ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

知ったような顔をして他人を決めつける人間が心の底から嫌いです

 みなさんこんばんは、X(旧Twitter)からインスタグラムに重心を移しつつあるふっち君(43歳)です。最近のXは、この世に存在しないほうがいいレベルに異常な空間だと感じています。何もかも分かったような顔をして、よく知りもしない他人のことを決めつけて貶める人間が多すぎます。そういう人間を見ていると吐き気がしてきます。僕のことを「こいつはこういう人間だ」と決めつけるのであれば、このはてなブログの日記を全て読んでからにしてほしいです。20年ぶんくらいありますけどね。20年ぶんの日記を読んだ上で、「ふっち君はこういう人間だ」と言うのであれば、「それはそうかもしれないな」と納得するかもしれません。

 とにかく僕は、知ったような顔をして他人を決めつける人間が心の底から嫌いです。昔からずっと嫌いです。そういう鼻持ちならない(言動が我慢できないほど不愉快である)人間の文章を半強制的に読まされるSNSであるXのことも最近は嫌いです。そんな人間のクソみたいな文章を読まされるくらいなら何も読まないほうが遥かにマシです。だから最近は、写真を主としたSNSであるインスタグラムに重心を移しつつあって、Xはあんまり見ていません。そこでは今のところXで見るような胸くそ悪い言説は流れてきていません。美しい写真などで心が穏やかになります。インスタグラムには1日1回投稿するようにしているので、気が向いたらフォローしてください。

https://www.instagram.com/futoshi0410

 ネタがないときには過去の写真を投稿しています。先日は美勇伝のハチマキをしている凛々しい私を投稿しました。このハチマキは確か、2008年に美勇伝のバスツアーに行ったときに入手したものだと思います。昔この写真を友人に見せたら、「三島由紀夫みたいだな」と言われたことを覚えています。僕は三島よりも太宰治が好きですけど、まんざらでもない気持ちになりました。

fuchirin.hatenablog.com

 ところで先月、この約1万800字の長すぎる日記を投稿したんですけど、読んでいただけたでしょうか。もし未読でしたら、ぜひお読みください。10時間くらいかけて書いたので、読んでくれないと悲しいです。泣いてしまいます。その日記の動画版が下記のVlogです。こちらも視聴していただけると幸甚です。チャンネル登録と高評価ボタンも押してくださると欣喜雀躍します。


【Vlog】石川梨華バースデーイベント39に行ったらガチ恋が加速しました - YouTube

石川梨華バースデーイベント39〜サンキューです〜 に行ってきた

 前日にアサヒ黒生の500ml缶を飲んだあと、胃の痛みが発生した。「ひと晩眠れば治るだろう」と思っていたけれど、朝起きても胃が定期的にキューっと痛んだ。原因は昨晩のアサヒ黒生かもしれなかったし、梨華ちゃんに久々に会うことによる過度の緊張かもしれなかった。とりあえず台所にあった太田胃散を飲み、「僕は心臓や腎臓が悪いけれど、胃だけは丈夫だったのになあ。もはや胃まで弱ってきているのか」と落ち込む。ベッドに横になりスマホで「胃痛」を検索してみると、胃がんの可能性を示唆されたので恐怖を感じた。

 僕はもう43歳であり、そういう重篤な病気になっても全くおかしくない年齢である。以前はこの日記でもよく「死にたい」と書いていたが、いざ死が目の前に迫ってくると「死にたくない!」と強く思う。以前、血圧が210まで上がり、不整脈が1日に1,000回くらい出ていた時は、「死にたい」なんて少しも思わなかった。「死にたくない! 健康になりたい!」とばかり思っていた。もし僕が早死にしたら、梨華ちゃんはひどく責任を感じそうである。それもあって最近は「できるだけ健康に長生きしたい」と思って適量飲酒を心がけ、毎日30分ウォーキングをしている。

 胃痛はあるものの熱や咳は全くなかったので、欠席はしないことにした。今回のバースデーイベントは渋谷DAIAというライブハウスで催される。開場は午後5時20分。僕は余裕をもって午後3時頃に家を出た。そしてお金の節約のために大宮駅まで約30分かけて歩く。埼京線の快速に乗り、約40分後に渋谷駅につく。

 まだ定期的な胃痛を感じていたため、改札を出たところで太田胃散を飲む。「ありがとう、いい薬です」という文言が思い浮かんだが、まだ効いてなかったので感謝の気持ちは湧かなかったし、いい薬だとも思わなかった。開場までには1時間くらいあったため、渋谷DAIAに向かってゆっくりと歩を進めていく。何度も行ったことのある会場だから迷う可能性はない。イベント中に小便をしたくならないように、途中にあったドン・キホーテで小便をする。やたら外国人の多いドン・キホーテである。僕はそこでしばらく暖をとり(その日はかなり冷え込んでいた)、何も買わずに店を出る。

 渋谷DAIAの近くの交差点にさしかかったところで、時刻は午後5時ちょうどあたり。開場まであと20分。交差点に生えている大きな木を囲むベンチに腰をおろし、自動車や歩行者をぼんやりと眺める。その20分で夕空は急激に暗さを増し、僕が渋谷DAIAへの階段を降りる頃にはほとんど夜だった。

