8/15夜、石川梨華カジュアルディナーショー〜It's a RIKA time vol.7〜日記その2

 8月15日(土)、終戦記念日になりました。今日はもしかしたら、梨華ちゃんの口から婚約などが発表され、僕のガチ恋の終戦記念日になるかもしれない、という不謹慎なことを思いました。ぜんぜん食欲がないので、ちゃんとディナーショーのディナーが食べられるか心配でした。給食を、掃除の時間になっても居残りで食べさせられる小学生みたいになるかもしれない、と。梨華ちゃんのこと考えただけで、もう僕のお腹はいっぱいでした。

 僕は1ヶ月ほど前から、今日のディナーショーのために心身のコンディションを整えてきました。しかし、大島優子似の女医さんによるカウンセリングのおかげで心はわりと整っていたものの、身体のコンディションはかなり悪かった。持病の気管支炎が悪化したままでした。鼻水もすごい出る。先週の木曜くらいが、体調のピークだった。ピーキング失敗です。ブラジルW杯の時のザックジャパンかよ!と思いました。


 現場である『ミュージックレストラン ラドンナ』前に着きました。それは原宿の地下にあり、階段を下りると、入口の手前にグッズ売り場が設置されていました。4種類のグッズが売られている。「すみません。全部ください」と告げると、売り子の若い女性は目を見開き、「本当ですか! ありがとうございます!」と前のめりで喜んでくれたので、驚きました。ハロプロ系の物販がこんなにフレンドリーなことはかつてなかったからです。でも、ヲタではなく人間として見られている感じがして、嬉しかったです。あと、グッズあんまり売れてないのかな…と心配になりました。


 席についてディナーを食べ始めました。食欲がぜんぜんない上に、あまり美味しいものではなかったため、半分くらい残してしまいました。梨華ちゃん考案のオリジナルドリンクは、梨華ちゃんを目の前に見つめ、可憐な歌声を聴きながら、しっかり飲み干しました。




 梨華ちゃんはMCで、「私がキューピッドなの」と言っていました。梨華ちゃん現場で知り合い、結婚に至った男女のヲタがいるとのことです。梨華ちゃんはとても嬉しそうにその話をしていました。梨華ちゃん現場で知り合い、交際し、結婚し、夫婦で子供を連れて現場に来て、梨華ちゃんに祝福される。ヲタとして理想的な形だなあ、と思いました。一方僕は、梨華ちゃんが好きすぎて孤独死まっしぐら、という最悪な形のヲタです。梨華ちゃんに申し訳ない気持ちです。

 2ショット撮影の後の握手では、今までで一番人間らしいやりとりができたような気がします。僕が持病の気管支炎でほとんど喋れないぶん、梨華ちゃんが話してくれました。僕が「梨華ちゃん、楽しかったです」と息も絶え絶えに告げると、梨華ちゃんは親戚の人に対するような親しげな表情で、「また来てくださいね!」と言いました。こんな、アイドルではないような、素に近いような表情を握手の時に見せてくれたことはなかったので、少し戸惑いましたが、嬉しかったです。僕は咳が出ないように喉をしめながら、「また来ます」とだけ答えました。

 握手を終えた後、梨華ちゃんの方を向いて手を振りながら出口に向かうと、梨華ちゃんに「前、気を付けて!」と呼び止められました。言われた通り前を見ると、僕の目の前を、足の不自由なファンの方がゆっくり歩いていました。梨華ちゃんの咄嗟の声かけがなければ、激突し、大惨事になっていたかもしれません。梨華ちゃん本当に優しい人だな、と思いました。呼び止められ、前を確認し、「はい!」と答えた僕は、ふたたび梨華ちゃんに手を振りました。梨華ちゃんはやや遠くに立ちながら、こちらを心配そうな表情で見ていました。その時の視線の先にあったのが、足の不自由なファンの方なのか、僕なのかはわからなかったけれど、とにかく心配そうな表情でした。

 これは、ディナーショーで撮った2ショットポラです。普通に笑顔にしてるように心がけたんだけど、梨華ちゃんのことが好きすぎるせいか、無意識のうちに首が梨華ちゃんの方にニョーンと伸びてしまいました。終戦記念日だったので、平和への祈りを込めてピースをしました。ちなみに、梨華ちゃんの婚約発表などはなかったため、僕のガチ恋の終戦記念日にはならなかった。むしろ、梨華ちゃんの素敵な歌を聴き、穏やかで優しい人柄の伝わるトークを聞き、握手の時に人間らしいやりとりをした結果、梨華ちゃんへのガチ恋はますます深まってしまいました。逆に、どうしたらあんな魅力的な人に恋をしないでいられるのか、教えてほしい気持ちです。

 帰りに居酒屋に寄り、梨華ちゃんとの思い出を反芻しながら一人で酒を飲みました。そして翌朝、ベッドから落ちて目が覚めました。僕はよろよろとベッドによじのぼりながら、「昨日の梨華ちゃん、可愛かったなあ…」と思いました。頭は二日酔いでぼんやりしていました。ふと、昨日買ったグッズのことを思い出し、A4サイズの梨華ちゃん生写真をカバンから取り出し、じっと見つめました。すると梨華ちゃんのことが愛しくてたまらなくなってきて、僕は生写真をひしと抱きしめました。胸の真ん中あたりから、じわじわと、切なく温かい気持ちが広がっていくのを感じました。