ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

今日の素敵な青い空

 朝7時ごろ爽やかな朝日によって起こされる。でもまだ寝たりなかったので目をつむって眠ろうとする。すると昨日読んだサリンジャーの文章が頭に浮かんでくる。頭がガンガンに痛くなって、いまにも割れてしまいそうになる。気が狂いそうになった。「やばい、やばい、発狂する、発狂する、おちつけ、なにかろくでもないことを考えるんだ。たとえばそうだな、具のない味噌汁で頭を洗う浮浪者のこととか。ああ駄目だ、よけい気が狂いそうになる」で、結局はリカニーをしたら、発狂の予感はおさまった。FLASHをネタにした。さゆみん梨華ちゃんが写っていたので、さゆを見ないようにしながらオナニーをした。最初はさゆをサリンジャーの小説で隠して、梨華ちゃんだけ見えるようにした。さゆニーをするわけにはいかない。さゆがかわいそうだ。だけどこうやって隠されたら、それはそれで傷つくんじゃないかとも思って、結局は本をどけてさゆを見えるようにした。僕が梨華ちゃんだけを見つめていればいいんだ。


 朝風呂に入ろうと思う。風呂がわくのを待ちながら、新聞を読む。人民元の切り上げの影響についての記事を読む。おおまかなところはわかったけど、細かいところはわからなかった。新聞なんて読んでも、何の意味もないと思った。人民元の切り上げについて理解できたところで梨華ちゃんと結婚できるわけでもない。梨華ちゃん人民元の切り上げに関して深い興味を示していればまあ話は別だけれど、そんなわけはない。というか梨華ちゃん人民元についての諸事情になんか興味を示さなくていい。梨華ちゃんは自分の肌の色とか、ネイルアートの諸事情や、今日の素敵な青い空にたいして関心を抱いていればそれでいいんだ。


 朝風呂に入りながら、青すぎるほど青い空を窓から眺める。梨華ちゃんはこの青い空のいったいどの一点を見つめるんだろう。同じところを見つめたい。僕は無駄に青い空を無駄に観察し、調べ、梨華ちゃんが見つめたかもしれないその一点を探す。なにか痕跡がないかと近眼の目をこらしてよくみる。でもそんな点は見つからない。見つかるわけがない。僕はほとんど絶望的な気持ちになる。今すぐ死にたいと思う。空は青いけど、希望めいたものは一つも存在しない。だから言ってんだ。無駄だって。なにもかもが無駄だって。


 それから、サリンジャーを読む。やはり発狂の予感にさいなまれる。でもやめられない。目が疲れたので、寝ることにする。無駄に暖かい日の光に包まれながら昼寝をする。
 目をさまして、半日分の日記を書く。くだらない。何の意味もない。でも書く。そしてこれからバイトに行く。くだらない、クソみたいなバイト。なにもかもがめんどうくさい。毎日を明るく楽しく有意義に生きてるやつらは全員死ね。いますぐ死ね。