ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

ドリーミングワークスの10周年記念ライブに行ってきました

https://x.com/officedmw_2014/status/1849654687831888177より

 11月10日の日曜日に、大宮アイドールが所属する事務所、ドリーミングワークスの10周年記念ライブに行ってきました。最初は行くかどうしようか迷っていたんだけど、先月Lapisを卒業した小川さくらちゃんがOGとして出演するという発表があったので、行くことに決めました。

 当日の朝、僕はライブ会場のシアターマーキュリー新宿まで出かけることをびびっていました。なんとなれば、このところ心臓の調子が不安定で、しばしば動悸や不整脈が発生していたからです。道中で心臓に異常が起こらないよう祈りながら、僕は埼京線の電車に揺られ、なんとか新宿に到着しました。




 シアターマーキュリー新宿は、新宿マルイ本館の8階にあります。生まれて初めて足を踏み入れる会場でしたが、客席が階段状になっており、後ろへ行くほど高かったので、後方で彼氏ヅラをしていた僕もステージが見やすかったです。とても良い会場だなと思いました。

 ドリーミングワークス定期公演に来たことのない人は無料、とのことだったから、僕は無料のチケットを申し込んでいました。でも「10年前から大宮アイドールを応援している僕が定期公演に来たことないなんて、果たして信じてもらえるだろうか?」と不安でした。やや緊張しながら受付のスタッフに電子チケットを提示すると、拍子抜けするくらいすんなりと僕の無料チケットを受け入れてくれました。僕はホッと胸を撫で下ろしながら入場特典のチェキを受け取りました。大宮アイドールの青色担当、渡辺綾ちゃん(37歳)のチェキでした。横浜DeNAベイスターズの熱狂的なファンであることで有名な渡辺綾ちゃんです。チェキにはサインが書いてなかったため、家に帰ってから自分で書きました。横浜優勝おめでとうございます。

 酒を飲みたいところだったけれど、心臓を刺激しないように、ドリンクはジンジャエールを注文しました。僕はフロア後方の左端に立ち、ジンジャエールを飲んでいると、後ろから肩を叩かれました。振り返ると、昔からのオタク友達のせいもんさんがいました。せいもんさんは「久しぶりですね。さくちゃんを見に来たんですか?」と尋ねます。僕は照れ笑いを浮かべながら「はい」と答えました。

 正午ちょうどにライブは始まり、トップバッターはアイドールBRAVEでした。それからドリーミングワークスのスタッフ3人によるライブがあり、シャッフルユニット3組によるライブがあり、OG5人によるライブがありました。先月の20日にLapisを卒業したばかりの小川さくらちゃんがOGとして登場し、「OG出演するの早すぎるだろ!」と改めて思ったけど嬉しかったです。Lapisにいた頃は黒かったさくらちゃんの髪色は、金髪に近い髪色になっていて、超かわいかったです。僕は胸がドキドキするのを感じ、「これは恋かもしれないな…」と思いました。でもアイドルを卒業してOGとなった女の子に恋をすることほど悲しいこともないので、恋心がこれ以上大きくならないよう天に祈りました。


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 元大宮アイドールの白川ももちゃんは、相変わらず非常に可愛かったです。近いうちにメンバーが2人卒業してしまうし、できれば大宮アイドールに戻ってきてほしいです。かつて僕はももちゃんに「やめないで~!」と連呼していたけど、今は「戻ってきて~!」と連呼したいです。


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 同じく元大宮アイドールの佐野あゆみちゃん(あゆみん)は、現在ドリーミングワークスのスタッフとして働いているんだけど、現役のアイドル顔負けの堂々たるパフォーマンスを見せていました。めちゃくちゃカッコよかったです。スタッフだけしているのは惜しい存在だと思いました。

