ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

石川梨華バースデーイベント2025に行ってきました(その2)

fuchirin.hatenablog.com

 16時30分、いよいよ梨華ちゃんのバースデーイベントが開演しました。満面に笑みをたたえてステージに登場した梨華ちゃんはほっそりしていて可憐でした。あと6日で(梨華ちゃんの誕生日は1月19日です)40歳を迎えるとはとても思えないくらい可愛らしいので、僕は胸がきゅんと鳴り、改めて恋をしそうになりました。不整脈ではありません。胸きゅんです。でも僕はすでに梨華ちゃんに恋をしているのに、さらに恋をしたら洒落になりませんから、二重の恋をしそうになる自分の心を「どうどう」となだめました。

 僕はかれこれ20年以上梨華ちゃんガチ恋しているので、そういった心のコントロールは熟練の域に達しています。それが出来ないガチ恋オタクは、自分のガチ恋に振り回され、精神的に病んでしまい、早々に他界することになります。ここで言う「他界」とは、本当にあの世に行ってしまうこと、すなわち「死」ではありません。オタク用語として使われる言葉で、「応援していたアイドルの現場を離れ、他のアイドルのオタクになること」を言います。

 僕はハロプロやAKBだけでなく、地下アイドルの現場にも長年足を運んでいて、自分のガチ恋を抑制できず精神が壊れていくオタクを数多く見てきました。僕みたいに、一人のアイドルに長々とガチ恋を続けているオタクは滅多にいません。ガチ恋を継続するというのは、それだけ難しいことなのだと思います。でも僕は、「ガチ恋を長く続けてるオタクが偉い」と言いたいわけじゃありません。ここで大事なのは、「そのオタクが幸せになれるかどうか」です(アイドルの幸せについては一旦置いておきます)。

 僕は思うんだけど、おそらく早めに他界したオタクのほうが幸せになれます。そのほうがガチ恋による心の傷も浅いし、何かほかの幸せが見つかるかもしれないから。僕の場合、ガチ恋の苦しみに耐性がつき、恋心のコントロールに熟達したために、梨華ちゃんへのガチ恋をやめることができません。「もう精神的に限界だ。これ以上ガチ恋を続けたら頭がどうにかなってしまう。他界するしかない…!」という状況が訪れることはないのです。だから僕はおそらく一生、梨華ちゃんガチ恋をし続けて、一生片想いの苦しみを味わい続けます。たまに幸福が訪れたとしても、それはガチ恋の苦しみによって大きく相殺されます。一生アイドルにガチ恋をするというのは、そういう人生を歩むということです。だからX(旧Twitter)のプロフィール欄に「一生〇〇ちゃんガチ恋!」とか書くのはやめておいた方がいいです。途中でガチ恋が終焉したら「あなた『一生ガチ恋』って言ってたじゃない! スクショも撮ってあるのよ! ほら!」と〇〇ちゃんに責め立てられるし、宣言どおりに一生ガチ恋をすれば、僕の送っているような苦しい人生を歩むことになります。

 シダックスカルチャーホールの客席は、ステージを半分囲むような形で設置されていました。半円のような形になっているため、ステージに向かって右側に座っている僕からは、左側にいるお客さんたちの顔がよく見えます。アイドルを見ているオタクの顔を見る機会というのは、ありそうでいて実は滅多にないので、ここぞとばかりに左側のオタクたちの顔を見やると、彼らはものすごくニヤニヤしていました。非常に締まりのない、だらしない表情でした。しかしとても幸せそうでした。まるで天国の宴席で天女の舞いを眺めているかのような表情を浮かべています。そして、左側のオタクから見たら、右側にいる僕もおそらく同じような顔をしているに違いないと思いました。深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ、というニーチェの言葉を思い出しました。

 僕はほとんど目の前に立って話をしている梨華ちゃんを見つめながら、顔がだらしなくならないように意識したけれど、数秒後にふと気がつくとそんな意識は霧散しており、顔の筋肉はひどく弛緩していました。僕は「梨華ちゃんを目前にして、だらしない顔をしないことは不可能だ」と悟りました。そしてこの会場にいる梨華ちゃんヲタは全員、同じような弛緩した表情を浮かべているんだ。恥ずかしがる必要はないんだ。僕はそう思って抵抗することをやめました。それ以降の僕はきっと、どこに出しても恥ずかしいニヤニヤ顔を浮かべていただろうと推測します。

