FIFAワールドカップが開幕した。ドイツVSコスタリカを見た。なんか、ドイツチームにシュバインシュタイガーっていう人がいて、名前がカッコいいので、シュバシュタのファンになることにします。しかし、シュバシュタのドリブルは切れ味がするどいな。でも、じゃあオナニー的なドリブルをするかっていうと、意外にもしなくて、いい感じのパスをいい感じの頻度で出すので、サントスよりいい選手だと思う。ドイツの2点目につながったパス、シュートの失敗に見せかけたあの「ヒョウーン」ていう感じのパスは、非常に芸術的なものだった。ああいうパスは、そうとう練習しないと出来ない。シュバりんは練習熱心なんだな。コスタリカは、フォワードのワンチョビが良かった。でも、本来のワンチョビらしさは、あまり出てなかったと思う。ワンチョビが最高潮のときは、僕は見たことないけど、きっとあんなもんじゃないぞ。
ハーフタイムのとき、国分太一がちょっと面白いことを言った。「ワンチョビは、後半にはもっとがんばって、ツーチョビになってほしいですね。さらにはスリーチョビも期待したいところです」やっべ、ちょっと面白い。やるな国分太一。なかなかやるな。
後半になると、僕の頭がおかしくなってしまったのか、だんだんドイツ人がドイツ兵に見えてきた。シュバインシュタイガー、いるいる、こういうドイツ兵いるよ。ノイビレ、いるいる、こういう軍曹いるよ。レーマン、いるいる、こういう大佐いるよ。ところでバラックはたぶん、戦場に行ったらまっさきに死ぬと思う。なんかそんな感じがする。地雷とか踏みそうな顔してる。そして後半28分、コスタリカのワンチョビが2点目をとった。おー、すげー、ツーチョビになったよ。太一はいまごろきっとスタジオで得意気に言ってるんだろうな。「きたー、ほら、なったでしょ、ワンチョビがツーチョビになったでしょ。ツーチョビ！ さあ次はスリーチョビだぞ！」
ふと思った。梨華ちゃんもこの試合を観てるんじゃないかって。梨華ちゃん、ああ、梨華ちゃんも、太一のワンチョビネタで笑ってるのかな。たぶん笑ってると思う。梨華ちゃんは、こういうくだらないの好きだから。僕もね、こういうの好きなんだけどね。どんだけ安直なんだよっていう。好きだわあ、太一のこのセンス。こういうギャグセンスが、TK先生にも欲しいな。先生はもっとね、くだらないギャグを言ったほうがいいと思うんだよね、なんか堅苦しいからさ。まあいいや。話がわき道にそれちゃった。僕は、心配になったんだ、梨華ちゃんのお肌がね。ねえ梨華ちゃん、あんまり夜更かししちゃだめだよ。サッカー観たいのはわかるけど、お肌が荒れちゃうからさ。ね。それに、明日のお仕事にひびいちゃうよ。朝も早いんでしょ、りかりん。もうお休み。この続きは僕が梨華ちゃんのかわりに観ておくから。もうお休み。いい子だから。ね。梨華ちゃん。チュ。ムチュ〜。れろれろ。んぐ、んぐ。り、りふぁひゃん！
試合は4-2でドイツが勝った。カメラはTBSのスタジオを映す。太一が、すごい楽しそうにして言った。「いやー、ワンチョビが、ツーチョビになりましたね。スリーチョビまではいかなかったのが残念でしたけど！」。そしたら加藤さんもチョビネタが気に入ったのか、「スリーチョビ！ スリーチョビ！」って叫んだ。すると僕もなんだか楽しくなってきて、「スリーチョビ！ スリーチョビ！」って叫んで、梨華ちゃんのポスターにキスチョビをしました。終わり。いやあ、オチたオチた。大満足です。
