僕は見た。

 梨華ちゃんが投げキッスをするところを。梨華ちゃんはさまざまな方向にキスを投げたけれど、最終的にすべてのキスは僕に届いた。すべてのキスが僕に届いたのは、僕がこの中でもっとも梨華ちゃんのことを愛しているからだと思う。僕いじょうに梨華ちゃんを愛してる奴は、この世に一人もいない。僕にはその自信がある。文句のあるやつはかかってこい。根性焼きで勝負だ。絶対に負けないからな。とにかく僕は梨華ちゃんのキスが、僕の唇にふれるのを感じようとして、くちびるを梨華ちゃんと同じ形にした。ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ。梨華ちゃん、好きだよ。ちゅ。ちゅっ。