3/19(土)SATOYAMAイベント2016日記 その4 梨華ちゃんの降臨

 降臨しているかもしれない梨華ちゃんを探して会場を歩いていたら、梨華ちゃんヲタのおまいつ*1の人たちが、あるブースに集まっているのに気が付きました。それは「地域創生エリア」という、地域の観光名所などを紹介するエリア*2でした。梨華ちゃんの姿は見えません。しかし、梨華ちゃんTO*3のヒッシー会長を始めとするおまいつの人たちが7人ほどそこに集まっています。僕は、「誰かが何らかの方法で事前に降臨情報を仕入れて、梨華ちゃんの降臨を待ち構えているのだ」と思いました。でも僕がおまいつの皆の近くにいたら、おまいつの皆の努力に便乗するようで気まずいので、少し離れたところから地域創生エリアを見つめていました。しかし梨華ちゃんはなかなか現れません。僕はだんだん不安になってきて、会場を巡りはじめたところ、梨華ちゃんが奥の出入口から会場内に歩いてくるのを発見しました。でもすぐに出店の裏側に入って行ってしまった。「たぶん梨華ちゃんは出店の裏側を回って行き、地域創生エリアのところで姿をあらわすのだろう」と僕は推測しました。その推測どおり、梨華ちゃんは隣の出店の裏側から現われ、地域創生エリアに足を踏み入れました。

 保田さんと矢口さんも一緒でした。おまいつの皆は、「梨華ちゃーん!」と声をかけながらスマホを構えました。SATOYAMAイベントは撮影が自由なのです。ハロプロのイベントでは珍しいことです。僕には、「俺は報道カメラマンじゃねえ! スポニチじゃねえ!」という矜持があったため、我慢しようと思いましたが、我慢しきれずに1枚だけ撮ってしまいました。

 モー娘OGに興味がある人は少ないのか、あまり人が集まらなかったため、僕は最前列でテーブル越しに梨華ちゃんと面会することになりました。握手会で握手をするときのような距離です。僕はなぜか「ストーカーだと思われる!」という気がしたので、せっかく最前になったのに一歩下がりました。
 梨華ちゃんを眺めていたら、背後から「梨華ちゃんガチ恋で有名な、ふ?ふーさん?はどこにいるんだろう」という声が聞こえてきました。「僕の名前はふちりんです。あなたの目の前にいますよ!」と思いました。顔が見えるように振り返ってみたりしたけど、結局その人たちは僕に気付くことはなかった。

 梨華ちゃんはライブなどで、基本的にヲタの目を見ません。どこか空中の一点を見つめています。それはヲタの誰をも特別扱いしない、という優しさから来ていると思います。誰かの目を見始めたら、平等に全員を見る、ということはほぼ不可能ですから。でもこの地域創生エリアで、ヲタがほんの1m先にいるのに、ヲタの目を見ないというのは至難の業と思われ、梨華ちゃんの目は泳いでいました。「この状況で、ヲタの目を見ないのは不自然だ。しかし特定のヲタにレスをするわけにはいかない」という葛藤に苛まれているように見えました。僕はそんな梨華ちゃんの姿を、1mほどの近距離から見つめながら、笑顔で小さく手を振りました。梨華ちゃんは目を泳がせつつも僕を見た、ように感じました。僕は心の中で、「梨華ちゃん! 好きだよ!」と語りかけました。なぜか分からないけど、その語りかけは梨華ちゃんに届いたような気がし、心がぽかぽかするのを感じました。梨華ちゃんが地域創生エリアを去ろうと歩き出したとき、熱心な梨華ちゃんヲタの女性が、「梨華ちゃん! 次はいつ会える?」と力強く尋ねました。梨華ちゃんは苦笑いを浮かべながら逃げるように去って行きました。

*1:お前いつもいるな、の略。つまり現場の常連さん。

*2:図の右下。

*3:トップオタ。