まだまだ未熟です

 ツイッターを見ていたら、あるアイドルがあるバンドマンと結婚したというニュースが目に入りました。僕は梨華ちゃんが結婚した時の苦しみが思い出され、「おめでとうございます!」という気持ちにはなれなかった。でもタイムラインの人達はみんな邪気なく「おめでとう!」と言っており、世界で僕だけがよこしまな人間であるような気持ちになりました。そのバンドマンは結婚報告文で「まだまだ未熟な私たちではございますが」と書いていたけど、立派な仕事をしてパートナーと愛を育んで結婚までしている時点でめっちゃ成熟してるじゃん!と思いました。「まだまだ未熟」というのは、結婚はおろかパートナーと愛を育むこともできない半ば引きこもりの僕のような人間のことです。何の罪もない幸せな若い二人に対して、「おめでとう!」の一言もかけてあげられない人間のことです。

f:id:fuchirin:20200602235611j:plain

 そんな僕だけど、人気漫画『鬼滅の刃』の主人公の炭治郎のようになりたいと思っています。心優しく真っ直ぐな炭治郎のように。最新巻の20巻はかなり前からアマゾンで予約していたので、定価で買うことができました。動悸がして血圧が高かったため、もう余命が少ないと思い込み、19巻までは転売屋から定価の約1.5倍の値段で買ってしまいました。そしてある時、近所の本屋に行ってみたら、大量に入荷された『鬼滅の刃』が棚に並べられつつあるところを見ました。

 梨華ちゃんがブログでおすすめしていたのをきっかけに読み始めた『ハイキュー!!』の最新巻、43巻も購入しました。ネタバレになりますが、高校を卒業したバレーボーラー達がいま何をやっているかが描かれていて、つらい気持ちになりました。みなさんすこぶる立派に生きていたからです。有能なスポーツマンだった人間はみんなそうなるのでしょうか。ニートになった人間は一人もいませんでした。一人くらいニートになったっていいだろうよ!と、40歳の子ども部屋おじさんである僕は思いました。

生きるしかない

f:id:fuchirin:20200509191908j:plain

 ツイッターに、長年引きこもっている自殺志願者の人がいて、僕はその人が何とか生き延びられればいいなと思いながら見ていました。その人(Aさん)は、ある意味完全なロジックの中に生きています。

 生きようと思っても、自分のような引きこもりニートを社会は受け入れてくれない。自分はできる限りの努力はしたので、受け入れてくれない社会が悪い。社会が悪いのだから、自分ではなく社会が変わるべきだ。でも社会は一向に変わろうとしないから、自分は社会の中に入れず、親や他人に迷惑をかけてしまう。だから死んでしまいたい。でも死ぬための元気がなくて、死ぬことができない。そんな自分のために社会は安楽死の制度を用意するべきだ。何しろ、自分を受け入れない社会が悪いのだから。

 そんなことを呟いているAさんのもとには、たくさんの反論や助言リプが届きますが、Aさんは上記のようなある意味完全なロジックによって全ての反論や助言を退けます。「死にたいならさっさと死ねばいい」と言われれば、「死ぬための元気がない。そもそも自分を受け入れない社会が悪いのだから、社会が安楽死制度を用意するべきだ」と答えます。「そんなに安楽死したいのなら、安楽死制度を成立させるために活動してはどうか」と言われれば、「そういう活動をするための元気がない。そもそも社会が悪いのに、どうして自分が動かなければならないのか」と答えます。「せめてバイトから始めてはどうか」と言われれば、「就活を試みたが、年齢制限や、職歴なし無資格のために全滅だった。今ではバイトをする元気もない」と答えます。

 このように、ある意味完全なロジックによって、色々な反論や助言を次々と無効化していきます。そして、また同じような内容の「死にたいツイート」を繰り返します。このままだと、Aさんは死ぬことができないまま「詰み度」が高まっていくだけだと思った僕は、勇気を出して、Aさんにある提案のリプを送りました。

 「社会の現状を見るに、健康な人が安楽死できる制度が日本で成立することは当分ないと思います。かと言って自殺する元気はない。となれば生きるしかない。バイトをするのも難しいのであれば、もっと負荷の小さなことから始めてみてはいかがでしょうか。1日10分だけ資格の勉強をするとか」

 しかしAさんからの返事はありませんでした。何事もなかったかのように、例の「死にたいツイート」を繰り返していました。僕はそれらのツイートを見ていて気が滅入ってきたので、Aさんのフォローを外しました。そして今日、久しぶりに彼のページを見たら、同じような「死にたいツイート」がずらっと並んでいました。

