ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

ガチ恋バトンと腐ったみかん


http://ameblo.jp/ishikawa-rika-official/entry-12190627222.html

 昨日、梨華ちゃんのブログを読みました。よっすぃ〜の赤子の顔を見たらしく、「よっすぃ〜からのバトンしっかり受け取りました!」と書いてあり、心に鈍く重い痛みを覚えました。僕は誰からも、そのようなバトンを受け取ったことがありません。手ぶらです。ただ、梨華ちゃんのことが好きなだけです。
 僕は先日、親しい友人の結婚式に出席しました。2人の間にはすでに赤子もいたし、「おめでとう!」と祝福もしたけど、新郎からはどのような種類のバトンも渡されませんでした。もし渡されても、受け取らないかもしれません。バトンも順番も関係なく、僕がいつ誰と結婚するかどうかは自分で決めるからです。
 梨華ちゃんのブログの文章から、「私もそう遠くないうちに結婚するから、心の準備をしておいてね」という思いが滲んでいるような気がし、つらい気持ちになりました。やけ酒を飲みにいきたくなりました。僕がバトンを持っているとすれば、ガチ恋バトンだろう。しかしこんなものは、誰にも渡すべきではない。

 皆さん、この、ホイミスライムの体を見てください。僕が誰かに渡せるようなものがあるでしょうか。触手の中に入り込んでいる「ガチ恋バトン」と、頭の上に載っている「腐ったみかん」くらいのものです。それしかないんです。そしてどちらも、誰にも喜ばれないものです。どちらも、伊豆大島の海に投げ捨ててしまうべきなのです。
 週末まで酒を飲まないつもりだったけれど、心が苦しいので、やけ酒を飲みに行きました。「バトン」というものについてじっくり考えてみたい、と思いました。

 台風が接近しているようだったが、僕はやけ酒を飲みにいきました。いいんだよどうでも、と思いました。頭の上のみかんは腐っているし、バトンはガチ恋バトンしか持ってないんだから。みかんはもっと腐ればいいし、ガチ恋バトンなんて伊豆大島の海まで風で飛んでいけばいいんだ。大雨がふれば、泣いてることもわからないからいい。
 コンビニに缶ビールを買いにいったら、ananの表紙が目に入り、「セックスで綺麗になる」と書いてあったのでショックを受けました。もう二度とコンビニには行きたくない、と思いました。

 僕は、大宮アイドール*1のカウンターの一番奥まったところに座りました。酒を飲みながら、梨華ちゃんよっすぃ〜から受け取ったバトンについて考えました。そのうちに、雨が強くなってきました。カウンターの横の窓から、木の枝が左右に大きく揺れているのが見えました。
 ananさんは「セックスで綺麗になる」って言うけど、僕は「ガチ恋でかわいくなる」を主張したい。そう思いました。すでに実っている恋より、片思いの方がもっと努力するからもっと可愛くなるはずだ。セックスで奇麗になる、というのは、意味がよくわからない。セックス言いたいだけなのではないだろうか。表紙には、ほとんど裸の指原の背中から太ももにかけてが載っていました。指原は、セックスをしてないはずなのにこんなに綺麗じゃないか。

 大宮アイドールで飲んでいると、常連さんがやって来て、「ふちりんに会いに来たよ」と言ってくれたけど、「いや、そこはアイドルに会いに来てくださいよ!」と突っ込みました。「ガチ恋バトンは、俺が受け取ります」とも言ってくれ、嬉しかったです。このバトンは、伊豆大島の海の底に沈めるつもりです。その大宮アイドールの常連さんはガチ恋ヲタでもあり、「ガチ恋バトン、俺も持ってるから、ふちりんさんに渡します」と言いました。「いやいや、ガチ恋バトンが2本あっても! ガチ恋二刀流じゃないですか!」と断りました。ガチ恋宮本武蔵かよ! 弱そう!と思った。