大宮アイドール3期研修生の頃のあゆみん

 元アイドールBRAVEの若月楓莉ちゃん(かえりん)はとても綺麗で素敵な女性になっていました。かつて僕はかえりんのことを「場末の疲弊したキャバ嬢」と呼んでいましたが、もはやその面影は少しもなかったです。その節は本当に申し訳ありませんでした。


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 同じく元アイドールBRAVEの兼石はるかちゃん(はるぴ)は、以前と変わらぬ可愛らしさと穏やかさを見せ、美声を響かせていて、とても懐かしい気持ちになりました。はるぴの透き通るような歌声が、以前も今も僕はとても好きです。


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 当初は、OGとして元大宮アイドールの柚木未桜ちゃん(みおぽん)が出演する予定だったらしいです。でも直前に「おめでた」であることが分かり、出演できなくなったようです。あゆみんのX(旧Twitter)に書いてありました。みおぽんに子供がいるらしいことは、だいぶ前に風の噂で聞きました。僕はみおぽんに恋をしていたわけじゃないのに、なぜか結構ショックを受けました。でも「若くして母親になるのはみおぽんらしいな」とも思いました。いつかまたみおぽんの歌って踊っている姿が見たいし、昔みたいにくだらないことで笑い合いたいです。みおぽんは、僕がどんなに深刻に落ち込んでいても、「ふちりん、大丈夫だよ!」とすごい軽いノリで言って屈託なく笑っていました。そんなみおぽんに僕はどれだけ救われたか分かりません。


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 OGライブのあとにはLapisのライブがあり、咳をし過ぎて肋骨を骨折した小林史緒里ちゃん(しおりん)の代打として、急きょOGの小川さくらちゃんが出演しました。咳をし過ぎて肋骨が折れるアイドルなんて初めて聞いたし、面白すぎるんだけど、不謹慎なので笑わないようにしています。しおりんお大事に…。無理せずゆっくり休んでね。

https://x.com/shiori_lapisより


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 Lapisのあとには、大宮アイドールのライブがありました。ものすごく気合いの入ったライブで、控えめに言って最高でした。特に今野梨奈ちゃん(りなりー)は魂から声が出ているような歌唱をしていて、心が強く揺さぶられました。すごく色気もあるし、りなりーは今アイドルとして絶頂の時を迎えているような気がします。11月24日に卒業してしまうのが非常に惜しいです。でも本人の意思は固そうなので受け入れるより仕方ありません。せめてりなりーの最後の晴れ舞台をしっかり見届けたいと思います。ちなみに11月24日は、第1部が大宮アイドール10thワンマンライブで、第2部が今野梨奈卒業公演となっています。僕はお得な通しチケットを購入しました。新規の人と、久しぶりに現場に来る人は1,000円で入れるみたいです。

https://x.com/idoll_omiya/status/1854146941179117920より

 ライブの最後には、みんなで集合写真を撮りました。僕はこの写真の右上のほうにいるんだけど、妙にぼんやりと写っています。はっきり言って亡霊にしか見えません。もしかしたら僕は、もう既に死んでいるのかもしれません。

https://x.com/officedmw_2014/status/1855610485678522868より

Lapisの小川さくらちゃんの卒業公演に行ってきました


【夏の思い出】七里の夏祭りで酒を飲んでアイドルのライブを見た日 - YouTube

 みなさんこんばんは、ふっち君(ふちりん)です。先日、YouTubeに新しい動画を投稿しました。七里商工会夏まつりに行ってきた時のVlogです。夏まつりの雰囲気と、大宮アイドールのライブの最高さを楽しめる動画になっているので、ぜひご視聴ください。チャンネル登録と高評価ボタンを押して頂けると嬉しいです。