 健康な人が安楽死できる制度なんて日本で成立するわけがないのだから(もし成立するとしても100年後くらいだろう)、その制度を望んでいても意味がないと思います。自殺する元気もないなら、やはり生きるしかない。生きるしかないんです。1日10分だけでも、生きるために努力していたら、周りの人のサポートも得やすくなると思います。いきなり正社員にならなくていい、まずは1日10分から始めてみませんか、僕と一緒に。と彼に言いたいです。

僕は野上をぶん殴らないだろう

 こないだの4月10日でとうとう40歳になってしまいました。インターネッ友たちが次々に結婚し親として成長し、その子らもすくすく成長している一方、僕は子供部屋おじさんとして全く成長していないので、「僕の人生って一体…」という気持ちになります。ツイッターで40歳になったことを報告したら、「不惑ですね」と何人かに言われました。梨華ちゃんのことを考えると、未だに心が乱れてしまうので、不惑への道のりは遠いです。

f:id:fuchirin:20200417033148j:plain

 ところで今日、このツイートを見ました。全く共感できなかった。庄司氏がこのツイートを引用して「今思い出しても確実に泣ける」と呟き、まるで美談みたいになっていたけど、僕にはこれっぽちも美談に思えない。その場にいたガチ恋ではないヲタが、面白がってやっただけで、ミキティガチ恋しているヲタはそんなコールに参加してなかっただろうと思う。僕だったら絶対に参加しないし、怒りと悲しみにまみれてその場から出て行ったかもしれない。もし梨華ちゃんのディナーショーに旦那がやってきたら、「うっとうしいなお前、何しに来たんだよ。今だけは梨華ちゃんが結婚していることを忘れさせてくれよ」と思うだろう。野上コールが起こっても絶対に参加なんかしないし、それで調子に乗った野上が「梨華ちゃーん! 愛してるぞー!」みたいなパフォーマンスをしたら、思いきりぶん殴りたい気持ちで胸が一杯になるだろう。しかし僕はぶん殴らないだろう。なぜなら野上のほうが肉体がはるかに強く、いとも簡単に僕を返り討ちにするだろうからだ。

鬼滅の刃にハマりました

 『鬼滅の刃』が流行っているけど、漫画もアニメも見てなかったので、Amazonのプライムビデオに登録して見てみました。そしたら第1話からヤバいくらい面白かったです。絵がきれい、話がシンプル、独特の世界観が魅力的だと感じ、こりゃあ流行るわ!と思いました。全26話を、まったく退屈することなく見ることができた。こんなに面白いアニメはエヴァ以来だなと思った。主人公の炭治郎たちが鬼と戦うシーンがすごく格好よくてワクワクするし、つねに一撃死の危険にさらされているのでドキドキします。生身の人間が鬼と戦うのが良いのだから、炭治郎にはずっと生身の人間のままでいてほしいなと思います。

 炭治郎は努力・友情・勝利を地で行ってるようなキャラクターで、一周回ってとても好感を抱きました。今まで、ひねくれたり奇をてらったりするのが格好いいと思っていたけど、本当に格好いいのは炭治郎みたいな奴なのだ。アイドルも同じだ。奇をてらったりするアイドルがちやほやされるご時世だけど、本当に魅力的なのは正統派アイドルなのだ。そう思いました。僕は来月で40歳になります。40歳にもなってひねくれたり奇をてらったりしてるのは痛々しすぎるので、これからは炭治郎みたいな真っすぐな人間を目指そうと思います。

 アニメを見終わった後、漫画のほうを読みたくなって近所の本屋を回ったものの、1冊も置いてありませんでした。Amazonで買おうとしたら1~19巻セットが本来9200円くらいのところ、14300円だったから深く悩んだけど、「高血圧で近いうちに死ぬかもしれないし」と思い、その高値で購入してしまいました。漫画でも緊迫したシーンが続き、動悸が起こるのでなかなか読み進めることができません。

f:id:fuchirin:20200318185156j:plain

大宮アイドールの定期公演

 大宮アイドールの常連さんののぶさんに「明日の定期公演、見に行きますか?」とLINEで言われ、「そういえば大宮アイドールの定期公演って見に行ったことがないな」と思い、見に行くことにしました。