 大宮アイドールの人気メニュー、「アイドルふりふりポテト たこやき味」をちえりんに注文しました。ガチ恋カウンセラーのちえりんは、ポテトをふりふりして皿に盛り付けたあと、「アイドルって難しいよね…。人を幸せにすることができるけど、不幸にすることもあるから…」と言った。さらに、「人をそんなに好きになれた、ということって素敵なことだと思うの。それだけで満足できないかなあ…」と話す。僕が「う〜ん、なかなかね…」と呟くと、ちえりんは言った、「もし梨華ちゃんが結婚しても、最後には自分と結婚すると信じていたらいいんですよ! それは不幸を願うっていうのとは違いますよ」。なるほど…そうしよう!と思いました。いつも僕のガチ恋の相談に乗ってくれて、とても嬉しいです。ありがとうございます。感謝のしるしとして、育成コインを3枚ちえりんに渡しました。
 また、ちえりんも病んでいるらしく、「ファンの人が推し変をすると、死にたいくらいつらいの。人間不信なの」と悲しそうに話していました。「キクチ君は、未だに中澤裕子を応援してるくらいだから、推し変とか絶対しないよ。信じてもいいよ」と励ましましたが、人間不信の度が強いのか、まだ不安そうだったので、心配になりました。みんな、ちえりんはいじられキャラだけど、繊細な人だから、優しくしてあげて下さいね。

 店の外に出ると、台風の接近にともなう大雨が降っていましたが、あえて傘をささずに歩いて帰りました。「大雨がふれば、泣いてることもわからないからいい」と思っていたけれど、濡れて不快なのと、寒いのとで、とても泣いてる場合ではなかった。これは自傷行為的な効果だな…と思いました。自傷行為とは、自分を傷つけて体の痛みを感じることによって、心の痛みにフタをする行為です。一種の心の応急処置であり、死ぬためにやるわけでも、死にたいアピールでもありません(基本的には)。僕は自宅まで30分くらい歩きました。喉が渇いたら、空に向けて口を開いて雨を飲みました。おいしかったです。
 横殴りの雨の中、僕の10mほど先を、白い服の若い女性が傘をさして歩いていました。僕はその後ろを、同じくらいのスピードで歩き続けました。死霊か何かだと思われたかもしれないが、僕は大雨の中、傘をささずに歩くという自傷行為をしている人間でした。そっちの方が死霊より怖いかもしれない。すみませんでした。

 びしょぬれの状態で帰宅した僕は、すぐにシャワーを浴びました。風呂場を出て、自室のベッドで寝そべっている時、梨華ちゃんは「生まれ変わっても石川梨華になりたい」と言っていたことを思い出しました。僕は思った。生まれ変わったら田中太志(ふちりん)にはなりたくない、と。炎の左サイドバック都並敏史さんは、生まれ変わってもサイドバックをやりたいか、と問われ、NOと答えていた。僕もそうだ。生まれ変わったら、プロ野球選手になりたい。
 サッカーにおけるサイドバックは、ウイイレオンラインのチームプレーで僕もよく担当するから分かるんだけれど、奥は深いものの地味で、生まれ変わってもやりたいようなポジションではありません。ガチ恋も同じです。生まれ変わったらプロ野球選手になって、梨華ちゃんと付き合いたいです。

 今朝、梨華ちゃんを含めた10人ほどで、長テーブルを囲んで飲み会をする夢を見ました。周りのみんなが気を使ってくれて、最終的には梨華ちゃんが隣に座ってくれて、たくさんお話できて、少しだけ仲良くなれました。NHK大河ドラマ真田丸*2』で宴会のシーンをみた影響だと推測されました。このまま僕は夢の世界の住人になりたい、と切望した。
 夢の中の飲み会で、梨華ちゃんに積極的に話しかけられたのは、メイドカフェやアイドル居酒屋に5年以上通い続けたからだと思います。メイドさん、アイドルたち、ありがとうございます。今後は主に、夢の世界で過ごすことにします。現世でつらいことがある人たちも、絶望しないでほしいです。夢の世界を現実だと思い込む、という奥の手があります。むしろ現実こそが夢であるのだと。

 『ちびまる子ちゃん』の遠足で山登りをする回。教頭先生*3が、「身体を前に倒れるようにすると自然に足が一歩前に出る」というテクニックを子供たちに教えていました。今の僕もそうです。ガチ恋で病んで前のめりに倒れそうになるたびに、どのような形であれ、一歩前に進んでいます。決して、絶望だけしているわけではないのです。

*1:育成型アイドル居酒屋&カフェ。

*2:歴男を目指しているので、毎週見ています。勉強になるし面白いです。真田丸のガイドブックは、上に紹介しているものがおすすめです。

*3:確か教頭だったような気がする。