その43 三年が経ちました

 梨華ちゃんの七夕バスツアーが終わってから、約三年が経ちました。いろいろあって日記を中断していましたが、少しずつ続きを書いていこうかなと思っています。いろいろあった内に、梨華ちゃんの熱愛報道というものがあります。僕はそれで死にそうになりました。泣き叫びながら扇風機をおもっきりぶっとばし、蹴っとばす日々が続きました。扇風機はボロボロになりました。首がぐりんぐりんになっています。ちょっとだけ回そうとしても、ぐりーん!と回ってしまいます。扇風機には申し訳ないことをしました。申し訳なく思うと同時に、感謝もしています。扇風機をぶっとばすことによって、つらい気持ちがけっこう紛れたからです。もし扇風機がなかったら、僕は誰かを傷つけてしまっていたかもしれない。扇風機さん、ごめんね。そしてありがとう。

 また、行きつけのメイドカフェメイドさんたちにもずいぶん助けられました。そのメイドカフェ(ハニーニーという名前です)では、魔法を使うことは原則として禁止されています。「おいしくなーれ!」「萌え萌えキュン!」みたいなやつです。そういう魔法は、一切使わないメイドカフェです。普通に、大学のクラスメイトみたいな感じで接客してくれます。でもそんなメイドさんたちが、死にそうになっている僕に対して、次々とホイミ(回復魔法)をかけてくれました。「え! いいの? 魔法は使っちゃいけないはずなのに…」と思いました。店の原則を破ってまで、魔法をかけてくれたこと、とても嬉しかったです。

 さらに、インターネットたちにも支えられました。「なんで悲しむの? 梨華ちゃんのことが本当に好きなら祝福できるはずだ!」みたいな感じの説教をしてくる人は、一人くらいしかいませんでした。その一人はブロックしました。すみません。その時は、「まず自分のココロを守るのが先決だ。でなければ命にかかわるぞ」と思っていたので、死なないためにブロックしました。悪気はありません。多くの人が、「ふちりんさんが心配だ…」という感じのことを呟いてくれていて、嬉しかったです。ネットを通じて、ホイミもたくさんしてもらいました。ありがとうございます。ホイミスライムなのに、逆にホイミをかけてもらっちゃって申し訳ないです。みなさんが死にそうになった時、お返しのホイミを唱えたいと思いますので、死にそうになった時は、我慢しないで「死にそうだ!」と主張してください。

 シヴイさんは、梨華ちゃんのことには一切触れずに、ただ優しく鉄道博物館に誘ってくれました。シヴイさんのネッ友たちも一緒に来て、無言で励ましてくれました。リラックマグッズをいくつかもらいました。そういえば、リラックマにもだいぶ支えられました。扇風機や電信柱を殴りまくっていたら、手の甲が赤黒く腫れ上がってきたので、ぶっ飛ばし用のぬいぐるみを買おうと思って、LOFTで巨大リラックマを買い求めたのです。幼稚園児くらいの大きさです。帰り道は、まるで幼児の死体を運んでるような感じになりました。でかければでかいほど殴り甲斐があるだろうと考えていましたが、でかすぎて逆に情が湧いてきてしまい、殴れなかった。気が付いたら、リラックマを強く抱きしめていました。そんなことをツイッターに呟いていたので、シヴイさんたちは、僕がリラックマのことを好きだと勘違いしてしまったのだと思います。リラックマそんなに好きじゃありません。でも、頂いたリラックマは大切に保管しています。ありがとうございました。いろいろあったけど、今でも梨華ちゃんのことが好きすぎて、困っています。