ツイッターを見ていたら、あるアイドルがあるバンドマンと結婚したというニュースが目に入りました。僕は梨華ちゃんが結婚した時の苦しみが思い出され、「おめでとうございます!」という気持ちにはなれなかった。でもタイムラインの人達はみんな邪気なく「おめでとう!」と言っており、世界で僕だけがよこしまな人間であるような気持ちになりました。そのバンドマンは結婚報告文で「まだまだ未熟な私たちではございますが」と書いていたけど、立派な仕事をしてパートナーと愛を育んで結婚までしている時点でめっちゃ成熟してるじゃん!と思いました。「まだまだ未熟」というのは、結婚はおろかパートナーと愛を育むこともできない半ば引きこもりの僕のような人間のことです。何の罪もない幸せな若い二人に対して、「おめでとう!」の一言もかけてあげられない人間のことです。
そんな僕だけど、人気漫画『鬼滅の刃』の主人公の炭治郎のようになりたいと思っています。心優しく真っ直ぐな炭治郎のように。最新巻の20巻はかなり前からアマゾンで予約していたので、定価で買うことができました。動悸がして血圧が高かったため、もう余命が少ないと思い込み、19巻までは転売屋から定価の約1.5倍の値段で買ってしまいました。そしてある時、近所の本屋に行ってみたら、大量に入荷された『鬼滅の刃』が棚に並べられつつあるところを見ました。
梨華ちゃんがブログでおすすめしていたのをきっかけに読み始めた『ハイキュー!!』の最新巻、43巻も購入しました。ネタバレになりますが、高校を卒業したバレーボーラー達がいま何をやっているかが描かれていて、つらい気持ちになりました。みなさんすこぶる立派に生きていたからです。有能なスポーツマンだった人間はみんなそうなるのでしょうか。ニートになった人間は一人もいませんでした。一人くらいニートになったっていいだろうよ!と、40歳の子ども部屋おじさんである僕は思いました。