メリークリスマス!

ドラゴンボールZ Sparking! METEOR

ドラゴンボールZ Sparking! METEOR

 梨華ちゃんへのクリスマスカードを「りかりん、メリークリスマス……」と呟きながらポストに投函し(その郵便ポストはサンタクロースのように見えた)、自分へのクリスマスプレゼントを買いに近所のゲームショップに行った。2ちゃんで薦められたドラゴンボールZスパーキングメテオを買った。

 家に帰ると、やや豪華なチョコケーキが居間のテーブルにのっており、家族と一緒に2切れほど食べた。甘いし美味しかった。それから、買ってきたドラゴンボールZの封をワクワクしながら開けてPS2にディスクをセットした。とりあえずトレーニングモードを選択した。僕はクリリンが好きなので迷わずクリリンを使った。僕のクリリン好きは相当なものである。何かに腹を立てたフリーザによってクリリンが高空に浮かされ、無情にも爆死させられたとき、小学生の僕はココロにひどい痛みを感じ、しばらくの間さめざめと泣いた。フリーザに対して腹が立ったということはなく、毎週応援していたクリリンの死がただただ悲しかったのである。そんなことを思い出したりしながら、クリリンを使っていろいろな技の練習をした。明石家サンタの時間が近づいてくると、テレビの入力切替を頻繁に行った。DBの世界とTVの世界を行ったり来たりしながら、明石家サンタが始まるのを待った。赤い帽子を被ったさんまちゃんが現われたのを確認すると、ドラゴンボールをセーブして一旦中断した。親がお歳暮でもらったビールを飲みながら明石家サンタを見る。
 「梨華ちゃんも今、明石家サンタを見ているのではないだろうか。今日は遅くまでお仕事をして、今くらいの時間に帰って来て、
 ( ^▽^)<やれやれ、今年も1人で明石家サンタか。さみしいな……。
 なんて言っているんじゃないかしら。ああ、梨華ちゃん! 僕も見ているよ! そして何だかさみしいよ! 今すぐ会いたいな……」
 ココロに氷点下ほどの寒さを感じた僕は、自作の梨華ちゃん抱き枕をベッドからコタツに持ってきて、それをぎゅっと抱きしめた。「梨華ちゃん……好きだよ……ちょうメリクリ……」
 明石家サンタが終わると、僕はまたドラゴンボールをやり始めた。