梨華ちゃんは僕の部屋に入ると、ベッドの上に飛び乗った。
( ^▽^)<ねえねえふちりん、何しよっか。
「何しようかねえ」
( ^▽^)<UNOしようよ。
「えー、また2人でするの?」
( ^▽^)<いいじゃん。おもしろいじゃんよー。
「えー、つまんないよ」
( ^▽^)<ふちりん……。わたしちょっと悲しい……。
「なんちゃって嘘ぴょーん! 梨華ちゃんと2人でするUNO、ちょう大好きだよ」
( ^▽^)<もう、ふちりんたら!
「えへへ、ごめんね」
( ^▽^)<ウノー!
「ちくしょう! 負けたくない!」
( ^▽^)<わーい上がり!
「ちくしょう! 負けた! 今日はこれで僕の231勝429敗か。梨華ちゃんはUNO強いね」
( ^▽^)<それほどでもないよ。
「それほどでもあるよ!」
( ^▽^)<それほどでもないってば!
「それほどでもあるの!」
( ^▽^)<それほどでもないよ!
「梨華ちゃんは謙虚だね。梨華ちゃんのそういうところが好きだよ」
( ^▽^)<えへへ。それほどでも。
「あーまた謙遜したあ。萌える〜」
( ^▽^)<萌えないで! 照れるじゃんよー。
「照れてる梨華ちゃん萌え〜」
( ^▽^)<もう、ふちりんたら。いやな人ね。
「ところで梨華ちゃん」
( ^▽^)<なあに?
「愛してる。結婚しよう」
( ^▽^)<何よ急に!
「急じゃないよ。僕たちはもう2年も付き合ってるじゃないか」
( ^▽^)<そうだったかしら。そんなに長かったかしら。
「梨華ちゃん、すっとぼけないで! 好きだよ!」
( ^▽^)<わたしも好きよ、ふちりん。
僕は梨華ちゃんを抱きしめる。
( ^▽^)<あ、ふちりん……。
「梨華、僕と一緒に、最高級のハッピーを探す旅に出発しないか?」
( ^▽^)<…………うん。
「梨華ちゃん、本当に? いいの? やったー!」
( ^▽^)<えへへ、本当よ。嘘じゃないわ。
「ああ、僕は生まれてきて良かった」
( ^▽^)<わたしも。ずっと大切にしてね。
「もちろんだよ。梨華ちゃんのこと、絶対に泣かせたりしないよ」
( ^▽^)<ふちりん……。
「りかりん……」
僕はとても幸福な気持ちで梨華ちゃんにキスをした。
なんちゃって! これ全部ウソぴょーん! 死にたい。