 僕が参加しなかった昼の部では、梨華ちゃんの去年1年の出来事を振り返るトークをしたらしいです。いま僕がいる夜の部では、梨華ちゃんが生まれてからの40年の印象的な出来事を写真で振り返るとのこと。まず赤ちゃんの写真がスクリーンに表示され、会場からは「かわいい!」の大合唱が起こりました。僕の真後ろにいたオタク氏が最も大きな声で「かわいい!」と叫んでいました。そのオタク氏は、梨華ちゃんが舞台に登場したときも「梨華ちゃーん!」と、誰よりも大きく野太い声を出していたし、梨華ちゃんがちょっとでも面白いことを言うと大爆笑していました。なんて理想的なガヤでありオタクなんだ!と感心しました。僕も生まれ変わったら、真後ろのオタク氏のような梨華ヲタになりたい、と思いました。

 今の僕は、性格が病的に内気なために、梨華ちゃんが姿を現しても「梨華ちゃーん!」と心の内で叫ぶことしかできないし、梨華ちゃんがユーモアを言っても声を出さずに微笑を浮かべることしかできません。ライブの時は当然、踊ったりヲタ芸を打つことはできず、クラゲのように身体をゆらゆらさせることしかできない。そんな僕を人びとは「地蔵」とか「後方彼氏面」とかいう蔑称で呼びます。蔑称で呼ばれるとつらい気持ちになるのでやめてほしいです。僕は梨華ちゃんの彼氏なわけがない(友達ですらない)し、地蔵のように微動だにしないわけでもありません。よく見ると、音楽に合わせてゆらゆら揺れているのです。だから「地蔵」や「後方彼氏面」などの蔑称ではなく、せめて「クラゲちゃん」と呼んでほしいです。よろしくお願いいたします。

 梨華ちゃんが4歳の頃の写真がスクリーンに映し出されると、会場からはやはり「かわいい!」の声がほうぼうから上がり、真後ろのオタク氏は「かわいい!」とほとんど絶叫していました。「オタク氏は、ここで大声を出すことに快感のようなものを覚えているのかもしれない」と思いました。と言うのは、僕にも似たような経験があるからです。僕が一人でカラオケに行ったとき、テレビで見た“ブラック企業の研修”の真似をして「私は! 絶対にい! 日本一の店長にい! なりまああああす!」と絶叫してみたら、えも言われぬ恍惚を覚えたのです。何かに夢中になって大声を出すというのは、こんなにも気持ちの良いことなのか、と思いました。それ以来、僕は一人カラオケに行くたびにブラック企業の店長になって絶叫していました。その気持ち良さを、ブラック企業の偉い人たちはおそらく無意識に利用しているのでしょう。無意識なだけに余計たちが悪いと思います。

 スクリーンに映し出された梨華ちゃん(4歳)を見て僕は、その姿に妖艶さを感じないわけにはいきませんでした。僕はロリコンではありません。むしろその逆で、熟女が好きです。熟女もののセクシービデオをFANZAで何本か購入し、しばしば視聴するくらいには好きです。そんな僕でさえ、4歳の梨華ちゃんに色気のようなものを感じるのだから、梨華ちゃんが生まれながらにして持つ性的魅力は半端じゃないです。そりゃあ長じたら日本の数多の男たちを骨抜きにするよな、と思いました。僕もそんな男たちの一人です。もしかしたら世界で最も骨抜きにされた男かもしれません。恥ずかしながら、世界でいちばん梨華ちゃんでオナニーしている自信があります。僕は44歳ですが、未だに週3〜4回くらいは写真集やDVDを見てリカニーをしています。ちなみに僕が最も頻繁に見ている写真集は『華恋』です。梨華ちゃんが23歳の頃のもので、梨華ちゃんの数ある写真集の中で最もセクシーだと思います。

 でも推しメンで自慰行為をするのは、非常に危険な行為です。できればしない方がいいです。推しメンでオナニーするというのは、想像の中で推しメンとセックスすることにほかなりません。それによって推しメンのことが更に好きになるし、ガチ恋に発展する可能性もあります。僕はもはや後戻りできませんが、みなさんはくれぐれも気をつけてください。僕はリカニーをするたびに梨華ちゃんのことが好きになっているし、熟女好きなので、梨華ちゃんが年齢を重ねるたびに好きになっています。40歳になった梨華ちゃんなんて最高です。今まででいちばん可愛いです。それでも僕が、梨華ちゃんへのガチ恋で精神が崩壊していないのは、20年を超えるガチ恋によって、ガチ恋を制御する技術に熟達し、かつ精神が強くなっているからだと思います。10年くらい前は、まだ未熟なガチ恋オタクだったので、梨華ちゃんが好き過ぎて精神が崩壊しました。