死にたい


 同期の友達と二晩続けて飲んだ。今日が何曜日だかわからない。水曜日のような気もするし、木曜日のような気もする。あるいは金曜日かもしれない。でも、そんなことはどうでもいい。今日が何曜日だろうが、ニートの僕にはまったく関係のないことだ。もう試験もなんにもない。本当に何にもない。ほとんど無敵の威力を誇っていた早稲田大学の学生証もない。教員に奪い取られた。もう何にもない。覇気もない。才能もない。知識もない。社会性もない。思いやりも無い。夢だけは(梨華ちゃんと結婚するとか、そういう夢)、無駄にあるけど、それが叶う可能性はない。


 結論としては、僕は死にたい。それが無理なら消えたい。消えさり草を煎じて飲みたい。そして完全に姿を消した僕は出待ちをする。出待ちする人達の中には常連とかいて、序列みたいのがあって、新参はつまはじきにされるようだけど、そんな吐き気のする気持ち悪いグループは出し抜いてしまいたい。出待ちついでにストーキングもしたい。梨華ちゃんの部屋に入り込みたい。梨華ちゃんがシャワーをあびてる後ろ姿を見ながらリカニーがしたい。はぁはぁ。梨華ちゃんのくびれ。梨華ちゃんのおしりおしりおしりおし・・・。すげープリプリしてんだ、梨華ちゃんのおしりはさ・・・。そして僕はいつか、梨華ちゃんが男と密会するところを目撃したい。したくない。したくない! やだよそんなの。見たくない見たくない見たくない見たくない! やっぱり中途半端に消えてもだめだ。余計にくるしむだけじゃないか。完全に消えるしかない。結論としては、死ぬしかない。死にたい。何度でも言う。死にたい。死にたい。死にたい。