 ところで、10月20日の日曜日には、Lapisの小川さくらちゃんの卒業公演に行ってきました。Lapisは、大宮アイドールと同じ事務所のアイドルグループで、今では大宮アイドールと同じくらい人気があります。僕は最初、Lapisの中では齋藤愛理ちゃんが好きだったんだけど、愛理ちゃんはかなり早い段階でグループを脱退してしまい、推しがいない状態になりました。それでも何となく店舗*1に通っているうちに、パワフルイエロー担当の小川さくらちゃんとよく話すようになり、彼女の人間としての能力の高さに幾度となく驚かされました。頭の回転がすこぶる速く、こちらが何を言っても当意即妙の受け答えをするし、お給仕の仕事もテキパキこなすし、アイドルとしてのパフォーマンスの完成度も高い。この時さくらちゃんは21歳だったから、「21歳にしては人間としての完成度が高すぎるんだけど! もしかして人生2周目なのでは?」と思い、僕は勝手にさくらちゃんのことを「人生2周目系アイドル」と呼ぶようになりました。

 さくらちゃんは僕の年齢の半分くらいなのに、僕より圧倒的に人間としての能力が高いので、さくらちゃんのことを尊敬のまなざしで見つめていました。人生2周目ということは、さくらちゃんは実質的には100歳くらいです。僕よりいちじるしく年上の先輩です。僕はさくら先輩から人生について色々学びたいと思い、Lapisちゃんのいる日の店舗に足しげく通いました。そしてふと気づいたらLapisでの推しメンは小川さくらちゃんになっていたし、そののちには、さくらちゃんに恋心のようなものを抱きはじめました。それは動悸や不整脈ではなく、胸のときめきだったと思います。僕は、アイドルへのガチ恋には苦い思い出があるので、好きになり過ぎないように気を付けながら、さくらちゃんと接していました。その努力の甲斐あって、最後までさくらちゃんへの「好き」はガチ恋までには至りませんでした。卒業公演で、さくらちゃんと別れるときに抱いていた感情は、「恋かもしれないくらい好き」でした。もし僕が恋心に抑制をかけていなかったら、今頃はさくらちゃんに完全にガチ恋をしていて、さくらちゃんロスによって精神が崩壊していたかもしれません。

 さくらちゃんの卒業公演は、会場が渋谷DAIAで、開場は午前10時30分だったので、大宮に住んでいる僕はかなり早起きする必要がありました。午前8時に起床し、めったに付けないコンタクトを付け、朝食を食べずに心臓の薬を飲んで家を出ました。そして最寄り駅から大宮駅に行き、大宮から渋谷に行きました。電車の中で動悸や不整脈が出たらどうしよう、という不安があったけれど、それはとりあえず大丈夫でした。渋谷には綺麗な青空が広がっていて、街はいつもよりキラキラしていました。

 僕は心臓の調子を確かめるようにしてスクランブル交差点を渡り、渋谷DAIAのほうへと向かいます。渋谷DAIAには石川梨華ちゃんのバースデーイベントで何度か行ったことがあり、迷うことはありません。途中で朝食をとっていないことを思い出し、セブンイレブンに寄って塩むすびを一つ買い、近くのベンチに座ってむしゃむしゃと食べました。美味しい塩むすびを腹の中におさめて腕時計を見ると、午前10時43分。そろそろ会場に入ることにした僕は、腰を上げて渋谷DAIAへ向かいます。スタッフにチケットを提示し、ドリンク代600円を無愛想なお兄さんに支払い、ウーロン茶を受け取ります。酒も飲めるのかもしれないけど、飲むつもりはなかった。酒を飲んだら動悸や不整脈が出てしまうかもしれないから。それが酷ければ、救急車が来てしまうかもしれないから。もしそうなれば、さくらちゃんの卒業公演が台無しになってしまうから。

 渋谷DAIAの中に足を踏み入れると、そこはほぼ満員の状態だったので、僕はとりあえず入口付近に立ち、早期予約特典のブロマイドを見ました。小川さくらちゃんと大原めいちゃんが仲良さそうに写っています。めいちゃんはLapisのライトグリーン担当で、さくらちゃんとは大の仲良しです。「さくらちゃんが卒業したあとの、めいちゃんのメンタルが心配だな…」と思いながら写真を裏返すと、そこには僕へのメッセージが書いてありました。さくちゃん、こちらこそありがとう。僕も大好きです。

