ホテルの一室にて。
ヲタA「ここが俺たちの部屋か」
ヲタB「けっこう良い部屋だね」
ヲタC「夜景がとてもきれいだね」
ふっち「あの、はじめまして」
A「……はじめまして」
B「……どうも」
C「……ども」
ふっち「みなさん、よろしくお願いします」
A B C「よろしく」
B「あ、そういえば、バスツアーにふっち君が来てるんだってね。はてなの日記に書いてあったよ」
ふっち「あの、ふっち君って実は、ぼ――」
C「あいつは来てないと思うよ。たぶんウソ書いてるんだよ」
A「あいつマジきもいよな、リカニーのことばっかり書いててさ」
B「はげしく同意。いい年して恥ずかしくないのかね」
C「あ、こないだ、梨華ちゃんのタオルにキスしてる写真をうpしてたぜ」
A「あー! あれね! 見た見た! ゲロ吐きそうになっちまったぜ」
B「俺も見た。そして速攻でクローズした」
ふっち「あー! あれですね。僕も見ましたよ。ふっちとかいう奴はとんでもない馬鹿ですし、ちょう変態ですよね」
C「あ、キミも知ってるんだね」
A「俺は梨華ヲタとしてあいつのことを許せない。あいつのせいで梨華ヲタのイメージが悪くなりかねない。いや、もうだいぶ悪くなったのかも」
B「あいつは美勇伝全体のイメージも悪くしてるよね」
ふっち「ぼ、僕もそう思います。あいつを見つけたら説教してやりたいです!」
C「もしバスツアーに来てたら探し出してボッコボコにしてやりたいな」
ふっち「それはちょっとやり過ぎかと……」
A「そしてあいつを裸にして、粗末なチンコをいじってやろうぜ」
C「ムリヤリゆきどんニーさせるとかどうかな?」
A「あーいいね! それ最高!」
ふっち「……」
B「ナイスアイデア! ギャハハハ! でもあいつゆきどんじゃ勃起しねえんじゃねえの?」
A「そうだな。どうしようか」
C「最初は梨華ちゃんの写真を見せよう。イきそうになったら、ゆきどんの写真を突きつける」
B「ナイスアイデア! お前頭いいな」
ふっち「あのう、下手をしたら警察沙汰になっちゃいますよ……」
A「あんた何びびってんの? だいじょうぶだよ。バレないようにやるから」
B「この部屋に連れ込んでやればバレないんじゃね?」
C「そうだな。オートロックだしな」
A「おめー、バカだなあ! この場合オートロックは関係ねえだろ!」
C「おっと。これは失敬!」
B「なんだか、わくわくしてきたぞ! ふっちの野郎にはむしろ来ていてほしいぜ! ねえ、探しにいかない?」
A「そうだな! 見つけてぶん殴って気を失わせ、介抱するふりをしてここに連れてこよう」
B「ナイスアイデア!」
C「善は急げだ。さあ行こう!」
A「ねえ、あんたも一緒に行くかい?」
ふっち「いや僕は、やや眠いので、寝ます……。おやチャミ……」
A B C「おやチャミ!!!」