その60 梨華ちゃんとの握手会

 ファンの集いの最後には、握手会がありました。僕は100人弱いる中の、50人目くらいに梨華ちゃんと握手をしました。右手には、梨華ちゃんへのプレゼントとお手紙が入ったおしゃれな袋を持っていました。お手紙に書いた内容は、次の通りです。

梨華ちゃん

 梨華ちゃんこんにちは。僕がバスツアーに参加したのは、美勇伝のバスツアー*1以来です。
 その後、東海とか、ハワイとか、沖縄のバスツアーがあったけど、仕事があったり国家試験があったり、お金がなかったり(笑)して、なかなか参加できませんでした*2。今回は色々な条件が整い、やっと参加できました。
 今は旅行の準備を終えたところで、明日が7日なんだけど、素敵なバスツアーになるといいなあと思います。梨華ちゃんと一緒にたくさんニコニコできたら、それが僕の幸せです。
 先日の河本さん*3とのトークライブで、梨華ちゃんは5年後も歌っていたいって言ってたよね。僕は10年くらい前から梨華ちゃんを応援してるので、5年後くらい楽勝です。5年と言わず、何十年たっても、梨華ちゃんの素敵な歌声を聴かせてください。
 梨華ちゃんは僕のことを知らないかもしれないけど、僕はいつも、梨華ちゃんのことを大切に思っています。

 かわいいワンちゃんのポストカードを同封しました。かわいいでしょう。もしよかったら使ってください。あと、ひめちゃん*4用のおもちゃを贈らせていただきました。アマゾンの評価も高かったので(笑)、よかったらひめちゃんにあげて下さい。
 さいきん僕は「ふちりん」という名でりっちゃん*5のブログにコメントさせてもらってます。空気の読めてないコメントだったらごめんなさい。りっちゃんのブログいつもいやされます!

 ふちりんより


 握手列に並んでいる間に、セリフを繰り返しつぶやいて練習した僕は、梨華ちゃんの手をふんわり握りながら、梨華ちゃんの目をまっすぐ見て、「梨華ちゃんと一緒に過ごせて、とっても幸せでした」と告げました。梨華ちゃんは返答に迷う様子を見せた後、「…ありがと!」と言った。僕も「ありがと!」と言った。梨華ちゃんはすぐには次の人の方を向かずに、しばらくの間、照れたような表情で僕の目を見ていました。とても可愛かったし、嬉しかったです。梨華ちゃんの返事はいつも「ありがとうございます!」だったけど、その時は「ありがと!」というタメ口だったので、心の距離の縮まりを感じました。

 この調子だと、25年後くらいには友達になれているだろう。25年後でもいいから僕は友達になりたい。そして梨華ちゃんと2人でお酒を飲みながら、今までの色々なことを、楽しかったことや悲しかったことを語り合いたい。もし梨華ちゃんがいつか孤独死の危機に陥ったら、友人としてそばにいてあげたい。そう思いました。

 ふと気が付いたら、僕は会場のトイレでおしっこをして手を洗っており、「しまった!」となりました。いくらなんでも手を洗うのが早すぎるだろう。速攻で手を洗ってしまったことを悔やみながら会場の外に出ると、リカトラクイズの決勝戦で勝利をゆずってもらった女性がピンク色のハッピを広げ、ヲタたちがそれを写真に収めていました。僕はその女性が賞品のハッピを手にしたことに納得いってなかったため、横目で一瞥しただけで通り過ぎました。空には、夏の青と、もくもくとした雲が見えました。

*1:2008年。八ヶ岳バスツアーは2012年。

*2:メイドカフェにはまっていた、という理由もあったけど、僕は卑劣にもそれを書かなかった。

*3:当時、母親の生活保護の件で話題になっていた芸人の河本さん。

*4:梨華ちゃんの愛犬。

*5:この頃、梨華ちゃんは自分のことを「りっちゃん」と呼ぶのにはまっていた。かわいい。