 僕はまず梨華ちゃんのグッズを購入した。買ったのはアクリルスタンドキーホルダーA(1,600円)と、2L生写真4枚組(1,200円)の2点で、合計で税込2,800円だった。PayPayで支払い、13ポイントを獲得した。僕はグッズをショルダーバッグの中にしまい、入場するための3点セットを準備する。入金確認メールを印刷した紙、M-line club期限証、マイナンバーカードの3点を指さし確認し、入場列に並ぶ。並んでいるときにドリンク代600円が必要なことに気付き、あわてて財布から500円玉と100円玉を取り出す。「入場に必要なものが多すぎる」と思う。僕は手際よく3点セットを提示して、600円を茶髪のお兄さんに支払った。「ドリンクを選んでください」と言われ、胃に良さそうな飲み物として烏龍茶を選んだが、500mlのペットボトル1本で600円は高すぎると思った。

 渋谷DAIAの中に入ると、パイプ椅子がわりとぎっしり置かれており、人びとの密度が高かった。多くの人がマスクをしていた。半分ほどの人が濃いピンク色のTシャツを着ている。僕は梨華ちゃんのオタクTシャツは着てこなかった。そういう精神的余裕がなかったからだ。いつもの格好で梨華ちゃんのいる場所に顔を出すだけで精一杯だったのである。会場にはまるで同窓会のような雰囲気が漂っていて、いくつかのかたまりがあり、オタクたちが楽しそうに話をしている。「僕も誰かに話しかけられるかもしれない」と思ったが、誰にも話しかけられることなく自分の席にたどり着いた。4列目の8番。ほぼ真ん中で、ステージからかなり近い。「僕の席から梨華ちゃんの顔はよく見えるだろうし、梨華ちゃんから僕の顔もよく見えるだろう」と思った。そのことは嬉しくもあり、恐ろしくもあった。

 パイプ椅子の上には梨華ちゃんのミニ写真が置かれていた。スマホケースに入れるようなサイズの写真だ。僕はスマホケースを使用していないので使い所が分からなかったが、その写真の梨華ちゃんはまるでアイドルみたいに可愛くてキラキラしていた。というかアイドルそのものだった。僕はそのミニ写真を丁寧に拾い上げ、財布のなかにゆっくりとしまった。白いパイプ椅子に座って前を見ると綺麗なステージがあり、その中央に梨華ちゃんがいた。正確に言えば、梨華ちゃん等身大パネルが置いてあった。僕はそのパネルを見ただけで胸がドキドキして、連れ去ってしまいたいと思ったが、連れ去らなかったし、写真を撮ることもしなかった。「せめて写真くらいは撮りたい、SNS映えもするだろうし」と思ったけれど、撮影してもいいのかどうか分からなかったから。僕はせめて脳裡に焼き付けようと思い、梨華ちゃんのパネルをじっと見つめた。

 客席にはヒッシー会長の姿があり、笑顔を見せていた。彼は梨華ちゃんのトップオタ的な存在であり、梨華ちゃんにも他のオタクたちにも敬愛されている。見たところかなりご高齢なので、バースデーイベントのたびに「ヒッシー会長はお元気だろうか…?」と思い、健在な姿を見てホッと安心している。今回も彼は元気そうで安心したけれど、よく考えたら僕は、もはやヒッシー会長の心配をしている場合ではない。僕も今や43歳であり、心臓、腎臓、胃腸、腰、目、脳、歯などに問題を抱えているのだ。生老病死の苦しみを切実に感じている。近いうちに仏教徒になるかもしれない。

 そして、ハワイちゃんは相変わらずとても元気である。真冬だというのに、真夏のヒマワリのような笑顔を浮かべて歩き回っている。梨華ちゃんの現場をいちばん楽しんでいるのは彼女かもしれない。彼女みたいなハッピーなオタクばかりだったら梨華ちゃんの心労も少ないだろう。僕のような深い闇に落ち込みやすいガチ恋オタクは、梨華ちゃんの大きな負担になっている可能性が高い。

 開演時間の午後5時50分が迫ってくると、梨華ちゃん等身大パネルはスタッフによって片付けられた。客席のほとんどが埋まり、トイレに立つのが難しい状況になった。僕は20年くらい前、梨華ちゃん保田圭ちゃんのディナーショーで、小便を漏らしそうになったことを思い出した。ショーの最中にトイレに行くことは禁止されていたのだが、ビールを飲みすぎたために小便を我慢できなくなったのである。ここで小便を漏らすくらいなら禁を破ったほうがマシだと判断した僕は、梨華ちゃんの歌唱が終わると同時にトイレに立った。そしてトイレで小便を盛大に放出しながら、梨華ちゃんのMCを聴いていた。

note.com

 そのときはトイレに行きやすい席だからよかったが、今回はかなり行きにくい席である。隣の人に「すみません」と声をかける必要があるし、梨華ちゃんに「どうしたの? お手洗い?」と訊かれる可能性がある。さっきドン・キホーテで小便をしたばかりだけど、念の為にもう一度行っておこうかな、どうしようかな、と迷っているうちに『理解して!>女の子』のBGMが流れ出し、梨華ちゃんがステージに登場した。梨華ちゃんは細い身体に白いワンピースを着ており、前髪を下ろしていた。梨華ちゃんが前髪を下ろしている姿を生で見るのはずいぶん久しぶりだった。