 ウーロン茶を飲んでいたら尿意を感じ、トイレに行きました。するとそこには育児休業中のスタッフ、森ちゃんがいました。僕は森ちゃんの隣りに立って小便器におしっこをしながら、森ちゃんに「さくちゃんが卒業したらどうするんですか?」と問われ、「うーん、わからないです…」と答えました。ちなみに森ちゃんは、同じくスタッフの遠田さんとYouTubeチャンネルを立ち上げるらしいです。たぶんお笑い系の。「ふちりんさん目指して頑張ります!」と森ちゃんは言っていたけど、僕は底辺YouTuberなのですぐに追い抜けると思います。

 卒業公演は、午前11時ちょうどに始まりました。暗闇の中にたくさんの黄色いサイリウムが灯り、サイリウムを持ってくるのを忘れたことに気付きました。生きて会場までたどり着けるかどうかの不安で、頭の中がいっぱいだったから、サイリウムのことをすっかり忘れていました。僕はサイリウムを不所持の上に、後方で彼氏面をしていたにもかかわらず、ステージ上のさくらちゃんと何度か目が合いました。あるいは、目が合ったような気がしました。あまりレスをしないタイプのアイドルであるさくらちゃんが、最後の最後に何度もレスを送ってくれて、とても嬉しかったです。僕にとっては、アイドルと目が合えばレスです。それが気のせいだとしても、レスです。さくらちゃんは卒業公演用の、まるで天使のような衣装を着ていて、他の4人のメンバーは過去のさくらちゃんの黄色い衣装を身にまとっていました。大原めいちゃんはお団子ヘアーをしていました。それはさくらちゃんがよくやっていた髪形だったので、ときおり、めいちゃんがさくらちゃんに見えました。

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 最後の曲は、Lapisの曲の中で最も盛り上がる『Secret Honey』でした。そのとき、僕は生まれて初めて「アイアイ」*2をやりました。僕は相変わらず後方で彼氏面をしていたのですが、僕の立っている地点が、「アイアイ」の中心点の近くだったのです。サビで「アイアイ」が始まると、僕の周りの人びとが一斉に腰をかがめ、それから立ち上がり、両手の人さし指で天を何度も激しく突きました。「アイアイ!」の掛け声とともに。この状況では、後方彼氏面の僕も「アイアイ」をやらないわけにはいきません。僕は2回目から「アイアイ」に参加し、腰痛を気にしながら腰をかがめ、ゆっくり立ち上がり、両手の人さし指でひかえめに天を何度か突きました。「アイアイ…!」と小声でつぶやきながら。「アイアイ」をやったせいかは不明だけど、そのあと持病の腰痛がやや悪化しました。

 さくちゃんは、最後のMCで「さくならどこに行っても上手くやれると思います」と発言し、本当にその通りだと思いました。さくちゃんは人生2周目で、ありとあらゆる能力が著しく高いので、どこに行っても絶対に上手くやれると思います。さくちゃんが上手くやれない場所は地球上にほぼほぼ存在しないと思います。ただ、人は恋をすると頭がおかしくなり、どれだけ能力が高い人でも変な間違いを犯してしまうので、恋についてだけは気を付けてほしいです。僕は恋をして変なことをし過ぎた人生なので、最近は恋をしないように重々気を付けています。

