モ研飲み会


 串八ちんで飲んだ。ark君が、「セックスは基本的にはめんどうくさいものだ」とか言うから、どうしようかと思った。僕も話を合わせようと思って、したことないのに、「セックスはマジめんどくさい」って言った。でもみんなの反応は鈍かった。お前は童貞だろって、言って。言えばいいじゃん。そういうツッコミを期待して僕は言ったんだ。先輩だからって、気をつかわなくていいんだ。パッくん亡き今、童貞キャラを担うのは僕しかいないだろう?


 でもしかし、セックスとか、彼女との付き合いの話とか、さっぱりついていけないのは、我ながら痛いなあと思った。25歳なのに女と付き合ったことがなく、デートすらしたことないっていうのは、やばいんじゃないか。ギャグにもならんのではないか。だから誰も突っ込まないのではないか。やばい。これはやばい。
 それで梨華ちゃんと結婚したいとか、ネタでもなんでもなくマジで考えてる僕は、なんだろうな、なんなの? すごい夢見がちな少年みたいな感じだよね。


 けっきょく、夢みたいなことを真剣に言う人っていうのは、文学部に限られるんだなあって思った。他の学部の人は、みんなとても現実的なことを言う。僕は打ちひしがれたよ。なぜみんな夢と現実を、それほどまでに明確に区別することができるのか。不思議だ。僕には無理だ、僕の頭の中では夢と現実が複雑に入り乱れている。でもそれが、夢は夢、現実は現実と割り切るのが、大人になるってことなのかなあ。