 梨華ちゃんはまるでアイドルみたいに可愛かった。というかアイドルそのものだった。39歳とは思えなかったし、39歳にして今まででいちばん可愛かった。僕の胸は高鳴り、ガチ恋が加速していくのを感じた。僕の席は4列目であり、梨華ちゃんはかなり近くにいたので、細部までよく見ることができた。僕の視線は半ば自動的に、梨華ちゃんの左手薬指に向かう。そこに指輪はなかった。やっぱり梨華ちゃんはイベントのときに結婚指輪はしないんだな、と思った。また、梨華ちゃんはイベント中、配偶者の話はできるだけしないように努めているようだった。オタクを苦しめないためだろう。僕はその優しさがとても嬉しかった。梨華ちゃんはインスタグラムにおいては普通に結婚指輪をしており、その写真を見たときはとても苦しい気持ちになった。それ以来僕は梨華ちゃんのインスタを見ることができていない。

 今回のイベントでは声出しが可能なので、みんな口々に「梨華ちゃーん!」「かわいい!」などと叫んでいた。僕は声出し可能なのにもかかわらず、病的に内気な人間なので、コロナ禍の時と変わらず心の中で「梨華ちゃーん!」「好きだよ!」などと叫んだ。梨華ちゃんトークを始めると、その場にはとてもゆるやかな空気が流れた。梨華ちゃんに会うときまでにどれほど深くガチ恋で病んでいても、実際に梨華ちゃんに会うと心のこわばりが消えていく。梨華ちゃんのところから流れてくる、ゆるやかで優しく、チャーミングな空気に触れていると、「どうして僕はさっきまであんなに病んでいたのだろう?」という気持ちになる。いつもそうなのだ。そのときの僕の心の中には、梨華ちゃんに対する死にたいような「好き」ではなく、とても穏やかな「好き」があった。それは梨華ちゃんのことを想いながら手首を切るときのような「好き」ではなく、春の太陽の下の公園で、梨華ちゃんと2人きりでピクニックをしているときに感じるような「好き」だった。進行役として上々軍団鈴木啓太氏がとなりに立っていて、梨華ちゃんと見つめ合い楽しそうに話をしていたが、啓太氏に嫉妬したり憎んだりすることもなかった。僕は温かい微笑みを浮かべながら、ユーモアあふれる彼を見ていた。

 梨華ちゃんは「開演前に楽屋でエゴサーチをしていた」と言う。どうやらそれはX(旧Twitter)でおこなっているようだった。梨華ちゃんは公式には無いが、エゴサ用にXのアカウントを持っているのかもしれない。「ということは、間違いなく梨華ちゃんは僕のポストを見ている」と思った。なぜならば、とくにイベントもないのに梨華ちゃんのことを頻繁につぶやいているアカウントは僕のほかにあまりないからだ。もし梨華ちゃんが見ているのなら、梨華ちゃんを笑顔にさせたい。そう思った。これからは梨華ちゃんがクスッと笑ってしまうようなポストばかり書くようにしたい。以前よく書いていた、梨華ちゃんのことが好き過ぎて絶望している感じのポストは絶対にしてはいけない。

 そして梨華ちゃんは昔、2ちゃんねるを見ていたらしい。矢口真里さんが「悪口サイト」と言って唾棄していた2ちゃんねるの狼板である。そこに書いてある酷い悪口を見ても、梨華ちゃんはほとんど動じなかったらしい。「精神の強い女の子だったんだなあ。僕だったら精神が崩壊していたかもしれないぞ」と思う。梨華ちゃんは人気もあったけれどその分アンチも多く、酷い悪口が多数書かれていたから。しかし僕は、狼板を毎日見てはいたけれど、梨華ちゃんの悪口を書き込んだことは一度もない。その代わり、リカニー(梨華ちゃんでオナニーすること)については結構書き込んでいた。梨華ちゃんの強力な性的魅力に魂を支配された者たちが集うスレッドがかつて狼板にはあったのだ(今はさすがにないと思う)。記憶はおぼろげだが、それは「病棟スレ」と呼ばれていたような気がする。そのスレには、神棚に拝んでから厳かにリカニーをおこなう者など、実にさまざまな患者がいた。僕はそこで他人のリカニーについて読み、自分のリカニーについて報告していた。なんならこの『ふっち君の日記。』でも毎日のようにリカニーの詳細を書き記していた。もしかしたら梨華ちゃんは、悪口を書かれるよりも性的なことを書かれるほうが嫌だったかもしれない。僕は当時「そこには愛があるのだからいいのだ」と思っていたけれど、愛があるとか無いとか関係なく、本人は不快だったかもしれない。もしそうだったら謝罪したい。

 梨華ちゃんは2人の子を産み、かなりぽっちゃりしていた時期があった。僕はそんな梨華ちゃんも可愛らしく感じていたが、ネットニュースで梨華ちゃんの写真を見た人間の一部が、コメント欄に心ない言葉を書き込んだらしい。その中でも「肉団子」という言葉に梨華ちゃんは深く傷ついたようだ。それがトラウマになった梨華ちゃんは、「痩せるまでみんなの前に出るのはやめよう」と心に決め、ダイエットに励み、数年後に非常にシュッとした姿でみんなの前に姿を現した。もう梨華ちゃんのことを誹謗中傷する者はいなかっただろう。それにしても「肉団子」は酷すぎる。梨華ちゃんがその体型になったのは2人の幼子の育児と家事に忙殺されていたためなのに、その梨華ちゃんに向かって「肉団子」はあまりにも酷すぎる。「人の心とかないんか?」と思わずにはいられない。誹謗中傷と言えば、僕も2ちゃんねるで「青ひげ下膨れおじさん」と言われたことがある。その言葉はおそらく一生忘れないだろう。自分は顔出しをせず、名前も隠して他人の容姿を誹謗するなんて、人間としてあまりにも卑怯すぎると思う。でも僕は最近、人間にはあまり期待していない。心が暗黒に染まっていて光の入る余地がまったくない人間、というのは確かに存在している。そういう人間には何を言っても無駄なのだ。すべてがその心の暗黒の中に吸い込まれて消えてしまうのだ。

 梨華ちゃんは、「こうしてファンのみんなに会うことも美しさを磨くモチベーションになっている」という趣旨のことを言っていた。ダイエットに励み、最近ではシミ取りもしているらしい。それに関しては僕も似たようなものだ。シミ取りまではしていないものの、梨華ちゃんのイベントがある日に向けて食事制限をしたり散髪に行ったりしている。梨華ちゃんと過ごす時間を心おきなく楽しむために、今回は久々に歯医者にも行った。バースデーイベントの3日前に一睡もできないほどの歯痛に襲われたのである。僕はかつて経験の浅い歯科医に地獄のような苦しみを味わわされたことがトラウマになって、20年くらい歯医者から逃げつづけていた。梨華ちゃんのイベントがなければ、歯医者に行くという決断はしなかったかもしれない。梨華ちゃんのおかげで歯医者に行く勇気を持つことができ、とても感謝している。

 勇気と言えば、梨華ちゃんは「最近大事にしているのは、『ポジティブ』ではなく『勇気』。愛と勇気があれば何とかなる」と言っていた。それは本当にその通りだな、と思った。僕という人間に欠けている重要なものの一つは勇気である。20年ぶりに歯医者に行ったところ、虫歯が重度すぎて麻酔があまり効かず、歯の神経に直接麻酔をぶち込まれた。それはこの世のものとは思えないほどの激痛だった。再びその痛みを味わうかもしれないと思うと、次回の歯医者から逃げ出したい気持ちになる。しかし僕は決して逃げ出さないつもりだ。梨華ちゃんの言葉を思い出し、「勇気!」と何度も声に出し、敢然と歯医者の治療に立ち向かうつもりだ。

 梨華ちゃんによる、心がぽかぽかするトークを聴きながら、僕はふと「今ここで頭がおかしくなり、椅子から立ち上がり、意味不明な奇声を上げてしまったらどうしよう」という不安にとらわれた。おそらく屈強な係の者たちに取り押さえられ、会場の外に連れ出され、ファンクラブ会員の資格を剥奪されるだろう。ハロプロ系のイベントすべての出入禁止を言い渡されるかもしれない。梨華ちゃんとは二度と会えなくなるかもしれない。そんなことにはなりたくない。絶対に今ここで奇声を発したりしてはいけない。でもそう強く思えば思うほど、逆に不安は大きくなっていく。その不安を気にかければかけるほど、さらに不安が増大することに気づいた僕は、梨華ちゃんの姿と声にだけ集中するように心がけた。そうしたら次第に不安は薄らいでいった。

 トークが一段落するとプレゼントコーナーが始まった。梨華ちゃんが箱からくじを引き、当選者に梨華ちゃんのサイン入り生写真やトートバッグなどが贈られるとのことだったが、僕はくじに当たらないように願った。なんとなれば、他のみなさんみたいに上手くリアクションをする自信がないからだ。僕は笑みを浮かべることすらできず、感情の読み取れないこわばった表情でただ会釈をするだけだろう。梨華ちゃんは反応に困ってしまうかもしれない。梨華ちゃんを困らせたくない。会場の空気をおかしなものにしたくない。そんなことを考えているうちに梨華ちゃんによる抽選は進んでいき、最後にトートバッグの当選者が決まった。僕ではなかったのでホッと胸をなで下ろした。当選した女性は「まさか私が!? 信じられない! 死ぬほど嬉しい!」というような心情を窺わせるリアクションをしており、「100点! あんた100点満点のリアクションだよ!」と思った。僕にそういうリアクションは絶対にできない。ちなみに僕は、梨華ちゃんのバースデーイベントには何回も参加しているけれど、プレゼントが当たったことはまだ一度もない。確率的に言ってそろそろ当たりそうだから、来年のプレゼントコーナーに今からおびえている。僕にとって一番のプレゼントは、梨華ちゃんに会えることである。

 そしていよいよ梨華ちゃんの歌唱の時間が始まった。最初に歌われたのは、“カントリー娘。石川梨華”の『初めてのハッピーバースディ!』だった。梨華ちゃんのバースデーイベントではほぼ毎回歌われる曲である。途中でオタ芸のPPPH(パン! パパン! ヒュー!)が入るところがあり、オタクはみんな全力で「りーかちゃん! オイ!」と叫んでいた。長いコロナ禍があったため、梨華ちゃんコールを聴いたのはずいぶん久しぶりで、懐かしい気持ちになった。病的に内気である僕は、小声で「りーかちゃん、オイ」とつぶやき、慣れていないためにみんなより1回多く言いそうになった。次にモーニング娘。の『ザ☆ピ〜ス!』が歌われ、梨華ちゃんの名前をコールする箇所がたくさんあった。僕は梨華ちゃんの名前を呼べば呼ぶほど梨華ちゃんへの恋心が強化され、苦しみが大きくなることは分かっていたけど、「もうどうにでもな〜れ!」という気持ちで「梨華ちゃーん!」と小声で叫んだ。

 梨華ちゃんは25周年のハロコンで、オタクに向かって「あなただけの石川梨華です」と言ったらしいけれど、今回のバースデーイベントの夜の部でその台詞は聴けなかった。少し残念である。既婚者で2人の子供がいるのに、「あなただけの石川梨華です」とオタクに告げる梨華ちゃんは、哲学的な領域に足を踏み入れていると思う。アイドルとは何か、オタクとは何か、人間とは何かを笑顔で問いかけているように感じる。また、梨華ちゃんはオタクに対して「みなさんも幸せになってくださいね」みたいな突き放したことを言わず、「お互いがんばりましょうね」と言っていた。僕はそれを聞いて、「進む道は違えど、共に生きましょう」と思った。梨華ちゃんが「みなさんも幸せになってくださいね」と言わないのは、自分がオタクを幸せにする自信があるからかもしれない。もしかしたら、自分にはオタクを幸せにする義務があると思っているのかもしれない。

 歌を唄い終えた梨華ちゃんは、笑顔で手を振りながらゆっくりと舞台袖に消えて行く。そのあいだ僕は梨華ちゃんの目を見つめ、笑顔で手を振っていた(残念ながら目は合わなかった)。今回のイベントでは梨華ちゃんによるお見送りがあるらしく、緊張が高まってくる。ショルダーバッグを斜めがけし、忘れものがないか確認して席を立つ。出口のほうに歩いていくと、梨華ちゃんの姿が目に入る。笑顔でオタクに手を振っている。オタクたちは楽しげに「誕生日おめでとう!」などの声をかけている。僕は梨華ちゃんの前を通りすぎる短い時間で会話を成立させる自信がなかったので、「またね」とだけ言うつもりだった。僕の目の前を歩く女性が、梨華ちゃんのところでわりと粘っていたため、僕に割り当てられた時間は少なくなった。僕と梨華ちゃんだけの時間は2秒ほどだった。僕はその2秒間に梨華ちゃんに「またね」と言い、手を振った。梨華ちゃんは僕の目を2秒だけ見つめて手を振り、何かを言った。それは「ありがとう」だったような気がするが、よく覚えていない。間近で見た梨華ちゃんはとても可愛かった。今まで見た梨華ちゃんの中でいちばん可愛かった。胸が締め付けられるような感覚があり、「僕はやっぱり梨華ちゃんのことが大好きだな」と思った。でも梨華ちゃんは既婚者で子供も2人いるから、その大好きな気持ちには抑制をかけなければならなかった。そうしなければ、僕も梨華ちゃんも不幸になってしまうのだ。

 僕は梨華ちゃんオタの友だちがいないので、渋谷DAIAを出ると一人でまっすぐ渋谷駅に向かい、大宮行きの電車に乗った。電車に乗っているあいだ僕は、梨華ちゃんを大好きな気持ちにブレーキをかけながら、バースデーイベントの記憶を反芻していた。梨華ちゃんと2人きりの時間が2秒だったことから、梨華ちゃんと初めて握手したときのことが連想された。美勇伝の『紫陽花アイ愛物語』の発売に際して催された握手会に、僕は早大モーニング娘。研究会の人たちと共に参加した。後藤真希ちゃんオタの服部君も会場に来て、「ふっちさんが梨華ちゃんと長く話せるように俺が上手くやりますよ」と言っていた。しかし服部君は、梨華ちゃんと握手をしながら妙に長く話していたため、すぐ後ろにいた僕は梨華ちゃんと2秒くらいしか話せなかった。僕は梨華ちゃんに「がんばってね」と言ったが、梨華ちゃんは僕をほとんど見ることなく次のオタクに目を向け、僕は係の者によって身体を移動させられた。僕は当時も今も服部君を恨んではいないけれど、その握手会のあとに居酒屋のトイレで涙を流したことはよく覚えている。

 そして「今日も梨華ちゃんに『結婚おめでとう』と言えなかったな」と思った。僕は梨華ちゃんのブログに「結婚おめでとう!」とコメントしてはいるものの、面と向かって「結婚おめでとう」と告げたことはまだない。今日なら言えるような気がしていたけれど、時間が2秒しかなかったこともあり、「またの機会にしよう」と思ったわけである。「もしいつか梨華ちゃんと10秒くらい話をする機会があったら、その時こそ言いたいなあ。『遅くなっちゃったけど、梨華ちゃん結婚おめでとう』って」。僕は埼京線の電車から見える夜景を眺めながらそう思った。

 大宮駅に着くと、僕は東口のすずらん通りにある立ち飲み日高に入った。今日購入した梨華ちゃんの2L生写真とアクリルスタンドキーホルダーをカウンターに置き、それを眺めながら生ビールを飲んだ。死ぬほど美味しかった。飲みながら何度か不整脈を感じ、不安な気持ちになったけれど、今日は飲みたい気分だった。2杯目はハイボールを飲んだ。梨華ちゃんが「最近はハイボールをよく飲んでいる」と言っていたからだ。少しでも梨華ちゃんに近づきたかった。僕もかつては「ハイボールダイエット」と称してハイボールを飲みまくっていた。「ウイスキーは糖質0だから太らない。むしろ痩せる」と思っていたが、痩せなかったしむしろ太った。「梨華ちゃんハイボールダイエットというわけか。酒飲みはみんな同じ道を通るんだな」と思い、顔が少しほころんだ。

 酒を2杯飲み、もつ煮込みを1皿だけ食べて立ち飲み日高を出る。今日梨華ちゃんに会ってきたことを誰かに話したくて、行きつけのメイドカフェに行くことにする。「ゆめちゃんか、はむちゃんがいるといいなあ」と思いながらメイドカフェHoneyHoney大宮店に入店するも、2人ともいなかった。はむちゃんは梨華ちゃんに似ていて可愛いし、ゆめちゃんは梨華ちゃんの熱愛報道が出たときに泣きそうになっていた。熱愛報道で深く落ち込んでいる僕を見たゆめちゃんは、「それでもまだ梨華ちゃんのこと好きなの?」と言い、僕がうなずくと、「やだ、泣いちゃう…」と言って泣きそうになっていた。普通のものを頼んだはずだけれど、その日に出てきたクリームソーダにはアイスがひとつ多く乗っていた。

 土曜なのに店内はわりとすいていて、僕は端っこの席に座った。初めて見る可愛らしいメイドさんに「今日は何してたんですか?」と訊かれ、「アイドルのイベントに行ってきたんだ」と答えた。梨華ちゃんの名前を出さなかったのは、今の若い子たちの殆どは梨華ちゃんのことを知らないからである。10年くらい前は、梨華ちゃんの名前を知らないメイドさんは1人もいなかったのだが。かかりつけの医師は深刻な顔をして「お酒は1日2杯までにしてくださいね」と言っていたけれど、今日は酔いたかったので3杯目の酒を注文した。梨華ちゃんの2L生写真を見つめながら、ちびちびとハイボールを飲んだ。

 大宮駅から30分くらい夜道を歩いて家に帰ると、何となく銀杏BOYZが聴きたくなり、Spotifyで『NO FUTURE NO CRY』を聴いた。この曲を聴くのはずいぶん久しぶりのことだった。峯田和伸の切実な歌声が心に沁みわたっていくのを感じた。僕は、たとえ未来がなくても泣かないことにし、かすかな胃の痛みを感じながらベッドに横になって目を閉じた。

梨華ちゃんは39歳になるようには全く見えなかった

 先日、梨華ちゃんからクリスマスカードが届きました。めちゃくちゃ可愛いです。梨華ちゃんからクリスマスカードが届くと、「そうか、もうクリスマスの時期なんだなあ」としみじみ思います。

 そして来年の1月19日は、梨華ちゃんの39歳のお誕生日です。1月20日には『石川梨華バースデーイベント39〜サンキューです〜』が催されるのですが、僕は夜公演に申し込みまして、当選しました。25周年のハロコンは落選し、横浜アリーナの娘コンは金欠と体調不良が重なって申し込まなかったので、梨華ちゃんに会うのは1年ぶりになります。今年の1月のバースデーイベントぶりです。

 そのあいだに僕は、血圧が高すぎて死にそうになったり(210の120もあって急きょ点滴を受けた)、国民年金保険料を滞納して年金事務所から執拗に催促状を送付されたりしましたが、現在血圧は安定しており(124の64)、滞納していた国民年金保険料はなんとか完納しました。わりと健康な(まだ不整脈が出ます)、綺麗な身体で梨華ちゃんに会いに行くことができます。とても楽しみです。前回はバースデーイベントの日のVlogをつくってYouTubeに投稿しました。それがわりと好評だったので、今回もVlogをつくるつもりです。チャンネル登録をして待っていてもらえると嬉しいです。


ガチ恋おじさんが石川梨華バースデーイベント2023に行ってきた日の記録 - YouTube

 チャンネル名は最近、『ガチ恋おじさんふちりんの切ない日常』に変更しました。以前は『〜のふみゅうな日常』でした。僕のことを知らない人にとって「ふみゅう」は意味不明だから、「切ない」に変えたのです。「ふみゅう」は、僕を知ってる人ですら意味不明かもしれません。「ふみゅう」を使用することで個性を出したいという気持ちがあったけど、チャンネル名に関しては個性よりも分かりやすさを選択することにしました。とりあえずは。


