ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

昨日のコンサート


 梨華ちゃんに会うっていうんで、出かける前にオナニーを済ませたり、眉毛を整えたり、髭を血が出るまで剃ったり、耳から血が出るまで耳掃除をしたり、歯磨きを血が出るまで繰り返したりしてたら、開演40分前になった。
 あせった。転げ出るようにして家を出たんだけど、鼻毛を切ってないことに気付き、すぐに家にもどって鼻毛をカットした。鼻毛がちょろんとか出てたら100年の恋も冷めるって話だ。あせっていたので皮膚まで切った。また血が出た。僕はいろんなところから血を出していた。頬から、耳から、口から、鼻から。人を好きになるって大変だ。血みどろだ。生きるか死ぬかだ。僕は多分梨華ちゃんと付き合ったら、デートの前の段階で体中から血を噴き出して出血多量で死ぬ。


 大宮駅で、埼京線の電車に乗る。快速は戸田に止まらないから、各駅停車にのることになった。そして戸田は思ったよりも大宮から遠かった。15分くらいかかることに気付いた。その時は5時半。開演は6時。そして僕は22番線に乗るべきところを19番線の電車に乗って出発を待っていた。22番線のほうが先に出た。しまった。僕はあせりすぎていた。よく確認していなかった。埼京線には1000回以上乗っているのになんでこんなミスをするんだ。こんなに大事な日に。どんだけ馬鹿なんだよ。


 5時55分に戸田に着いた。そこで僕は戸田市民文化会館の場所を知らないことに気付いた。そういえば一度も行ったことがなかった。ファンの人たちのあとについて行こうと思ったけど、ファンの人たちは見当たらなかった。ちゃんとしたファンは僕みたいに遅刻しないらしかった。駅の地図でだいたいの場所を確認して、会場へ向けて歩き出すも、大いに迷った。会場がない。ファンも見当たらない。単なる通行人しかいない。


 でも当てずっぽうに歩いたら、なんとか発見できた。6時5分。もう開演時間を過ぎていた。会場に到着したはいいけど、今度は入り口が見つからなかった。焦った。どうやら僕は入り口の真裏にいたらしかった。会場からはマンパワーのミュージックが漏れ出ていた。よっすぃーのがなり声が聞こえてきた。マジかよ、マンパワー、マジかよ、なんで遅刻してんだよ俺、梨華ちゃんのラストツアーなのに。畜生、梨華ちゃんの腰つきが見れない、畜生。


 これ以上ない早歩きで会場をぐるりと回り(必死になっていると思われるのは恥ずかしかったので走らなかった)、やっとのことで入り口を発見した。中は、横アリなどとは違って、ものすごく庶民的、まさに戸田市民的だった。小学校の時のこども会を思い出した。こども会とか。超懐かしいんだけど。
 ホールに入ると、ちょうど浪漫が終わったところだった。マンパワー、浪漫、見たかった、聴きたかった。どんだけ馬鹿なんだよ俺! コンサートにまで遅刻すんな! なんか毎回コンサ遅刻してる気がする。


 コンサートレポート、つづく。でもつづき書くのめんどくさい。いいや、もういいや。とにかく梨華ちゃんがかわいかった。そうそう、会場では水が500円で売っていた。戸田は深刻な水不足におちいっているらしい。以上、ふっち君のコンサレポ、完。僕の人生も完。終われ、全部終われ、世界も終われ。でも梨華ちゃんは終わるな。絶望するな。では、失敬。*1

*1:最後の2文は、太宰治津軽』より失敬