今日、郵便ポスト覗いたら、つるつるした妙なハガキが入ってたんですが。
一体、なんですかこれは。
Invitationって? 誰を? どこにインビテイション?
What? ミーを梨華ちゃんの握手会に!?
いやああああああああ!!!!!
しょんなことがっ!!!
うんこちんこま○こうんこちんこま○こ
万個チン小ウンコ梨華ちゃんのう○こ
なんで当るの? なんでちょっと遅れてくるの?
いやがらせですか? 人をもてあそぶのも大概にしてくれいな。
試験があって行けないって言ってるじゃん。
マジで。運命のいたずらっていうけど、
いたずらしすぎだろうがコレは。セクハラに近いよ。
でも、なかなかのテクニシャンだね。半立ちだよ俺。
ていうか、なんなの今更?
昨日の時点で、外れたということで、気持ちの整理を付けたんだよ。
それなのに。ああそれなのに。
このつるつるしたハガキを見つめながら、
次から次へと煙草を吸った。
勉強も手に付かず、2時間くらい、座ったり立ったりしゃがんだり、
色んな体勢で、色んな角度からハガキを見た。
僕はどうやらインビテイションされてしまった。
これがあれば、梨華ちゃんと握手ができるのだ。
ずっと憧れていたアノ人に、手を触れることが出来るんだ。
僕と梨華ちゃんがゼロ距離射撃だなんて、想像もつかない。
いったいどんな気持ちになるんだろう。
こう、なに?
梨華ちゃんとゼロ距離で、見詰め合ってさ、
手と、手を、てと、てとてえおとえとえおとえおとえおえおてお
おい!!! ちょっと待てよ! すっげー握手したいんだけど!
いやしかし! 行ってはいけない!
俺は同日同時刻、大切な試験にいかねばならぬのだ!
ああ! でも僕には自信がない!
当日、気が付いたら、ZeepTokyoへ向かうゆりかもめに乗っているかもしれない!
・・・いかん! このハガキは俺の手元にはあってはいかん!
誰かに進呈しなければいかん。
でもなんかそれはそれで、口惜しかったりする。
ぶっちゃけ、誰にも進呈したくない。
燃やしたい。ていうか、もう既にちょっと燃やした。
致命的には燃えてないから大丈夫だけど。
どうしよう、このハガキ・・・。憎らしくも愛おしいこのハガキ・・・。
嗚呼! これがあれば、梨華ちゃんと握手できるんだよなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああうあうあうあ