そう僕は

 一階の再後列に立っていた。だってうんこがなかなか出てこなかったのである。家を出るときからずっとうんこしたかったんだけど、時間がなくてできなかった。会場についてやっと暇ができてうんこをしに行った。僕は二日酔いだったし、それはゲリ便であるだろうと予想していた。水道水のようになめらかに流れ出てすぐに終わるだろうと。でもおっぱい、じゃなくて、おっどろいたことにうんこは恐ろしく固かった。そして超長いのである。堂々たるうんこである。でもちょっと待ってくれ。これはちょっと長すぎないか。長すぎるよ。わが人生最長のうんこではなかろうか。しかしこんな時に、わが人生最長なるものが出てくるとは。なんたる不運。うんこだけに、なんたる不運。「ふ〜ん、なるほどね、あんた上手いこというじゃないの、でも全然面白くないわよ」、みたいな遊びをしている場合じゃないのだ。本当に、長い私を止めてください。マジで真剣に長い。止めて! はやく止めて! ぼ、僕は冗談ごとを言っているのではない。真剣に、本当に、誠実に「僕は、梨華ちゃんを、愛しているんだよお! 好きで、好きで・・・」というところで、水風船が破裂するような音がきこえた。尻から出た長いものはステラボールの湖に沈んでいった。僕は「ほぉっ」と息をついて、青いWボタンを押した。