【下北沢Vlog】大宮アイドールのワンマンライブに行ったら衝撃の発表がありました - YouTube

 最新の動画は12月9日にアップしたもので、大宮アイドールのライブを観に行った日のVlogです。渋谷のハチ公が室内犬になっている様子を見ることができる貴重な映像も含まれていますから、大宮アイドールに興味がない人もぜひ見てみてください。高評価ボタンを押していただけると欣喜雀躍します。

テレビ朝日ミュージックステーション SUPER LIVE 2023』の梨華ちゃんと僕

 12月22日にはMステの特番がありました。梨華ちゃんモーニング娘。OGとして出演するので録画して見ました。梨華ちゃんはあまりにも可愛かったし、もうすぐ39歳になるようには全く見えなかった。テレビを見ながら「可愛すぎるだろ!」という大きな声が出てしまったし、病みました。僕は病みながらも、テレビの中の梨華ちゃんと2ショット写真を撮りました。「いま僕は梨華ちゃんの隣にいるんだ」と強く思ったら、自然と笑顔になりました。病んだ心の一部が少し温かくなりました。来月のバースデーイベントでは、梨華ちゃんによるお見送り会があるらしく、今から緊張しています。

テレビ朝日ミュージックステーション SUPER LIVE 2023』より

 ベッドに横になりながら、その後のMステを惰性で見ていたら、aikoさんのライブがすごく良かったので少し泣きました。aikoさんは『ストロー』という曲で、心を込めて楽しそうに「君にいいことがあるように」と何度も何度もくり返していました。それを聴いていて僕は、「本当にいいことがあるかもしれない…!」と思いました。aikoさんは広いステージと客席の通路で身体をのびのびと動かしながら、心を開放するかのように音楽を楽しんでいました。そこには「私の歌でみんなを幸せにしたい」というような気持ちが溢れていました。それらが『ストロー』という名曲に強い力を与えて、僕の心を震わせたのだと思います。

地獄には、アイドルを見守れる環境なんてないんだろうなあ

 フィギュアスケート羽生結弦さんの離婚報道を見て思ったのは、「どうして好きな人の配偶者を攻撃したりするのだろう。そんなことをしたって誰も幸せにならないのに。自分を含む全員が苦しむだけなのに」ということでした。僕は石川梨華ちゃんの配偶者をネットで攻撃したことは多分ありません(もしかしたら何回かはあるかもしれない)。梨華ちゃんに配偶者がいると思うと辛すぎるから、攻撃するのではなくて居ないことにしています。今でも僕の中で梨華ちゃんに配偶者は、基本的には存在していません。梨華ちゃんの私生活が垣間見えるインスタグラムはほとんど見ていません。

 好きな人の配偶者を攻撃すればするほど、配偶者の存在は自分の頭の中で強固なものになり、自分の苦しみも大きくなっていきます。配偶者を居ないことにするのが、好きな人夫妻と自分自身の心を守ることに繋がるのです。梨華ちゃんが結婚したあと、僕は配偶者の存在を頭から追いやろうと努めていました。するとTwitterで、わざわざ配偶者の写真をリプライで送りつけてくる人間が何人かいました。僕はそれによって心が苦しめられ、人間の悪意というものについて深く考えさせられました。

市ノ瀬律さんと桜井ひとみちゃん
大宮アイドールと僕

 11月12日の日曜日に大宮アイドールの9thワンマンライブがあり、ぎっくり腰と不整脈を抱えながらも参戦しました。それはぎっくり腰の悪化への恐怖と、突然死への恐怖との戦いでした。それらは何とか大丈夫だったのだけれど、1期生でリーダーの今野梨奈ちゃんの卒業が唐突に発表され、卒業するのは1年後とはいえ、心に大きな衝撃を受けました。

りなりーと初めて撮ったチェキ

 今野梨奈ちゃんは、大宮アイドールが結成された9年前からずっとグループの顔であり続けています。僕が大宮アイドールを思うときに一番始めに浮かぶ顔は、いつもりなりーの顔でした。可愛らしさと情熱とプロ意識を兼ね備えたりなりーは、まさに大宮アイドールの象徴であり、彼女のいない大宮アイドールをイメージするのは非常に難しいことです。何とかイメージしてみても、その大宮アイドールには強い違和感を禁じえません。りなりーの卒業による穴はすこぶる大きく、それを埋めるのは極めて難しいことだと思います。はっきり言って、大宮アイドールの未来には期待よりも不安のほうが大きいです。しかしながら、大宮アイドールには幾多の苦難を乗り越えてきた歴史があります。りなりーがいなくなるという苦境もまた、何とか乗り越えてほしいです。困難の中で歯を食いしばって戦っていくその姿は、きっと見ている者の胸を強く打つだろうと思います。

www.youtube.com

 9thワンマンライブで初披露された新曲『impatience』は、今の大宮アイドールの姿や想いそのもののように聞こえました(impatienceの意味は「焦燥」)。「痛みも強さにして 進むよ」という歌詞が、非常に切実に僕の心に迫ってきました。痛みも強さにして、泥臭く進んでいくだろう彼女たちのことを、僕はこれからも応援していくつもりです。貧しいのであんまりお金は使えないけれど(すみません)。

