コロナ禍における大宮アイドール 2日目

 「noteに記事を1つだけアップしたら、どこかの奇特な富豪が毎日1万円の投げ銭をしてくれるのではないか」という淡い期待を抱いていた僕は、とりあえず大学時代に書いた小説をnoteにアップしてみました。そしたら有難いことに、サポートしてくれる人が現れたのだけど、やはり期待通りには行きませんでした。僕のしょうもない小説にどこかの富豪が目をつけて毎日1万円もの投げ銭をしてくれるかもしれない、なんていう、人生を舐め切った期待を抱いてしまい、すみませんでした。どうやら、真面目に働くしかないみたいです。いやだなあ。適当に働きながら生きていきたいなあ。

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 生まれたくて生まれてきたわけじゃないのに、どうして死にたくなるような労働をしながら生きていかなければならないのだろう、と考えながら日課の30分ウォーキングをしていたら、反対側の車線をパトカーがゆっくり走っているのが目に入りました。そのパトカーは、わざわざUターンして僕の方に向かってきて、すぐ左脇に停車したため、「これはさすがに間違いない! 職質だ! 平日の午後4時に大の大人が普段着でふらふら歩いているからだ!」と思いました。そして「ちょっとお兄さ~ん」と言われると思いきや、何も言われなかったので良かったです。ただ、職質されたらされたで「ツイッターに書くネタができた!」と喜んだかもしれません。

 ウォーキングを終えた僕は、耳毛の処理をしようと思い立ちました。午後6時ごろに大宮アイドールに行くことになっていたからです。右耳の穴あたりに2センチくらいの細い毛がひょろっと生えていました。耳毛って鼻毛より気付きにくくて、鼻毛と同じくらい目立つからやっかいだよな、と思いながら耳毛をちょきんと切りました。

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 大宮アイドールに行く前に、例によって立ち飲み日高に寄りました。客たちは一定の間隔をあけて立っていたから、さすがの立ち飲み日高もソーシャルディスタンスを保つようにしてんのかなと思ったけど、時間が経つにつれ密になってきたので笑いました。このような意識の低い店でユヴァル・ノア・ハラリの『緊急提言 パンデミック』という意識の高い本を読んでいる自分にも笑いました。生ビールを1杯、ウーロン茶を1杯、もつ煮込みを1杯だけ飲食して店を出ました。健康のために適量飲酒を標榜しているので、生ビールは今日4杯までにしようと考えていました。あと3杯、と思いながら大宮アイドールに足を向けました。

 大宮アイドールの店舗に入ると、正規メンバーの渡辺綾ちゃんが出迎えてくれました。促されてトイレの洗面所で手を洗い、アルコールで消毒し、検温され、フェイスシールドを渡されました。前回と違って短髪だったから、フェイスシールドを付けても髪型の乱れが気にならなかった。髪型を気にする人は、短髪にすることをお勧めします。前回、カウンター席に座ったらライブ時に舞台が見にくかったため、今回は舞台正面のテーブル席に座りました。生ビールを注文した僕は、マスクを外し、フェイスシールドを右手でちょいと浮かし左手でジョッキを傾けました。もう慣れたものです。以前はフェイスシールドを着けてまで酒を飲むなんて滑稽きわまると思っていたし、今もそう思っているけど、実際やっていると気にならなくなってきます。だから皆さんも大宮アイドールに行ってアイドルを堪能しながら酒を飲みましょう。ソーシャルディスタンスを保たなければならないので相席はできませんが。

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 先日、このブログで「推しメンははるぴだけど、結婚するならさきっちょだなと思っています」と書きました。それを読んだらしく、はるぴとさきっちょがやってきて、「結局どっちと結婚したいの?」と問い詰められ、僕はまんざらでもない気持ちになりました。いつかは2人とも僕ではないイケメンのお金持ちと結婚するだろうことは分かっていたけれど。僕は「結婚するならさきっちょかな」と、はるぴに対して心を痛めつつ、ブログに書いた通りの返答をしました。でもはるぴとの結婚生活を想像したら「それはそれで悪くなさそうだな」とも思いました。はるぴやさきっちょどころか、誰とも結婚できずに孤独死しそうな男が、こんな上から目線なことを思ってしまい、すみません。どうせ惨めに孤独死するので許してください。将来は不幸になることがほぼ確定している僕だけれど、はるぴやさきっちょと結婚にまつわる話をしていたら幸せな気持ちになれました。刹那の幸せだけど、僕にはそれでも十分過ぎます。2人に心から言いたい、「幸せをありがとう」と。

