ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録


 昼飯を食べているときに、兄貴が部屋に入ってきて「店の洗い物手伝え」と僕に言った。途中だったのに、「いますぐ来い」と言った。僕は店(家のすぐ近くにある)に行って洗い物をした。
 ママンに「あら、アルバイト?」と訊かれて、「いいえ。僕はアルバイターではありません。奴隷です。兄貴の奴隷です。逆らうことは許されないんです」と答えた。ママンは「そんなこといわないでよ、かなしくなるじゃない」と言った。僕はそれに対しては何も答えなかった。ただ黙々と皿を洗った。梨華ちゃんのことを考えながら。