ベリースペシャル!

りかりん、メリークリスマス♪

 メリークリスマス! 朝早く起きて、新宿へ行き、お父様に会う。それから某所に行って外国の人と会い、通訳みたいなことをする。外人に対し、メリークリスマスと言う。苦学生のK氏に安安の焼肉をおごろうと思って電話をするも、「修士論文に追われているのでごめん」とのこと。せっかく都会に出てきたのだからと思い、上野に行く。そういえばカップルが多い。ああそうか、今日はクリスマスか。幸せそうだなあ。お幸せに。メリークリスマス。キリスト教の人が拡声器を持って歩き回っている。最後の審判がどうとか言っている。僕が地獄に落ちるところを想像して、切ない気分になった。地獄は嫌だ。天国に行きたい。死んだあとでも苦しむなんてごめんください。メリークルシミマス。あいどんわなゴオーテューヘル。そして僕は現世の天国に行った。アメ横のビルをエスカレーターでどんどん上に昇って行く。自動ドアを抜けると、そこは天国であった。僕は梨華ちゃんの歌声を聴きながらりかりんの写真を見る。「美しい・・・」とつい声を出してしまった。「梨華ちゃん、美しすぎる・・・」後ろに人の気配を感じると恥ずかしくなった。こんどは声を出さずに心の中で「美しい・・・」とつぶやいた。梨華ちゃん結婚したい。かわいすぎる。愛している。愛しちゃったのよ。らら、らんらん。結婚してください! このとおりです。土下座でもなんでもします。一生を梨華ちゃんの為だけに捧げます。ああジュリエット。僕のいとしいジュリエットよ。そして梨華ちゃんの写真をいっぱい買った。写真をてきぱきと探し出す店員を見て、僕にはあんなてきぱきとした行動はできないと思った。僕があの人といっしょに仕事をしたら、怒られるんだろうなあ。「もっとてきぱきと写真を探し出せ」と。「いちいち彼女たちの可愛らしさに感動してはならない」と。機械にはなりたくないなあ。いちいち感動して何が悪いんだ。くそめ。いちいち愛情を込めて料理を作って、何が悪いんだ。モンテロウザめ。「イヴなのにハロショで写真を購入するなんて、かわいそうな奴め!」という思いを、店員さんの表情から読み取ることができた。ふざけやがって。あんたは高慢だよ。神さまにでもなったつもりかい。ここが現世の天国であるからって、その高慢さは甚だしすぎるだろう。言わせていただきますが、わたくし、クリスマスイヴだからこそ、梨華ちゃんの写真を購入するわけなのです。家に帰ったら、梨華ちゃんの写真たちと一緒に楽しい夜を過ごそうと思っています。どうだい、うらやましいだろう店員さんよ。僕はお前のことが、うらめしいよ。家に帰りつくと、誰もいなかった。梨華ちゃんのポスターに向かうと自然に笑顔になった。「メリークリスマス、梨華ちゃん! 好きだよ!」と僕は言った。さっき上野で買った写真をこたつの上に並べた。「ああ、なんて美しいんだ! これも、ああこれも、それもあれも、なんていうことだ! 全て美しいじゃないか! ジーザス!」と僕は言った。それら美しすぎる梨華ちゃんたちを眺めながら、「クリスマスカード、届いたかなあ。梨華ちゃん、読んでくれたかなあ。喜んでくれたかなあ。ねえ梨華ちゃん、読んでくれた? ・・・えー、ほんとに? ありがとう。嬉しいなあ。気持ち悪くなかった? できるだけ気持ち悪くならないようにしたんだけど。・・・ちょっと気持ち悪い? そう? やっぱりなあ。ごめんね。こんどはもっと気持ちの良いものを書きます。がんばるよ。努力する。梨華ちゃん、好きだよ。メリークリスマス」それからオナホールと生採りおっぱいちゃんを使ってリカニーを3回した。それから例の梨華ちゃんタオルと一緒に眠った。とても素敵な夢を見た。春の優しい太陽の下、美しい草原が広がっている。僕は梨華ちゃんと一緒にピクニックをしている。悲しみも不幸も絶望もない。その予感もなければ予兆もない。梨華ちゃんと二人でただ笑っている。そんな夢を見た。というのは嘘である。本当は、嫌な感じのする夢を見た。黒や灰色がごちゃごちゃ入り乱れているような夢。それから家族と七面鳥を食べた。父親が「七面鳥も大変だな、クリスマスになると」と言った。かわいそうに。ああごめんね七面鳥さん、君を食べてしまって。梨華ちゃんも鳥を食べたのかな。おいしかった? ・・・そう、良かったね。できれば一緒に食べたかったな。来年も梨華ちゃんと別々のクリスマスだったら、死にたい。ねえ梨華ちゃん、サンタさんは来たかな。明日の朝だったっけ、サンタが来るのって。来るといいね。おいサンタさん、絶対に梨華ちゃんのところへ行けよ。いいものをあげろよ。サボりやがったり碌でもない物をプレゼントしやがったら酷い目にあわしてやるからな。その頭が実はハゲだってことをバラすぞ。そのヒゲが実は付け髭だってこともな! 僕へのプレゼントはいらない。僕のを節約する分、梨華ちゃんへの品物をより良い物にしてください。なんだか取りとめがなくなってきたな。収拾がつかないぞ、この文章。このへんで終わりにしよう。最後に一言だけ言わせてよ。僕はこの偉大なるインターネットを通じて、梨華ちゃんへvery specialな一言を贈りたいのだ。「梨華ちゃーん、好き好き好きだよー! メリークリスマス♪」