 卒業公演が終わり、いったん外に出て物販の列に並びました。さくらちゃんのチェキチケットを1枚購入します。そして再び会場に入り、さくらちゃんのチェキ列に並んでいると、のぶさんが僕の後ろに並びました。のぶさんの後ろにはおさむさんが並び、「ふちりんさん大丈夫ですか? さくちゃんが卒業したら死んじゃうんじゃないですか?」と心配してくれました。ここ数年の僕は、さくちゃんの支えによって何とか生命を維持していました。さくちゃんは僕に会うたびに、「次のLapisのワンマンライブまでは生きよう!」などと、僕に生きる目標を提示してくれていたのです。さくちゃんがいなければ、僕はもうすでに死んでいたかもしれません。命の恩人です。さくちゃんはある日、「私ね、ふちりんの命を背負ってる自覚あるよ」と言っていました。長い間、そんな重いものを背負わせてしまって、すみませんでした*3。卒業後は、その重荷を下ろして、自由にのびのびと生きていってください。僕は、さくちゃんがいなくても、強く生きていくことができると思います。だって僕の胸の中には、さくちゃんとの幸せな思い出がたくさん息づいているから。ある日、僕は大宮アイドールカフェに行こうとして、カフェの入っているビルの前に立っていました。すると上の方から「ふちりん!」という声が聞こえました。見上げると、2階のカフェの窓からさくちゃんが笑顔で手を振っています。僕は照れ笑いを浮かべながら手を振り返し、「まるで青春の1ページみたいだな…」と思いました。そのときの思い出は、きっと一生忘れることはないでしょう。

さくらんど住人表を首から下げてチェキを撮りました

 チェキ列に1時間くらい並んで僕の番が来ると、緊張で動悸が激しくなっていました。心拍数は1分に100以上ありそうです。ここで倒れるわけにはいかない、と思いながら前に進み、さくちゃんに手を振ります。「さくらんど住人表に写真貼ってるの、ふちりんだけだよ!」とさくちゃんは笑います。さくちゃんは、僕が渋谷まで無事に来られたかどうか心配してくれました。「なんとか来れました。さくちゃんのおかげで、今まで生きて来られたよ。ありがとう」と告げると、さくちゃんは目に涙を浮かべていました。そのとき僕は思いました。「ああ、さくちゃんの今までの優しさは、全て本当のものだったんだ」と。さくちゃんに別れを告げて、スタッフからチェキを受け取ると、僕は会場の隅っこに行ってチェキを眺めました。少しずつ浮かび上がってきたさくらちゃんは、いつもの笑顔ではなく、少し切なそうな顔をしていました。


*1:アイドル育成型ライブカフェ アイドール。通称は大宮アイドールカフェ。

*2:ヲタ芸の一種。

*3:僕なんかの命は軽いのかもしれませんが…。

『恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する』について

 2024年10月7日に発売される書籍『恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する』(高橋 幸・永田夏来 編)に僕の名前が載っています。「ふっち君」ではなく「ふちりん」という名前で。Amazonに掲載されている目次の下のほうをご確認ください。恥ずかしながら「ふちりん」という名前があります。「ふちりん」はもともと、「ふっち君」をより可愛くしようと思って考えた名前です。かなりふざけた名前なので、こんなちゃんとした本に載るのは恥ずかしいですが、嬉しさもまたあります。よく考えると、市販される本に僕の名前が載るのは初めてのことだから*1。これによって、僕の名前とガチ恋が後世に語り継がれることになるかもしれません。ブログやSNSはいつ消滅してもおかしくないけど、市販された本が消滅することは滅多にないですからね。この本に書かれているガチ恋に関する論によって、アイドルへのガチ恋ステレオタイプな見方をされることなく、より深みのある理解の中で語られるようになったらいいなと思います。まあ僕はインタビューを受けて訥々と思いを語っただけで、論文を書いたのは上岡磨奈さんなんですけどね。僕は確認のために先に読ませて頂きまして、とても興味深く面白い内容でした。みなさんにも是非読んでほしいなと思います。

