犬郎ハウス

 酒に酔った勢いでメロンむしゃむしゃ犬郎さんの家に乗り込んだ。
 ハロコンのDVDを見ながら、犬郎さんのワインを二人でがぶがぶ飲んだ。
 犬郎さんはキャベツとキノコの炒めものを作った。キャベツを噛むと、温かく甘い汁が口の中に広がった。キノコは、ハロコンの司会のまこと氏によく似ていた。あの様なおざなりな司会なら僕にだってできる。次回からは僕にやらせてくれないか。司会になった僕は梨華ちゃんとお付き合いすることになって、ある日梨華ちゃんの部屋で映画を見ていると、梨華ちゃんはお茶目にも途中で眠ってしまい、僕は優しく毛布をかけて、梨華ちゃんのおでこにそっとキスをするのだ。

 トイレでおしっことリカニーをして戻ってくると、犬郎さんはTの字になって眠っていた。僕は梨華ちゃんが美しく舞い踊るのを見ながら「りかりん、好きだよ」と何度も呟いた。
 DVDが終わって犬郎さんを見やると、Yの字になって眠っていた。夢の中で何か良いことが起こっているのかもしれない。
 僕はこたつに足を突っ込んだまま横になった。すると瞼が熱くなって、左目から涙が溢れ出て、山を越えて右目に注ぎ込み、右と左の涙はひとつになって右目から流れ出て行った。梨華ちゃん、好き。大好きだよ……。