置き手紙

 
 留年の件については、置き手紙でもって親に伝えた。「きっとみんな幸せになります。必要なのは努力、それだけです」などと、ちょっと感動的な事を書いたのが効果的だったのか、親はしんみりしてる。だけど「ここで死ぬわけにはいかないんです」とか、軽く自殺を匂わせた文章を書いたのはずるかったと自分でも思う。腫れ物に触るように扱われているような気がする。
 とりあえずこんな日記に心血を注いでいる場合ではないのは確かだと思われる。よく考えたら卒論よりもこの日記を一生懸命書いていたような気がしないでもない。でもそれはしょうがなかった。梨華ちゃんがかわいすぎるから。とにかくこれからは優先順位をちゃんと考えたい。でも後先考えられないのが恋ならどうにもならない。