例の白い拳銃のようなもので熱を測られました。何度かは言われなかったので、問題はなかったのだと思います。

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 いつものように、マスクをつけたままフェイスシールドを被りました。「最近はまたコロナの感染が拡大しているから、飲食時以外はマスクをつけることを徹底しないといけないな」と思いながらカウンター席に座りました。生ビールを注文し、マスクを外して飲む、マスクをつける、マスクを外して飲む、マスクをつける、ということを繰り返しました。正直めちゃくちゃ面倒くさいけど、世情を考慮すると致し方ないことでした。

 そんな僕のところに、「さきっちょ」こと若菜さきちゃんがやってきて、「ふちりんの年金についてのツイート面白かったよ。ロックンロールのやつ」と言われ、「ロックンロール!と言って納付書をゴミ箱に捨てたやつね!」と応えたら、「そうそれ! 私も同じようなものだから」と言っていたので心配になりました。年金アドバイザー2級を目指して勉強中だから、さきっちょに国民年金について助言をしたい気持ちになったけれど、余計なお世話のような気がしたのでやめておきました。もしアドバイスするとしたら、以下のようになります。

 「もしさきっちょが実家住まいだったら、原則としてはさきっちょ自身かお父さんが国民年金保険料を納付しないといけないね。世帯主も連帯して保険料を納付する義務があるからね。保険料は月額17000円弱だよ。ちょっと高いよね。でも例外として、納付猶予制度を使えば、全額免除してもらえるよ。ただし、さきっちょの前年の所得が57万円以下じゃないといけないけどね。でもさきっちょの所得がそんなに少ないわけはないだろうから、納付猶予制度は使えなさそうだ。もしさきっちょが一人暮らしだったら、前年の所得が158万円以下であれば、保険料の一部を免除してもらえるよ。とにかく納付するか免除してもらうかしておいた方が絶対にいい。もし未納のままだと、万が一事故や病気で障害者になったときに、障害年金がもらえない事態になっちゃうからね。年金と言えば老人になった時にもらうもの、というイメージがあるけど、障害者になった時にも年金はもらえるんだよ」

 こんなに長々と講釈を垂れてもきっとウザいし、さきっちょは僕に話を合わせてくれただけで、ちゃんと納付してるだろうから、言わなくて良かったです。正確には、言えなかったんですけどね。上の助言は年金の本で念入りに調べながら書いたから。上記のようなことを、本を見ないでスラスラと言えるような年金アドバイザーになることが、今の僕の夢です。

 年金アドバイザーを目指してるくらいなので、今は国民年金保険料をしっかり納付しています。そこで「今はちゃんと年金保険料、納めてるよ」と報告したところ、さきっちょに「ロックンロールは卒業したのね」と言われ、「うん、卒業したんだ」と答えました。けれど、心のずっと奥の方ではロックンロールをぜんぜん卒業していません。未だにヒロトマーシーが大好きで、こんど発売されるザ・クロマニヨンズの新しいアルバムも予約してあります。

 「りなりー」こと今野梨奈ちゃんは相変わらずテンションが高かったです。しばしばカウンターの中から楽しそうな高笑いが聞こえてきました。生ビールをちびちび飲んでいると、りなりーが僕の顔を覗き込むように見て、「ふちりんは涙袋がぷっくりしているね。羨ましいなあ!」と言いました。そんなことは生まれて初めて言われたので戸惑いました。僕に涙袋に見えるものがあったとしたら、それは間違いなく寝不足等で隈がひどいだけだろう。そう思った僕は、「いや、これは隈がひどいだけだよ」と主張したけど、りなりーは頑なに「いや、それは涙袋だよ!」と言います。涙袋に詳しい若い女性がそこまで頑なに言うからには、これは涙袋なのだろう、と思うことにしました。僕は40歳のおっさんなのに、妙齢の女の子みたいに涙袋がぷっくりしている男です。

