ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

23歳以上で童貞の人が一生童貞でいる確率は

 朝の3時ごろに起きて、4時から6時にかけてオナニーをした。オナホールを使って2回行った。最近オナホールを使うことが多い。手淫は、はっきり言ってあんまりしない。これは穴淫とでも呼べばいいのか。読み方はアナインがいいと思う。アクセントはナに付けて、アインと呼ぶ。ナインも捨てがたいけど。迷うな。まあどちらでもいいか。好きな方で呼んでください。

 1回やって、10分くらいボーっとして休んで、もう1回やる。2回目に入れるときは、微妙にあったかい。人肌のぬくもりを感じる。まあこのぬくもりは、梨華ちゃんのぬくもりなんかじゃ全然なくて、僕のろくでもないペニスのぬくもりなんだけど。こんなぬくもりに用はねえんだけど。でもそこは2ちゃんのさゆみんスレで鍛えた妄想力でなんとかするのだ。このぬくもりを梨華ちゃんのものに変えるのだ。僕はそれに成功した。そして性交した。はぁ? これのどこが性交なんだよ。ふざけんじゃねーよ。オナニーじゃねーか。オナホール使ってるとは言え、結局はリカニーじゃねーか。ってちょっと思ったけど、妄想をたくましくして、そういう理性的な考えはどっかに追いやった。それで僕は2回目を終えて、オナホールをむなしく洗った。それからドラクエ8をやりはじめる。ずっと放置していたけど、急にやりたくなってきたんだ。ヤンガスと二人で、旅に出た。

 水晶玉を取り戻したところで、旅をやめて、郵便局に行く。ひさしぶりの外出かもしれない。服を着て、鏡の前に立って自分を眺めてみたら、だいぶ気持ち悪い人がそこにはいた。これが僕かと思うと死にたくなった。なんでこんなに変な顔してんだろう。歪みすぎじゃないのか。どうやったらこんないびつな形になるんだ。性格が歪んでいるから、顔まで歪むのか。そういえば昔、今よりはだいぶまっすぐな性格だったころは、もう少しまともな顔をしてたような気がする。ちくしょう、なんだこの顔は。きもすぎる。吐き気がする。こんな顔して梨華ちゃんと結婚したいなんて言ってるんだから笑える。ギャグじゃんそんなの。ギャグにしかきこえないじゃん。顔が歪んでるだけならまだいいけど、肉体も正直なキモス。こんな、さきイカみたいな体は今すぐにでも引き裂いてしまいたい。そして、ああなんだか臭いな。なんだろうこの匂いは。なるほど、体臭か。煙草をやめたことによって、それによって覆われていた体臭が待ってましたとばかりに顔を出し始めやがったな。からだ、ワキとか指先とかも臭いけれど、息もくさいぜ。牛乳の腐ったような匂いが口からする。牛乳なんか飲んでないのに。不思議だ。これらの匂いは、自分でかいでも臭いんだから、やっぱり他人がかいだらもっとくさいんだろうな。チャオズはきっと僕に言うだろう、「お前キモイ、息も臭い、しゃべるな!」と。ああわかったよ、しゃべらねえよ。そうかい、迷惑かい、俺がいると。不愉快だし、何もかもがぶちこわしってわけか。じゃあいっそのこと死んでやるよ。素敵で美しいあなたのために。ひいては素晴らしく彩られた全世界のために。

 郵便局で振込みを済ませて、帰りにロヂャースに寄る。禁煙パイポを買う。いろんな種類があったので迷った。不安と抑うつに効果のあるリラックスパイポと、口臭に効果のあるお口すっきりパイポを買う。
 帰るとすぐにパイポを吸った。まずはリラックスパイポ。しかしながら、不安と抑うつはぜんぜん改善されなかった。ただグレープフルーツっぽい味がしただけだった。不安と抑うつが改善されなかったことで、またさらに不安になり、憂鬱になった。そしてお口すっきりパイポ。これも吸ってみたが、口臭はまったく改善されなかった。ただ緑茶っぽい味がしただけだった。僕の口からは、腐った牛乳に淹れたての緑茶をまぜたような匂いが漂ってきて、気持ちが不愉快になった。
 パイポを吸ってる姿が、鏡にうつっているのが見えた。それはびっくりするくらいカッコ悪かった。パイポとか、全然ロックじゃない。パイポほどロックじゃない事物もそうそうないと思う。非ロック的アイテムコレクターなんてのがもしいたら、世界中のありとあらゆるパイポを欲しがるに違いない。とにかく僕は、パイポを口にくわえてる姿だけは、梨華ちゃんに見られたくないな。

 夕方ごろから僕は眠り始めて、夢を見た。夢の世界での僕は、現実の世界よりもずっとうまくやっている。だって梨華ちゃんと友達なんだ。今日は梨華ちゃんの誕生会にお呼ばれした。うれしかった。プレゼントには、野原でつんだ小さなお花を贈った。梨華ちゃんは、「ありがとう、ふっち君」ってにっこり笑って花を受け取り、大事そうに抱えて、窓際まで行き、そこに置いてあった桃色の花瓶に丁寧に挿した。梨華ちゃんの部屋には、お客さんがいっぱい居たんだけど、その中に有名人が3人いた。桂文珍と、和田アキ子と、ピッコロ大魔王がいた。最初の二人は、まあまあおかしくないけど、ピッコロ大魔王って。ピッコロさんはぐびぐび酒を呑んでいる。梨華ちゃんは、ピッコロと楽しそうに話している。ピッコロは自分の腕を根元からもいで投げ捨てる。「梨華ちゃん見ててよ、腕がはえてくるからね、はああぁぁぁ、ずあっ!」ズボボボ!という音をたててピッコロの腕が本当にはえてきて、梨華ちゃんは喜んだ。「わーすごい、ピッコロさん、なかなかやるのね!」僕は、ピッコロに嫉妬した。

 午前3時ごろ起きて、またリカニーをした。おっぱいちゃんを、梨華ちゃんのブラの上に置いて、揉んだり舐めまわしたりした。終わったあと、びっくりしたことには、写真集のそのページにまんまるいダークブルーのシミができていた。おっぱいちゃんから油分みたいなのがにじみ出たんだ。拭いても拭いてもとれない。僕はおっぱいちゃんを梨華ちゃんのブラの上においたことを後悔した。まさかシミになるなんて。梨華ちゃん、ごめんね。きれいな写真が台無しになっちゃった。それにしても、この油分はいったい何だろう。どういう種類の油分なんだろう。

 それからインターネットをやる。とあるサイトで、「23歳以上で童貞の人が一生童貞でいる確率はなんと約67%らしい」という事を知った。ちょっと待てよ。僕は26歳でまだ童貞だから、もっと確率が高いってことだよな。たぶん80%くらいだろうな。なるほどね。8割の確率で、一生童貞なのか。そうか、僕はセックスできないんだな、結局。まあいいよ別に。僕は一生リカニーだけをして生きていくよ、現実の世界ではね。そうだよ、夢の世界では、僕はうまくやっているんだ。今日だって誕生会のあと、梨華ちゃんと一緒のベッドで寝たんだ。何もできなかったけど。ただ梨華ちゃんの寝顔を見てただけなんだけど。でも近いうちにセックスできると思う。梨華ちゃんもだんだん心を開いてきてる。夢の世界でなら僕は、梨華ちゃんにとって一番大切な人になれるんだ。夢の世界でなら。