その61 梨華ちゃんとの握手会の後

 当時、「ありがとウサギ!」と言うのが僕の中で流行していたため、握手会で梨華ちゃんに「…ありがと!」と言われたとき、「ありがとウサギ!」って応えそうになったけど、ありがとうの気持ちをギャグみたいな感じにしたくなかったので思いとどまり、普通に「ありがと!」と言いました。それから4年3か月経った今でも、「あのとき『ありがとウサギ!』って言わなくてよかったなあ」と思っています。

 ファンの集いが催された建物の外に出ると、天気がよくて、爽やかな気持ちになりました。太陽は西に傾きつつあり、バスツアーの終わりが近づいていることを実感し、少し寂しい気持ちにもなりました。爽やかさと寂しさを心に抱きながら、イベント会場をやや遠くから眺め、携帯で写真を撮りました。しばらくはぶらぶらしながら、握手会が終わるのを待ちました。全てのヲタが建物から出てきた頃、僕はバスに向かってゆっくりと歩き出しました。

 バスの窓際の席には、すでに阿久津さん(仮名・酒飲み)が座っていました。「梨華ちゃんとの握手はどうでしたか?」と訊かれ、「言いたいことは言えたので、よかったです」と答えました。僕が梨華ちゃんに伝えたかったのは、「梨華ちゃんと一緒に過ごせてとても幸せだったこと」と、「ありがとうの気持ち」でした。
 阿久津さんは、「梨華ちゃんの握手の対応はいいですよね」と言いましたが、「梨華ちゃんの握手の対応はどちらかと言えば良くない方じゃないかな。AKBなら塩対応と言われれてもおかしくないくらいだ」と思いました。「指原と比べたら、笑顔もそんなにないし、くれる言葉もためらいがちのものだ。だけどそれは梨華ちゃんが人見知りで、簡単に人に心を開かないためで、僕は梨華ちゃんのそういうところが好きだ。もしかしたら僕が梨華ちゃんに嫌われてるだけなのかもしれないけど。そうだとしても、僕は今まで梨華ちゃんに嫌われてもしょうがないようなことを沢山してきたので、受け止めなければいけない」

 当時はそう思いましたが、最近(バスツアーから4年3か月後)の梨華ちゃんは、僕に対してかなり心を開いているように感じます。笑顔が以前よりずっと自然だし、言葉にもためらいがあまり窺えません。もしかしたら僕の粘り強い、執念深いとも言える愛が心に届いて、梨華ちゃんも僕を好きになってしまったのかもしれません。少なくとも、「飲み友達になってもいいかな」と思うくらいには僕のことを好きだと思います。メイドカフェガールズバー、アイドル居酒屋に通って7年くらいになるので、その辺の女性の機微はけっこうわかるつもりです。

 僕は、梨華ちゃんの飲み友達になってもいいかな、どころじゃないです。めちゃくちゃ飲み友達になりたい。梨華ちゃんと飲んだら絶対楽しいと思う。飲み友達からよろしくおねがいします。週末には大体『大宮アイドール*1』のカウンターで飲んでいますから、気が向いたら遊びに来てください。そこで働くアイドルたちも、首を長くして梨華ちゃんを待っています。下の動画みたいな感じの店です。これは生誕祭のときの映像だから混んでるけど、普段は空いていて、ゆっくり飲めます。じきに潰れるんじゃないかと心配になるくらい空いているので、潰れる前に来てくれたら幸甚です。


大宮アイドールアイドル育成型居酒屋&カフェI DOLL店舗ライブ映像

*1:アイドル育成型居酒屋&カフェ。ホームページは、http://www.i-doll-omiya.com/