 僕は2022年の真夏に、大宮駅前にあるガストで、磨奈さんからインタビューを受けました。そういえば以前、ある事業者からガチ恋についてインタビューを受けたことがあります。そのとき、担当者の人とガチ恋の是非について議論になり、僕はほとんど論破されました。人は、ガチ恋しているオタクを見ると論破したくなるみたいです。この事業者の人だけではありません。ネット上でもリアル世界でも、僕のガチ恋を論破しようとする人はたくさんいました。そして僕はほぼ毎回論破され、悲しい気持ちになりました。でも論破されたからと言って、僕のガチ恋が消滅することはなかった。弱まることもなかった。というのは、僕は論理や効率、可能性を考えてガチ恋をしているわけじゃないからです。それらとは全く別のところ、心の中でガチ恋をしているのです。そしてそのガチ恋のパワーはいちじるしく強いのです。それが論理的におかしくても、どれだけ効率が悪くても、可能性が極めて低くても、ガチ恋のパワーが強すぎるために、ガチ恋をやめることはできないのです。

 ガストで磨奈さんからインタビューを受けたときは、論破されるようなことは全くなかったので、わりと心穏やかな状態でインタビューを終えました。「わりと」と書いたのは、石川梨華ちゃんへのガチ恋と正面から向き合って何かを語るというのは、それだけで精神的にかなりしんどいことだからです。ガストでのインタビューを終えた我々は、2人で大宮駅東口から徒歩7分のところにある大宮アイドールカフェに行きました。我々がテーブル席につくと、当時まだ大宮アイドールのメンバーだった白川ももちゃんが、ぴょんと跳ねるようにして現れ、初対面の磨奈さんに向かって「ふちりんの推しメンです!」と自己紹介しました。そのことが非常に強く印象に残っています。僕はイコラブの『絶対アイドル辞めないで』じゃないけど、白川ももちゃんに会うたびに「やめないで!」と懇願していました。しかしももちゃんは、2022年9月3日、卒業ライブのチェキ会で、僕の懇願の真似をして「やめないで~」と可愛らしく言い、大宮アイドールを卒業していきました。

白川ももちゃんと僕。(株)ドリーミングワークスのスタッフが撮影

*1:あとで本文を確認したところ、田中太志という本名も載ります

アイドールBRAVEの新体制お披露目ライブ『ふっかつのじゅもん』を見に行きました


 先日、大宮アイドールカフェに行ってカウンター席に座り、ひとりで酒を飲んでいたら、Lapisの小林史緒里ちゃんに「ふちりんのブログ読んだよ」と言われ、内容を褒められたので嬉しかったです。そして、しおりん(史緒里だからあだ名はしおりんです)は「ブログは楽しんで書いているんでしょう?」と言います。僕は顔を歪ませながら首を振り、「ぜんぜん。苦しみながら書いているよ」と答えました。僕は大して文才もないし、文章を書いていて「楽しい!」と思うことはめったにありません。ほとんど常に苦しいです。これを書いている今も苦しいです。できれば今すぐに書くのをやめて、ベッドに寝そべりながらYouTubeのゲーム実況を眺めたいです。すぎるさんか、ドグマ風見さんのゲーム実況を。そんなに苦しいのにどうしてブログを書くのか? 20年以上続けてきたものを今さら中途半端な形で終わらせたくない、という意地があるからです。僕というガチ恋オタクの人生を、それが誇らしいものであれ、惨めなものであれ、死の寸前まで記録しておきたいのです。

 8月20日の火曜日に、アイドールBRAVEの新体制お披露目ライブがあったので行ってきました。アイドールBRAVEは、大宮アイドールの姉妹グループです。大宮アイドールは情熱的な格好いいライブをするのに対し、アイドールBRAVEはわちゃわちゃキラキラした楽しいライブをします。そのアイドールBRAVEが、紆余曲折を経て新体制となり、西川口Live House Heartsでお披露目ライブをすることになったのです。ライブの題名は『ふっかつのじゅもん』です。