 「ももてぃ」こと白川ももちゃんのことは、大宮アイドールのYouTubeではよく見ていたので、有名YouTuberに会ったかのような気持ちになりました。ももちゃんは僕の顔をまじまじと見ながら、「ふちりん痩せたね!」と感嘆しました。「痩せてイケメンになったね!」とまで言われたので、僕は有頂天になりました。10年以上のコンカフェ経験から、「たとえお世辞でも、イケメンではない男にキャストさんが『イケメンだね!』と言うことは決してない。その代わりに『癒し系だね!』とか『かわいい!』とかの言葉を使う」ことを知っていたため、「今の僕は本当にイケメンなんだな」と思うことができました。そんなこともあって、僕はももちゃんとチェキを撮ることにしました。いつもブログやツイッターで「結婚するならさきっちょだな」と書いているので、さきっちょの目が気になったけれど。そして案の定、ももちゃんと撮ったチェキを見たさきっちょに「浮気ですか?」と言われて「ふみゅう…」となりました。これは僕が悪いんじゃないんです。大宮アイドールとアイドールBRAVEのメンバーたちがみんな魅力的すぎるからいけないんです。

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 ところで、どうして僕がそんなに痩せたかと言うと、主にウォーキングをしたからです。1日30分のウォーキングを約7か月続けました。その経験談を、noteに有料でアップしたんですけど、世の中は甘くないですね。なかなか売れません。誰も購入してくれなかったら300円から250円くらいに値下げしようかと思っていたけど、ありがたいことに数名の方が買ってくださったから、もう値下げするわけにはいきません。それに、7か月も努力したので、その経験をあまり安売りしたくはありません。気軽にダイエットを始めたいという方には役に立つ記事だし、とても自信のある記事なので、もし気が向いたらぜひご購入ください。文字数は8000字以上で、ウォーキングのメリットを11個、デメリットを3つ書きました。よろしくお願いいたします。

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 あと、自己紹介の記事をこんどは無料でnoteにアップしたら、ほんのちょっとだけバズッて、フォロワーさんが一気に増えました。ありがたいことです。でも有料記事を買ってくれる方はほとんどいませんでした。ほんとに厳しいな、この世の中は。厳し過ぎるんちゃう? もうちょっと気軽に買ってくれてもええんちゃう? で、この自己紹介は、僕の半生を本名も含めて赤裸々に綴った記事です。これを読めば僕のほぼ全てが分かると言っても過言ではありません。分かったところで特に何の役にも立たないと思いますが。しかし有料記事の『歩くことについて語るときに僕の語ること』は違います。とても役に立ちます。だからどうか買ってください。よろしくお願いします。ちなみに、タイトルをオマージュした村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)』という本も面白いのでお勧めです。言うまでもないですが、僕の記事よりも面白いです。ただ、この本は運動の上級者向けだと思います。僕の記事は運動の超初心者向けです。「ただ歩くこと」について、ひたすら語っています。

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大宮アイドールの6周年イベント

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 昨日、『ハイキュー!!』の最終巻が届きました。昔、梨華ちゃんがブログでお勧めしていたので、話を合わせるために読み始めました。コメント欄にハイキュー!!の感想を書いたりしました。梨華ちゃんが野上選手と結婚しちゃった後も、惰性で読み続けました。今となっては、「梨華ちゃんは野上選手にこの漫画をお勧めされて読み始めたんだろうな」と思います。来月には『鬼滅の刃』の最終巻も出るから、購読している漫画本は『カバチタレ!3』だけになってしまいます。今話題の『チェンソーマン』でも買ってみようかなあ。最近アニメでハマりつつある『約束のネバーランド』も読みたいです。

 『ハイキュー!!』はとりあえず放置して、6周年イベントを開催中の大宮アイドールに行きました。大宮アイドールが6年も持つとは一体誰が予想しただろうか。運営もアイドルもヲタクもよく頑張ったと思います。って偉そうですみません。僕も微力ながら、今後も大宮アイドールを支えて行くつもりです。いつか、「僕の地元には大宮アイドールという最高のアイドルグループがいるんだぞ」と誇れるようになったらいいなと思います。

 入店して手を洗ってアルコール消毒すると、アイドルが白い拳銃のようなものを僕の額に突き付けて体温を測りました。35.5度と低温だったので逆に心配になりました。商店街の福引会場で見るようなガラポンが置いてあり、僕はそれをぐるりぐるりと回しました。すると一番下の等級の白い玉が出ましたが、アイドルたちが気を遣ってカランカランと鐘を鳴らしたので、みんなして苦笑いしました。ブロマイド2枚か、ポイントカードにスタンプ1個かを選べるとのこと。記念事なので僕は迷わずブロマイド2枚を選びました。1枚は渡辺綾ちゃんの肩を出した妖艶な写真で、もう1枚はパジャマ姿のはるぴの写真でした。推しメンのはるぴが出て嬉しかったです。本人も、「必要な人のところに私の写真が届いて良かった」と喜んでいました。

