ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

『恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する』について

 2024年10月7日に発売される書籍『恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する』(高橋 幸・永田夏来 編)に僕の名前が載っています。「ふっち君」ではなく「ふちりん」という名前で。Amazonに掲載されている目次の下のほうをご確認ください。恥ずかしながら「ふちりん」という名前があります。「ふちりん」はもともと、「ふっち君」をより可愛くしようと思って考えた名前です。かなりふざけた名前なので、こんなちゃんとした本に載るのは恥ずかしいですが、嬉しさもまたあります。よく考えると、市販される本に僕の名前が載るのは初めてのことだから*1。これによって、僕の名前とガチ恋が後世に語り継がれることになるかもしれません。ブログやSNSはいつ消滅してもおかしくないけど、市販された本が消滅することは滅多にないですからね。この本に書かれているガチ恋に関する論によって、アイドルへのガチ恋ステレオタイプな見方をされることなく、より深みのある理解の中で語られるようになったらいいなと思います。まあ僕はインタビューを受けて訥々と思いを語っただけで、論文を書いたのは上岡磨奈さんなんですけどね。僕は確認のために先に読ませて頂きまして、とても興味深く面白い内容でした。みなさんにも是非読んでほしいなと思います。

 僕は2022年の真夏に、大宮駅前にあるガストで、磨奈さんからインタビューを受けました。そういえば以前、ある事業者からガチ恋についてインタビューを受けたことがあります。そのとき、担当者の人とガチ恋の是非について議論になり、僕はほとんど論破されました。人は、ガチ恋しているオタクを見ると論破したくなるみたいです。この事業者の人だけではありません。ネット上でもリアル世界でも、僕のガチ恋を論破しようとする人はたくさんいました。そして僕はほぼ毎回論破され、悲しい気持ちになりました。でも論破されたからと言って、僕のガチ恋が消滅することはなかった。弱まることもなかった。というのは、僕は論理や効率、可能性を考えてガチ恋をしているわけじゃないからです。それらとは全く別のところ、心の中でガチ恋をしているのです。そしてそのガチ恋のパワーはいちじるしく強いのです。それが論理的におかしくても、どれだけ効率が悪くても、可能性が極めて低くても、ガチ恋のパワーが強すぎるために、ガチ恋をやめることはできないのです。

 ガストで磨奈さんからインタビューを受けたときは、論破されるようなことは全くなかったので、わりと心穏やかな状態でインタビューを終えました。「わりと」と書いたのは、石川梨華ちゃんへのガチ恋と正面から向き合って何かを語るというのは、それだけで精神的にかなりしんどいことだからです。ガストでのインタビューを終えた我々は、2人で大宮駅東口から徒歩7分のところにある大宮アイドールカフェに行きました。我々がテーブル席につくと、当時まだ大宮アイドールのメンバーだった白川ももちゃんが、ぴょんと跳ねるようにして現れ、初対面の磨奈さんに向かって「ふちりんの推しメンです!」と自己紹介しました。そのことが非常に強く印象に残っています。僕はイコラブの『絶対アイドル辞めないで』じゃないけど、白川ももちゃんに会うたびに「やめないで!」と懇願していました。しかしももちゃんは、2022年9月3日、卒業ライブのチェキ会で、僕の懇願の真似をして「やめないで~」と可愛らしく言い、大宮アイドールを卒業していきました。

白川ももちゃんと僕。(株)ドリーミングワークスのスタッフが撮影

*1:あとで本文を確認したところ、田中太志という本名も載ります