大宮アイドール公式Xより

 9年前、僕の住んでいる街に大宮アイドールが誕生したとき、「何があっても一生大宮アイドールを応援しよう」と心に誓いました。だからよっぽどのこと(非人道的な行為等)がないかぎり、一生応援します。まあ最近体調がよくないから、近いうちに死ぬかもしれないんですけど。死んだら天国から見守ります。まあ地獄に行くかもしれないんですけど。地獄には、アイドルを見守れる環境なんてないんだろうなあ。

 ちなみに僕は大宮アルディージャも応援していて、先日女子プロチームの大宮アルディージャVENTUSの試合を観に行ってきました。そしてVlogを作ってYouTubeにアップしたので、もしお時間があったらご視聴ください。編集には冗談抜きで10時間くらいかかり、とても疲れました。チャンネル登録と高評価ボタンを押して頂けると欣喜雀躍します。


【Vlog】アイドルオタクがWEリーグを観戦したら心が萌えた - YouTube

モーニング娘。のコンサートで死者を出したくはありません

 11月28日に横浜アリーナで催されるモーニング娘。のコンサートに石川梨華ちゃんが出演するという情報をキャッチし、僕は深く悩みました。現在加入しているOGのファンクラブ(Mラインクラブ)から先行予約を申し込むかどうか。一週間くらい悩んだ結果、申し込まないことにしました。理由としては、経済的に余裕がないことと、健康状態に不安があることです。

 僕は今、わけあって国民年金保険料を滞納しており、年金事務所から矢のような催促を受けています。来年の1月には完納する目処は立っているものの、はっきり言って余裕はありません。そして先日、健康診断を受けたら血圧が「210の120」くらいありました。あまりにも高すぎるということで、急きょ点滴を受けました。たぶんいつ脳卒中心筋梗塞を起こしてもおかしくなかったと思います。今は強力な降圧剤を飲んでいますが、まだ血圧は160くらいあるし、不整脈もたびたび出ます。この状態で大宮から横浜アリーナまで行ってオタ芸を打つのは難しいです。無理すれば可能だと思うけど、冗談抜きで死ぬかもしれません。モーニング娘。のコンサートで死者を出したくはありません。梨華ちゃんも責任を感じると思います。

 そんなわけで僕は、横浜アリーナには行きません。でもおそらく1月19日あたりに梨華ちゃんのバースデーイベントが開催されるだろうから、あまり落ち込んではいません。梨華ちゃんにはすぐ会えます。それに僕は30年くらいのスパンで梨華ちゃんオタをやろうと考えているので、仮に1年くらい会えなくてもそれほど気になりません。たかが30分の1じゃないかと思う。あと29年ある。とは言え、横浜アリーナのコンサート当日とその後しばらくは、X(旧Twitter)を見ないようにします。参加した人たちが「梨華ちゃん最高だった! こんなに最高の梨華ちゃんを見られる機会はこの先二度とないだろう!」とポストするかもしれないから。こないだのハロプロ25周年ライブのとき、「今回のように素晴らしいコンサートはこの先二度と見られないだろう!」というポストを見てトラウマになっているのです。

大宮アイドールと僕

 Xを見るとしても、大宮アイドールのリストだけにします。それなら心がショックを受けることもないだろうから。大宮アイドールは来年で10周年を迎えます。僕は地元大宮にご当地アイドルが出来たことが嬉しくて、結成されてすぐに推し始めました。この9年で推しメンは、すーたん、みおぽん、ももちゃん、ひとみぃへと変わっていきました。2018年にはTIFに出演し、地上波の番組で元HKT48の指原さんとも共演しました。みおぽんの変人っぷりには指原さんも絶句していたことが印象に残っています。

フジテレビ『祝!TIF10周年この指と~まれ!2019元旦スペシャル』より引用
フジテレビ『祝!TIF10周年この指と~まれ!2019元旦スペシャル』より引用。みおぽんに絶句する指原さん

 しかし大宮アイドールは、まだ梨華ちゃんとは共演していません。大宮アイドールのみなさんには、いつか梨華ちゃんと共演して、ふっち君がいかに心優しい人間であるかを伝えてもらわなければなりません。でも最近の大宮アイドールは順風満帆とは言いがたい状況であり、11月に開催される9thワンマンライブのチケットの売れ行きも芳しくないようです。僕は経済と健康上の問題で行けなさそうなので、代わりにみなさんが行ってください。大宮アイドールは命を燃やすかのような熱いライブをするので、観に行って後悔することはないと思います。初めての人はチケット代1,000円でチェキ1枚無料だから、実質無銭のライブです。

大宮アイドール公式Xより引用

 「大宮アイドールがいつか梨華ちゃんと共演したらいいな」と思う一方、僕自身も梨華ちゃんと共演したいです。「有名YouTuberになれば共演できるかもしれない」と考えてYouTubeを始めたんですけど、なかなか底辺を脱出できません。もしよかったらチャンネル登録と高評価ボタンを押下することで応援して頂けたら嬉しいです。最近は主にVlogを投稿しています。3日前には大宮アルディージャパブリックビューイングVlogを上げました。いつもは大体微妙なんだけど、これに関してはわりと好評です。


【Vlog】ステラタウン大宮に絶叫が響き渡った日 - YouTube