 さきっちょに「推しメンははるぴだとして、2推しは誰なの?」と訊かれ、冗談抜きで返答に窮しました。なんとなれば、大宮アイドールのメンバーもアイドールBRAVEのメンバーも魅力的な人ばかりで、2推しを1人に絞ることができないからです。
 ということをツイッターに書いたけれども、ここだけの話、2推しはいます。今のところ3人います。さきっちょと、つぐちゃと、キャプテンの白川ももちゃんです。今日ももちゃんは残念ながらいなかったけれど、つぐちゃはいました。つぐちゃは会話が止まった時に「わぁ~」と言う癖があって、僕は会話が止まると「わろとけわろとけ!」と思って笑います。つぐちゃが「わぁ~」と言い、僕が「んふふっ」と笑う、という時間が何回か繰り返されたけれど、それはそれで悪くなかったです。つぐちゃは鬼滅の刃のアニメにはまりつつあるようでした。僕は鬼滅にドはまりしているので、今度会ったときにはもっと鬼滅の話ができたらいいなと思いました。また、つぐちゃに「ふちりんって普段どんなこと考えてるの?」と訊かれ、「大宮アイドールとアイドールBRAVEのことを考えてるよ」と答えました。そのおかげで、梨華ちゃんのことを思ってつらい気持ちにならずに済んでいます。本当に好きな人のことは、たまに思い出すくらいが丁度いいのです。

 僕は午後6時15分くらいに入店して、午後7時からはるぴのソロステが始まりました。僕の知らない曲だったけど、はるぴの高音がとても綺麗だったことを覚えています。午後9時からはメンバー5人によるライブが始まりました。カウンター席からだと光が反射して見えにくかったけれど、テーブル席からだと舞台の正面なので、透明のシートの奥にいるメンバーの姿がわりと良く見えました。メンバーが着けているマスクは透明なものだから、表情も分かります。みんなキラキラした笑顔で歌い、踊っていました。楽しかったです。以前はライブの大音量によって動悸が誘発されて苦しかったけれど、最近はそんなこともありません。確実に体調は良くなってきているみたいです。しかしおそらく、また暴飲をしたら元の木阿弥なので、適量飲酒は常に意識していきたいです。

 午後9時30分に店舗営業が終了し、午後10時までの特典会が始まりました。アイドルたちがお話をしながらチェキに落書きをしてくれる会です。アイドルは透明なマスクをし、ヲタクはフェイスシールドとマスクを着け、アイドルとヲタクの間には透明なシートが胸の辺りまで下ろされていました。ここまで厳重にコロナ対策をしている場所は、世界中でもここだけだろうなと思いました。そこまでしなくても、と思わなくもないけど、万が一ここでクラスターが発生したらアイドル生命が終わりかねないので、これでいいんだと思います。僕ははるぴとさきっちょとチェキを撮っていたから、はるぴとさきっちょが立っている所に行ってチェキに落書きをしてもらいました。僕の通りにくい声はおそらく聞こえないだろうから、僕は二言三言返事をする以外はただ笑っているだけでした。しかし相手の声はしっかりと聞こえたので、さすがプロだなと感服しました。

 はるぴとチェキを撮るとき、「結婚指輪を見せるポーズをしよう」と提案されました。僕は「マジかよ! こんな感じかなあ」と戸惑いながら左手の甲をカメラのレンズに向けました。完成したチェキを見てみると、僕のポーズがひどくぎこちない一方、はるぴのポーズは完璧だったので「さては既に何回か結婚しているな!」と思いました。

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 さきっちょとチェキを撮るときは、結婚指輪をプレゼントするポーズをすることになりました。僕なんかではさきっちょに不釣り合いなので、身体が引けてしまいました。さきっちょには、僕以外の素敵な人と結婚して幸せになってほしいと思います。

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 午後10時で特典会は終了し、ステージに一列に並んだアイドルたちは「特典会を終了します! ありがとうございました!」と叫んで頭を下げました。僕は「わーお! 体育会系だなあ!」と思いながら拍手をして、席を立ってフェイスシールドを外し、テーブルの上に置いて店を出ました。出るとき、はるぴに「チェキ、ツイッターに上げてね!」と言われたため、帰ってすぐにツイッターに上げました。アイドルが顔を出している以上、自分の顔も出すのが礼儀だと考えているので、僕の顔を黒塗りにする等はしませんでした。アイドルが本名を出しているなら、僕も本名を出します。石川梨華という名前は本名だから、僕も梨華ちゃんを好きでいるに当たって田中太志という本名を出しています。大宮アイドールの店舗を出たあと、まだ飲み足りなかったし、ガールズバーに行きたい気持ちがあったけど、なんとか我慢して帰路に就きました。偉い。