ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

3回目


 大学に行って科目登録の書類と成績表を受けとりました。当たり前ですが、卒業不可と記されてありました。卒業にはあと6単位足りませんでした。成績表には、BとかAとかCとかDとかいうアルファベットがずらっと並んでいましたが、それが何を意味するのかはよくわかりませんでした。どうでもいいと思いました。
 講義要項を開いてざっと目を通してみましたが、わけのわからないことがたくさん書いてありました。どれを勉強しても何の役にも立たないように思われました。何かの役に立ったところで、結局何がどうなるんだろうと思いました。どうでもいいと思いました。意味不明のきどった文字列を眺めていたら、なぜか勃起してきました。これはエロ本なんだろうかって不思議に思いました。「梨華ちゃん」っていう文字を探したけど、どこにも見つかりませんでした。見つからなかったので、えんぴつを取り出して「美学入門 愛と美のかたち」の講義紹介のページの空いているところに「梨華ちゃん」と書きました。それからちょっと考えて、そのとなりに「が好き」と書きました。梨華ちゃんが好き。僕はそれを再確認することができました。そしてまたリカニーがしたくなりました。


 梨華ちゃんがいないかなあと思ってすれ違う女の子の顔を確認しながら歩きました。早稲田通りには梨華ちゃんは一人もいませんでした。BIGBOXの前では、酔った学生の集団が走り回っていました。サッカーで点を入れた後みたいな感じでした。抱き合って、肩を組んで、何やらわけのわからないことを叫んでいました。みっともないと思いました。でも僕も酔っ払ったらあんな風なことをしていることに気付きました。酒はよくないと思いました。酒を呑むかわりにオナニーでもしていた方がずっとましだと思いました。気持ちよくなるなら、誰にも迷惑をかけずに気持ちよくなるべきだと思いました。


 電車に乗って、家に帰りました。僕はすぐに、梨華ちゃんの写真集を開いてズボンとおパンツを下ろしてリカニーをしました。「美学入門 愛と美のかたち」を思い出しながらしました。愛と美のかたちについて考えました。でもよくわかりませんでした。リカニーは愛なんだろうか。美なんだろうか。たぶんどっちでもないだろうと思いました。じゃあなんなのかと考えてみたけれど、よくわかりませんでした。あまりに気持ちよくて、考えるのが面倒くさくなりました。どうでもいいと思いました。もしそれが例えば愛だとわかったとして、それで一体何がどうなるんだろう。どうにもならない。とにかく僕は余計で無意味なことは考えず、梨華ちゃんのことだけを考えて、リカニーをしました。3回目。