 大宮駅から京浜東北線に乗って西川口駅で降り、ライブハウスへ向かう途中、「カラオケ姫ちゃん」というお店があり、何だか気になりました。僕は以前にも西川口に来たことがあり、そのときも気になりました。大宮アイドールには「姫ちゃん」と呼ばれる子がいます。もしかしたらこのお店はその姫ちゃんが経営しているお店かもしれません。でも中に入って確認する勇気はなく、遠くからこっそり写真を撮りました。おじさんが店に入っていく姿はありましたが、姫ちゃんは姿を現しませんでした。



 西川口Live House Heartsに入ってハイボールを飲んでいると、現場でよく顔を合わせるオタクさんに遠くから「YouTuber!」と声をかけられました。僕は「YouTuber!」と声をかけられて迷わず「はい!」と答えられるほど立派なYouTuberではないので、いわゆる底辺YouTuberなので、苦笑いを浮かべながら弱々しく手を振りました。YouTubeは2年半くらいやっているのに、未だに底辺から抜け出すことができません。先日かなり苦労して作った動画もぜんぜん伸びません。みなさんどうか助けてください。どうかチャンネル登録と高評価ボタンをお願いします。


【切ない】RIDOLFESに行ったら凄まじい雷雨で中止になりました- YouTube

 ライブハウスの後方左端に立ち、ハイボールをちびちび飲みながら開演を待っていると、遠くから「ぴえ~ん」という可愛らしい声が聞こえてきました。そちらに目をやると、Lapisの永島美玲ちゃんが満面の笑みを浮かべていました。彼女は楽しいときも悲しいときも「ぴえ~ん」という声を発するのです。僕はその声に心が癒されていくのを感じました。美玲ちゃんの周りにはLapisのメンバーが4人いました。Lapisの全員がライブを見に来ていた、というわけです。僕は無銭でがっつくのは良くないと思い、彼女たちに近寄って話しかけたりはしませんでした。遠くからチラチラとそちらを見るだけにとどめました。一般人の中にアイドルたちが混じると、彼女たちは驚くほど輝いて可愛く見えました。

 18時50分から、オープニングアクトとして大宮アイドールが20分くらいライブをしました。僕の好きな「GET OVER」と「My way of life」の入った神セトリでした。めちゃくちゃ格好よくて熱いライブでした。「GET OVER」には勇気を貰えるし、「My way of life」を聴くといつも泣きそうになります。どちらの曲もYouTubeでフルで聴けるので、ぜひ聴いてみてください。

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アイドールBRAVEの公式X(https://x.com/idoll_brave/status/1825887117127598189)より引用

 そして、アイドールBRAVEの新体制お披露目ライブが始まりました。それは大宮アイドールのライブに負けないくらい素晴らしいライブだったし、とても楽しかったです。ベテラン2人(若菜さきちゃん、織田知穂ちゃん)は歌も踊りもMCも非常に安定感があり、新人2人(相良あむちゃん、神城ユノちゃん)はその安定感に支えられて伸び伸びと個性を発揮していました。4人のライブやMCを見ていて、僕はサッカーチームを連想しました。ベテランの選手と若手選手が上手く融合したサッカーチームです。そういうチームはとても強いです。そして僕の心は、赤色担当の相良あむちゃんの歌い踊る姿に強く惹きつけられました。今はまだ粗削りなところがあるけど、そのうち押しも押されもせぬBRAVEのエースになるだろうな、と感じました。あと、神城ユノちゃんのあだ名は「ユノちゃま」に決まったらしく、素晴らしいあだ名だなあと思います。声に出して呼びたくなるあだ名です。「ユノちゃま」と声に出すだけで心がほっこりします。ちなみに、この日のアイドールBRAVEのライブの様子がYouTubeにアップされているので、もしよかったらご覧ください。

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 ライブが終わったあと、西川口駅で僕の目の前を歩いている女性の後ろ姿が、Lapisの小林史緒里ちゃんにそっくりでした。「この女性は99%の確率でしおりんだな」と思いました。今の僕は昔と違って「善良なオタクになりたい」とつねづね思っているので、しおりんに話しかけたり、しおりんのあとをつけたりはもちろんしませんでした。逆に、しおりんから出来るだけ遠ざかるように歩きました。

梨華ちゃんの全盛期はいつなのか? …今でしょ!

