まあなんていうか、異様と言えば異様なふいんき。じゃなくて雰囲気。梨華ちゃんはいつも「ふいんき」って言うけど、それは間違いだから、馬鹿だと思われるから、そこは注意して。ふ、ん、い、き。
そんな雰囲気の中、僕は隅っこの方に座り、さまざまな話を聞いた。人権擁護法案についての話を聞いたし（ためになった）、平安時代の女性の素晴らしさについての話を聞いた（ためになった）。
正面にいたS君とは、握手会で梨華ちゃんのおっぱいを揉んで逮捕されることは幸福なのか不幸なのかということについて話した。おそらく幸福だろうと僕は思った。それから僕は梨華パイよりむしろ岡パイを揉むべきではないかというアドバイスを受けた。でも僕は梨華パイを選ぶ。揉まないけど。
あと処女じゃないということはどういうことかについても話した。処女でないということはつまりディープキスを20分くらい飽きることなくすることであって、左の乳を30分吸いまくるということであり、右の乳は28分なめまわすということなんだ、といったことを、僕は主張した。僕は耐えられない。自分の好きな人（梨華ちゃん）が、そんなことをされていると思ったら。