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 カウンター席の右端に座った僕は、生ビールを飲み始めました。するとはるぴに笑顔で「ふちりん痩せたね!」と言われました。「10キロくらい痩せたよ」と応えると、「どうやって痩せたの?」と興味津々に尋ねるので、僕は以下のことを伝えました。禁酒をしたこと。炭水化物を減らす食事制限をしたこと。1日30分のウォーキングをしたこと。ウォーキングはランニングと違って雨でもできるし、マスクを着けても苦しくないし、普段着でもできること。8か月くらいかけて少しずつ痩せたこと。

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 カウンター席で黙々と生ビールを飲みながらツイッターを見ていると、ネット論客みたいな人たちが暗黒的なツイートを連発していたので、アイドルたちに画面を見られないように気を遣いました。自宅でならいいけど、今はさすがにこういう暗黒的なツイートは見たくないし、見られたくもない。2杯目の生ビールを飲んでいたら、ちっほーがやってきて、「ふちりんさんは『酔っぴらってきた~』とか言うけど、ふらついたりしないですよね」と言いました。僕は「その日は大丈夫なんだけど、二日酔いが酷いんだよね」と答えました。ちっほーは人生で一度も二日酔いになったことがないらしく、羨ましい!と思いました。もし生まれ変わることができたら、決して二日酔いにならない体質になりたいです。そしたら僕は毎日酒を飲み、アルコール依存症になって、肝臓を壊して早死にするに違いないけど、それでもかまわない。

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 6周年イベントなので、アイドルたちは白制服に身を包んでいました。当初のこの店の衣装は白制服だったのです。白制服を着たはるぴがとても可愛らしかったので、チェキを撮ることにしました。ライブが終わった後に無料チェキ券を持って、ステージ上のはるぴのところに行きました。「どんなポーズにする?」と訊かれ、BRAVEポーズをお願いしました。BRAVEポーズとは、大宮アイドールの研修生ユニットであるアイドールBRAVEの決めポーズです。「アイドールBRAVEです!」と言いながら、右腕を前に伸ばし、心臓のあたりに拳をぶつけて止めます。チェキを撮った後、はるぴと話し合って、僕はアイドールBRAVEの水色担当になることに決まりました。水色のパーカーを着ていたし、ちょうど水色担当があいていたからです。こんなキモいおっさんがアイドルとしてやって行けるのか不安だけど、精一杯がんばりたいと思います。そして、アイドルたちに手を振りながら店を出ました。僕はまだ生ビールを3杯しか飲んでいなかったので、魔女っ子バーに寄ろうかなと思ったけど、推し魔女っ子のルチアちゃんが出勤してなかったため思いとどまりました。来週の金曜日にはルチアちゃんがいるので、行くかもしれません。

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 帰り道にある自動販売機で、また鬼滅コラボコーヒーを買ってしまいました。炭治郎が出て嬉しかったです。こうなったら善逸が出るまで買うしかないな、と思いました。QRコードスマホで読み取って動画を再生させたら、炭治郎に「君と休憩しているとなぜか落ち着くんだ。ありがとう」と優しい声で言われ、「こちらこそ落ち着きます。ありがとう」と思いました。3杯しか飲んでないものの、僕はけっこう酔っており、YouTubeや映画を見ることくらいしかできなさそうだったので、録画しておいた映画『シンクロナイズドモンスター』を見ることにしました。まあまあ面白かったです。一昨日は『スイス・アーミー・マン』という、とても奇妙な映画を見ました。ダニエル・ラドクリフが半分死んだまま、屁の勢いで海上を進行したり、勃起したちんこで人のいる方向を示したりしており、僕は一体何を見せられているんだ?というひどく不安定な気持ちになりました。ダニエルもよくあのとんでもない役を了承したなあ、と思いました。

 寝る前に、酔ったいきおいで変なツイートをしそうになったけど、ギリギリのところで思いとどまりました。ここなら殆ど誰も読んでないので、書いてしまいます。先日、友人のたーくんと飲んでいたら、「クソみたいなまとめサイトが金をたくさん儲けているのに、とんがった文章を一生懸命書いているふちりんが殆ど金を貰えてないのはおかしいですよ!」と言われ、「その通りだ!」と思いました。もし石油王みたいな人が、この文章を読んでいたら、僕のnoteから投げ銭をしてください。受け入れ態勢は万全なのですが、悲しいかな、殆ど誰も投げ銭してくれません。よろしくお願いいたします。

