僕は坊主になろうと考えてる。

 太陽がぜんぜん誠意を見せないから、僕が代わりに誠意を見せることにする。太陽のあんなのは、謝ったうちに入らないと思うんだ。はいはい、すいませんでしたね、わるうござんした、くらいの感じに僕には映った。あんなだったら謝らないほうがまだましだ。ふざけてやがって。僕が辻ちゃんのファンだったらたぶん死んでるわけだし、ということは太陽はある種の殺人者として謝らなければならないのに、わるうござんしたじゃねえんだ。まずお前はそのニヤニヤを何とかしろ。笑うな。ピアスを取れ。人が死んでるんだ。僕はあんなような中出し馬鹿によってみじめな気持ちにさせられた人たちに対して、中出し馬鹿の代わりに謝罪したいと思うから、明日あたりにハゲてしまおうと考えてる。僕は本心ではあいつを殺したいんだけど、法律がそれを許さないから禿げることにするんだ。僕はけっこう小心者なんだ。警察がこわいんだ。いいか、僕は頭を丸めるから、落ち込んだ人たちは僕の頭をなでにくればいい。きっと気持ちいいから。平気な人は近寄るな、触るんじゃないぞ。だってあんたは平気なんだからさ、慰めも何も必要としてないんだろ。家で資格の勉強でもしとけよ。僕は平気じゃない人のために論破される人のために涙がとまらない人のために不幸にまみれてる人のためにそれでもあの子が好きでたまらない人のために禿げるんだ。明日は我が身。他人事じゃないんだ。今週の土曜、美勇伝のコンサートの会場推しするから、僕は梨華ちゃんグッズを抱えて禿げているから、みんな僕のところに来て撫でまわせばいいと思う。さあそのカッターを捨てるんだ。死んじゃだめだ。ただその手を僕のハゲ頭にのせて撫でるんだ。いや、ハゲではないんだけど。