僕は梨華ちゃんを喜ばせたいと思った

 今日、ママさんから、5千円札を2枚もらった。「いつも、家事を手伝ってもらって、助かってるから」。5千円札2枚は、もらいすぎだと思った。それで僕はお札を1枚返そうとしたんだけど、ママさんは「いいの、2枚とも取っておいて。携帯料金だって、払わなければならないでしょう」と言って、受けとるのを拒否した。僕は「ありがとう」と言って、お札をポケットに入れた。

 僕は突然、面白い一発ギャグを思いついて、有頂天になった。「こいつはすごい。僕はギャグを思いつく天才なんだろうか? こいつはすごいぞ!」と叫んで、部屋の中を駆け回った。からだのいろんなところを、壁やテーブルにぶつけたけれど、痛みは気にならなかった。僕は、有頂天になっていた。僕はこの一発ギャグを、梨華ちゃんに見せたいと思った。そうして、梨華ちゃんを喜ばせたいと思った。僕は、梨華ちゃんのポスターの前に立って、乱れた呼吸を整えた。そして、ズボンをパンツごと下ろして叫んだ。「まさに、猥褻物チン列罪!」「まさに、猥褻物チン列罪! まさに!」