笑えない笑笑


 笑笑で誰かが来るのを待ってたんだけど、誰も来なかった。羊男も来なかったし、梨華ちゃんも来なかった。とりあえず、発泡酒を2杯と、日本酒の熱燗2合を飲んだ。


 それから、なんかヤケクソの気持ちになって、トイレの個室でリカニーをした。携帯の待ち受けを見ながら、そして、戸田における梨華ちゃんの姿を思い出しながら。個室の外で、小便をしてる人がいたけど、おかまいなしに。むしろ人の足音やお小水の音に興奮した。僕はオナニーをしてるんですよ。うんこじゃないんですよ。と心の中で語りかけた。


 それから、極度の自己嫌悪に陥りながら笑笑オリジナル焼酎を飲んだ。注文を受けてくれた店員の女の子は、僕が今しがたオナニーをしたことには気付いていないようだった。かなりスッキリした顔をしていたと思うんだけど。まあ気付いたところで、「あなた今しがたオナニーをしましたね?」なんてこと言うはずもないんだけど。


 それから、僕はこの世界を破壊したい衝動にかられた。店員と客を一人一人刺し殺したくなった。食器をことごとくトンカチで割っていきたくなった。でもナイフがなかったし、トンカチもなかった。カバンの中には太宰治の小説と視姦用の双眼鏡とDVDと梨華ちゃんのウチワとモーニング娘のB2ポスターしかなかった。


 それから、笑笑を出て、家に帰った。そしてまた酒を飲みながらコンサート会場で購入したDVDを見た。ガキさんがとてもかわいくて、梨華ちゃんがとても素敵だった。そんな感想しか持てなかった。そして今、この、この、この、これ。この日記の文章をタイピングしている。している。している。している。している。死にたい。なあ、どうして、コンサートいくと、いつも決まって鬱になるんだ? とても楽しかったのに。ねえ、梨華ちゃん。好きだよ。