f:id:fuchirin:20200301212405j:plain
f:id:fuchirin:20200301212430j:plain

 今日の昼、午後2時に大宮駅東口のキオスク前で待ち合わせし、『立呑処なごみ』に行きました。看板を見て、僕の好きなAV女優の桃野なごみを思い出し、少しむらむらしました。彼女はちょっと梨華ちゃんに似ています。さいきん動悸がして血圧が高いけど、医師に飲酒を止められてはいないので、生ビールを頼みました。飲んでいると、のぶさんに「ふちりんさんは定期公演初めてではないですよ。水着公演に行ってましたよね」と言われ、「そう言われてみればそうかもしれない。みおぽんの水着目当てで見に行ったような気がする。僕はまったく現金なヲタクだなあ。いやしかし、あれは良いものだった。また水着公演をやってほしい。いま大宮アイドールはカッコいい路線を進んでいるからやらなさそうだけど」と思いました。今朝、「定期公演の前に行われるらしい無料握手会のことを考えると憂うつだ。何を話せばいいか分からないから」という趣旨のツイートをしました。のぶさんはそれを読んでいたらしく、「最近は握手会じゃなくてハイタッチ会ですよ」と教えてくれた。ハイタッチ会ならいいな。いえーい!と言うだけでいいから、と思った。結局、コロナの影響でハイタッチ会すらなかったけれど。『立呑処なごみ』は食べ物は安いけど生ビールが高めなので、1杯だけ飲んで出ました。

f:id:fuchirin:20200301212458j:plain

 それから有名な『いづみや本店』に行きました。午後2時半くらいなのにほぼ満席です。壁際の席に座り、生ビールの小を頼みました。小でも400円ちょっととお高いです。瓶ビールの大が一番お得だなと思いました。店員のおばちゃんが大きなお尻を容赦なく我々にぶつけながらお給仕していました。おばちゃんたちは接客がかなり威圧的だったので、泣いてしまいそうになりました。我々はそこでも1杯だけ飲み、逃げるように店の外に出ました。

f:id:fuchirin:20200301212523j:plain

 それから『大衆酒場日高』に行きました。システムと雰囲気は『立ち飲み日高』に似てるけど、ここは座ることができます。焼き鳥などを食べながら生ビールを数杯飲みました。安いし空いてるしそこそこ旨いしで、昼飲みの場所としてはここが一番だなと思いました。開演時間が迫ってきたので店を出て、大宮アイドールに向かいました。

 店に入ってすぐのところで1500円を払います。定期公演が始まったとき、生誕祭よりも空いていて居心地がいいなあ、と思いました。定期公演が終わったとき、ライブ時間も長かったし、値段も安いし、定期公演ってかなりコスパが高いのでは? 今後はしばしば行こうかな、と思いました。アイドールBRAVEの『ヤンデレ注意報☆』という曲が合計3回も歌われて、嬉しかったです。良曲でヲタクが入れるコールも面白いから、何度聞いても飽きません。今日の公演のテーマが猫で、アイドルたちが猫耳をつけてニャーニャー言い、ヲタクたちもニャーニャー叫んでいたので、むかし梨華ちゃんが舞台裏で男性スタッフと「大の大人がだよ? 馬鹿っぽいw」と客を嘲笑していたことが思い出されました。アイドールの子たちも裏で我々のことを嘲笑していたらどうしよう、と不安になりました。

 ライブの後はチェキ会が催されました。僕は推しメンのはるぴとチェキを撮ろうか迷いながら、店舗の壁によりかかり、ハイボールを飲みました。ポーズは猫のポーズでいいだろう。しかし1分間の落書きタイムで何を話したらいいものか。わからない。わりと騒がしいからかなり声を張らなければならないだろう。それもつらい。そんなことを考えながら、ヲタクがアイドルと親しげにチェキを撮り、1分間楽しげに会話するのを眺めます。ヲタクたちの幸せそうな姿を見ているだけで楽しい。自分は撮らなくていいや。そう思い、最後までチェキ列には並びませんでした。

f:id:fuchirin:20200301212552j:plain

 いったん店を出て、のぶさんと一緒にゲーセンで時間をつぶし、また大宮アイドールに入りました。午後8時からは通常営業です。ライブも見られるメイドカフェみたいなものです。隅っこのテーブル席に座り、はるぴの生絞りグレープフルーツサワーを頼みました。1月中は極度に体調が悪く、1回しか店舗に行かなかったので、はるぴに「お酒飲んで大丈夫なの?」と心配されました。「もう濃いめのハイボールはつくらないよ!」と言われ、はるぴは優しいなあと思いました。午後10時のライブが終わった後、酔ったいきおいではるぴとチェキを撮りました。「ふちりんがチェキ撮ってくれるの、珍しいね!」と言われ、「へへへ」となりました。はるぴは午後10時半で上がりだったため、落書きタイムはありませんでした。こんど店舗に行ったときに書いてもらえるようです。しかし僕は、はるぴと1分間、何を話したらいいのだろうか。

f:id:fuchirin:20200301212617j:plain