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『推しメンが結婚しちゃった日記』について

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33man.jp

 わけあってツイッターでは報告しなかったんだけど、(株)リットーミュージックさんの運営する『耳マン』というサイトで連載していた『推しメンが結婚しちゃった日記』は、第67回で最終回を迎えました。連載期間は、2017年3月から2019年10月までの長きにわたりました。今さらながら、少しでも読んで下さったみなさま、本当にありがとうございました。

 当初は『推しメンが結婚しそう日記』だったのですが、その第1回がアップされた直後くらいに梨華ちゃんが結婚しちゃったため、『推しメンが結婚しそう日記』は第1回で終了し、新たに『推しメンが結婚しちゃった日記』が始まりました。梨華ちゃんが結婚しそうな間の、心の揺れ動きを書くつもりだったのだけれど、梨華ちゃんが結婚しちゃったことにより、書くべきことが激減しました。それで僕は外で飲み歩くことが多くなりました。居酒屋やコンカフェで起きた出来事をよく書きました。その結果、いただく原稿料より飲み代の方がはるかに多かったです。確定申告をするときに、飲み代を経費に計上すればよかったな、と今となっては思います。色々な記事を書いたけど、担当の編集者さんによれば、最も読まれた記事は『「もうどうにでもなーれ!」と思い中国人女性のマッサージ店に行った夜』だったとのことです。その話を聞いた時は、「もっと大事な記事は他にもたくさんあるのに、よりによって何でそれやねん!」と思って驚いたし笑いました。

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 その連載の前には、同じく『耳マン』の『たのしいドルヲタ図鑑』に、僕の梨華ちゃんへのガチ恋に関するインタビューが掲載されました。このガチ恋インタビューが好評だったことで、その後に『推しメンが結婚しそう日記』の連載の依頼が来たというわけです。その頃の僕は、梨華ちゃんの熱愛報道を受けて、自暴自棄のような精神状態になっていました。ガチ恋をマネタイズしたら2ちゃんねるで叩かれるだろうなと思ったけど、もはや何もかもどうでも良かったので、依頼を受けることにしました。2ちゃんねるは全く見ずに、毎日梨華ちゃんと『推しメンが結婚しちゃった日記』のことばかり考えて過ごしました。梨華ちゃんが結婚してしばらく経って、心にあるていど余裕が出てくると、「僕の連載を読むことで、今ガチ恋で苦しんでいる人たちの心が少しでも救われればいいな」と思うようになりました。実際にどのくらいの数の人々が救われたのかは分からないけれど、少しでも多くの人々が救われていればいいなと思います。連載が終わったらすぐに『耳マン』から削除されちゃうんだろうなと予想していましたが、1年経った現在でも記事が全て残されており、とても嬉しいです。最近はアイドルへのガチ恋が話題に上ることが少なくなったけれど、今でもガチ恋に苦しんでいる人たちはたくさんいると思います。そういう人たちの心が『推しメンが結婚しちゃった日記』を読むことによって少しでも救われ、それに伴ってアイドルたちの心の負担も減少すれば、それに勝る喜びはありません。

梨華ちゃんは僕の分まで幸せになってね

 昨日は、旧友の飯田正樹君とたーくんとの3人で、午後5時くらいに大宮駅前に集まって飲みました。僕は医者に言われて適量飲酒を標榜しているので、最終電車に乗った午前0時までで、チェイサーを駆使しながら350ml缶のビールを5杯しか飲みませんでした。しかしそれでも妙に覚醒して一睡もできず(その間にニコラス・ケイジ主演の『天使のくれた時間』という映画を見た。結構面白かった)、心臓はときおり不穏な動き方をし、しっかり二日酔いになりました。3杯くらいにとどめておくのが賢明であることを、身をもって学びました。でも友人と飲んでいると楽しいからどんどん飲みたくなってしまいます。適量飲酒は難しい。禁酒と同じかそれ以上に。

 3人とも音楽が好きなので、まずはカラオケをしようということになり、午後5時20分くらいから『まねきねこ』という持ち込み可のカラオケ店に酒とチェイサーを持ち込んで飲み、歌いました。僕は高血圧のため、案の定、大声を出そうと力むと物理的に胸が張り裂けそうになったので、マイクを口に近づけ、ささやき声のような声で歌いました。シャ乱Qの『パワーソング』とザ・クロマニヨンズの『生きる』はキーを2つ下げて、堂本剛の『オリジナルカラー』は低いので原曲キーで歌いました。時給800円の『死ぬほどあなたが好きだから』も原曲キーで歌いました。たーくんに「これは完全にふちりんのための曲ですね!」と言われ、昔、梨華ちゃんのことを想いながらこの曲をよく歌ったことを思い出しました。「こんなに人を好きになれた自分が大好きで」という歌詞の通りには、結局なれませんでしたが。

