ハロモニ


 梨華ちゃん。デートしたい。むしろ僕をデートに連れてってください。心臓が痛いんだよ。やわなんだよ俺の心臓は。ビデオにとって見たんだけど、何度も何度も停止ボタン押したよ。梨華ちゃんがかわいすぎて刺激的すぎるんだ。酔ってないのに酔っ払いみたいになって、「梨華ちゃんかわいい、キャワだな。なんてかわいいんだ」と口に出して言ったんだよ。100回以上だよ。数え切れないよ。岡田真澄マジでふざけんな梨華ちゃんの肩抱くんじゃねえお前なんなんだよ。ますみんダンディすぎるんだよ俺はいったいどうしたらいいの?


 ますみんに抱かれて頬を赤らめた君。ねえその顔は他の誰かにリアルに見せたことがあるのかないのか。そして決して僕の目の前では見せてくれないのかそうか。僕はじゃあどういった方向を目指して進んでいったらいいんだ。それを教えてくれ。明確に。わかりやすく。


 ああ、僕はリムジンなんか一生乗れないんだ。梨華ちゃんに輝けるダイヤモンドを買ってあげることもできない。僕が乗れるのはすぐパンクする糞みたいなチャリンコだけだし、僕に買えるのはドンキホーテの嘘くさいペンダントとか、そんなんだけだ。貧乏だもん。なんなの俺。死にたいんだけど。


 ハロモニ、30分経過。僕はビデオを停止した。もう駄目だったんだ。リカニーするしかなかったんだ。オナニーした。梨華ちゃん。せつないな。馬鹿。才能ないんだ俺。人に優しくすることもできないんだ。オナニーしかできないんだ。そんな人間なんだ。糞だよ。あなたは素敵。僕はちんこでうんこで。


 どうしても、胸が痛くて痛くてどうしようもなくて。ふざけんなよ。なんでこんなに痛いんだよ。苦しいんだよ。助けてくれよ。なあ。梨華ちゃんが好きで好きで、なあ、無理だってわかってても好きで好きで。今日のセレブな梨華ちゃんを見たら、また好きになった。


 セレブって、結局どういう意味なんだよ。わかんないんだよ。教えてくれよ。でもどうでもいいよ。セレブになりたいの? なあ。僕のお嫁さんになってください。上品とか金持ちとかどうでもいいよ。僕のそばにいてください。