 みなさんこんばんは、7月12日にTBSで放送された『それSnow Manにやらせて下さいSP』を録画して見たら、意外と長い尺で石川梨華ちゃんが出演しており、小さくなっていたガチ恋の炎が大きく燃え上がりそうになったふっち君です。44歳なのに「ふっち君」と名乗ってしまってすみません。だって今さら変えられないでしょうタイトル。20年以上『ふっち君の日記。』でやってきたんだから。これが『ふっち氏の日記。』になったら語呂が悪いし違和感がすごいでしょう。だからおそらく死ぬまで(死んでも)タイトルは変わらないし、ふっち君と名乗り続けることでしょう。大の大人が「ふっち君」と名乗るなんて恥ずかしい、という意見もあると思います。でも恥ずかしくたっていいんですよ。恥ずかしいことこそロックなんですよ。僕はサンボマスターオナニーマシーンを聴いて育った人間だから、ロックでパンクな人間であり続けたいんですよ。死ぬまでオナニーのことを書いていきたいんですよ。天国で故イノマーさん*1に会ったときに恥ずかしいような人生を送りたくはないんですよ。

2024年7月12日放送、TBS『それSnow Manにやらせて下さいSP』より

 僕は冒頭で「ガチ恋の炎が大きく燃え上がりそうになった」と書きましたが、その理由は、テレビの中の梨華ちゃんがめちゃくちゃ可愛かったからです。39歳にして今まででいちばん可愛いのだから驚きます。ゆきりん梨華ちゃんに声をかけられて変な声を出してしまう気持ちもよく理解できます。梨華ちゃんはイベントなどで「私の全盛期はザ☆ピ~ス!の頃」みたいなことをよく言うけど、そんなことは全然ありません。梨華ちゃんの全盛期は今ですよ。林修先生じゃないけど、「今でしょ!」と声を大にして言いたい。もしいつか梨華ちゃんと握手する機会があったら、僕は梨華ちゃんの手を優しく握りながら目をじっと見つめて、「梨華ちゃんの全盛期はいつなのか? …今でしょ!」と言うつもりです。 僕はもしかしたら、この言葉を後期高齢者の一歩手前(74歳)になっても言うかもしれません。握手会で、69歳の梨華ちゃんの手を優しく握りながら目をじっと見つめて、「梨華ちゃんの全盛期はいつなのか? …今でしょ!」と。梨華ちゃんは僕に何度もこの言葉を言われているために、自分で「今でしょ!」と答えるかもしれません。つまり、74歳の僕が「梨華ちゃんの全盛期はいつなのか?」と言い、間髪を容れずに梨華ちゃんが「今でしょ!」と答えるのです。そんな未来が、今から30年後には訪れるかもしれません。訪れないかもしれません。


【好きかも…】Lapis3rdワンマンライブを見に行ってきたおじさんの記録 - YouTube

 7月9日には、YouTubeに新しい動画を投稿しました。Lapisというアイドルグループの3rdワンマンライブを見に行った時のことを記録したVlogです。撮影可能曲が1曲だけあったので、その曲のライブの模様も収められています。せっかく新宿に行ったので、トー横キッズが一体どうなっているのか確認してきました。僕がそこで「トー横おじさん」になったのかどうか、それは動画を見ればわかります。視聴後にはチャンネル登録と高評価ボタンを押していただけると欣喜雀躍します。ちなみにこれは「きんきじゃくやく」と読みます。スズメが小躍りしてよろこぶ様子が連想される、じつに可愛らしい四字熟語です。僕はこの言葉を世に広めようと思ってよく使っています。

*1:オナニーマシーンのベースボーカル。2019年に53歳で亡くなった。