 そのあとは、ソニックシティ前公園に移動し、3人で色んな話をしながら酒を飲みました。この公園には、飲酒してはいけない旨が書かれた看板が設置されているので、警備員が近くに来るたびに怯えました。我々が酒を飲んでいるのは明らかだったけれど、警備員は優しいのか注意するのが面倒なのか、「ちょっと君たち!」などと怒られることはなかった。僕がチェイサーを駆使しながら350ml缶のビールを3杯飲んだところで、「そろそろ帰ろうか」と誰ともなく言い出し、大宮駅に向かって歩き出しました。改札の前で3人で記念写真を撮り、力強くハイタッチをして別れました。

 僕は女が好きだし、まだ飲み足りなかったので、魔女っ子バーに行くことにしました。推し魔女っ子のルチアちゃんに会いたかったけれど、出勤しておらず残念でした。ルチアちゃんは可愛らしいし話しやすい素敵な魔女っ子です。この日はアルトちゃんのバースデーイベントで、とても混んでいました。1時間近く経っても魔女っ子と話す機会はほとんどなくて「ふみゅう…」となりました。でも「まあこんな日もあるさ」と思い、アルトちゃんに誕生日おめでとうを言い、店を出ました。魔女っ子バーで飲んだのは生ビール1杯のみでした。そのあとコンビニで買ってさらに1杯飲んだので、昨日の僕の飲酒量は合計5杯でした。これはギリ適量飲酒である、と思うことにして、自分を褒めました。

 僕が大宮駅発の最終電車に乗ると、ある男性の泥酔者がその最終電車に乗ろうとしたものの、ふらふらと電車から離れて、柱に手をついて嘔吐していました。あのあと彼はどうなったのだろう。僕には、ホームに取り残され小さくなっていく彼に遠くからホイミをかけることしかできませんでした。嘔吐して最終電車に置き去りにされる人がいる一方、僕は僕で、おしっこが漏れそうでした。トイレに行ったら最終電車を逃すと判断し、おしっこを我慢しながら最終電車に乗りました。僕は何とか漏らすことなく最寄り駅について、トイレに駆け込みました。ホッと胸をなでおろして小便器で長々とおしっこをしていたら、駅員さんが遠くで歩き回りながら何かを叫ぶ声と、改札のシャッターが閉まるガラガラという音が聞こえてきました。おしっこを出し切り、急いで手を洗ってトイレを出た僕は、改札のシャッターがガラガラとゆっくり下りてくるのを見つめながら、「ああ僕は、あのシャッターに挟まれて死ぬか、ここに朝まで閉じ込められることになるのだ」と覚悟したけれど、駅員さんが助けにきてくれて、特別なドアから外に出してくれたので、再びホッと胸をなでおろしました。僕はドアから外に出る時、「すみません、ありがとうございます」と言いながらへこへこと頭を下げました。駅員さんは疲弊が身体中から滲み出ており、面倒をかけて本当に申し訳なかったなと思いました。

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 帰り道のコンビニでおにぎりを2つ購入し、自動販売機で缶コーヒーを買いました。通常なら迷わず、同じ値段ではるかに容量の多いコーヒーを買うのだけれど、酔って判断力が低下していたため、容量の少ない鬼滅コラボコーヒーを嬉々として購入してしまいました。まあまあ好きなキャラの栗花落カナヲちゃんが出ました。スマホQRコードを読み取ったら、炭治郎が動画で励ましてくれて元気が出ました。「俺はやれる! 三男だけども!」と思いました。しかし帰宅してしばらくすると、二日酔いの前兆のようなものに苦しめられ始めました。気持ち悪いし、心臓が不穏な動き方をします。「いくら炭治郎に励まされても、人間には出来ることと出来ないことがある。やっぱり俺はやれない。長男じゃないし。このあと心臓発作を起こして死んでしまうかもしれない。振り返ってみると、本当にしょうもない人生だったなあ。梨華ちゃんは僕の分まで幸せになってね」と、力なく床に寝そべりながら思いました。