その6

 リクライニングチェア問題が一段落した私は、ドリンクバーであったかいお茶をくみ、帰りに東京大学物語の最終巻を取ってきた。東大物語ってどういう風に終わったっけ、とちょっと気になったのである。そして読み始めると、遥ちゃんと村上君がセックスをしまくっておったので笑いました。しかもそのセックスシーンがめたくそ生生しい描写だったので、変に興奮してきてしまいました。

 「ハァハァ、もうすぐ、今日の昼には梨華ちゃんの舞台を見るのに、こんなエロ漫画を見てこんなに興奮しちゃうのってよくないよな、変な興奮を抱えたまま生の梨華ちゃんを見たら僕はどうにかなってしまうかもしれない、どうしよう、オナニーしようかな、遥ちゃんで、ハァハァ」と悩みました。

 「遥ちゃんでオナニーだと! 僕は村上君じゃないし、いい年した大人なんだから、遥ちゃんでオナニーするなんて恥ずかしすぎる。でもそのことをツイッターで書いたらウケるかもしれない」と思い、私は今すぐマン喫のトイレットで遥ちゃんでオナニーすることについて前向きに検討しはじめたのであった。終わり。終わりじゃねーから。だんだんめんどくさくなってきちゃったよ。遅々として進まねーじゃねーか、こんなこといちいち書いてたら日記がよお。だいたい漫喫行ったくだりはそれこそ1行で終わるんじゃないの。なんでリクライニングチェアのこととか、遥ちゃんでオナニーのこととかを書いてるの。バカだねえ。実にバカだねえ。そういう無駄なこと書いてるから、めんどくさくなってきて、途中で日記を投げ出すようなことになるんじゃん。よくないよそういうの。すごくやめたいです今。この名古屋旅行日記を。疲れてきちゃったし、何のためにこれ書いてるのかよくわからなくなってきちゃった。やめようかな。でもここまで書いたし、最後まで行きたいよ。途中から色々割愛してサクっと終わらせればいいかな。じゃあ続き書くよ。

 遥ちゃんでオナニーといえば、中学生のころ、兄に「お前は遥ちゃんでオナニーでもしてろ!」と吐き捨てられたことがあり、それがなぜかとても印象に残っています。遥ちゃんでオナニーは、その当時、言うほどしてなかったので、「え? 何いってんの? 遥ちゃんでオナニーとかそんなにしたくないし」という顔で、兄の、人を小ばかにしたような顔を見つめました。そのような、東大物語を読んでた当時の記憶を懐かしく思い出しながら、セックスシーンばっかりのそれを読み、最終話を確認しました。最後は、うっすら覚えていた通りのひどい結末だったのですが、その後の著者のあと書きに妄想力が大事だという感じのことが書いてあって、けっこう納得してしまいました。