ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

音楽戦士


 『思い出のアルバム』を、メンバーみんなが梨華ちゃんのために唄った。この曲なつかしいよ。幼稚園の卒園式のとき、みんなで唄って、ボロボロ泣いたっけ。みどり先生、美人だったなあ。僕の初恋の人。5歳とかそのあたりのことなのに、よく覚えてる。顔もありありと思い出せる。今頃、何してるんだろう。もう二度と会うこともないんだろうな。って思うと、少し寂しいけど、でも、僕の心の中には、みどり先生が確かにいる。多分僕が死ぬまでずっといる。


 『思い出のアルバム』を聴いて、梨華ちゃんは、前奏の段階で泣いた。涙をポロってこぼした。どんだけ早漏なんだよ!マジ感度良すぎ。すぐに泣く人はすぐに濡れるっていうから、梨華ちゃんなんかは、即断即決みたいな感じで、ガンガン濡れるんだろうな。テンポ良くていいと思う。話が早い。人生、時間が限られているから、無駄は省いたほうがいい。箸がころがっても濡れる年頃ってやつですかね。僕と気が合うね、梨華ちゃん。僕も結構、即断即決みたいなところはある。それは否めない。特に梨華ちゃんに関しては、かなり早い。いろんな意味で早い。いや、これは涙の話だから。いやマジで。あ、ちょっとゴメン、トイレ行ってくるわ。でもすぐ帰ってくるよ。なにしろ早いから。


「いつのことだか思い出してごらん あんなことこんなことあったでしょう」


 どんなことが、あったかなあ。


「うれしかったこと」


 梨華ちゃんに出逢えたこと。とってもうれしいことだよ。僕が一方的に出逢ってるだけなんだろうけど、それでも。


「おもしろかったこと」


 梨華ちゃんのおもしろい話は、とってもおもしろかったよ。すごくつまらないけど、すごくおもしろかった。つまらないからこそ、おもしろいんだ。そういうことって、たぶんこの世の中、往々にしてあるんだ。それを梨華ちゃんが教えてくれた。


「かなしかったこと」


 去年の10月は、試験があったために梨華ちゃんと握手できなくて、かなしかったよ。そのうえ試験にも落ちて、かなしかったよ。でもそれも、今となってはいい思い出だよ。


「きもちよかったこと」


 本当にたくさんあったよ、きもちよかったこと。いや、ヘンな意味じゃなくてね。コンサートに行くと、とてもきもちよくなれた。梨華ちゃんの写真集を見ていても、きもちよくなれた。正直なところ、毎日きもちよい気分になれたよ。いや、ヘンな意味じゃなくてね。


「いつになってもわすれない いつになってもわすれない」


 梨華ちゃんのこと、いつになってもわすれないよ。いつか梨華ちゃんが誰かと結婚しちゃっても、いつか僕が誰か他の人を好きになっても、ずっとわすれないから。幼稚園のころ好きだったみどり先生と同じように、梨華ちゃんのこともわすれないんだ。ずっとずっと。5月7日の卒業コンサート、いつになってもわすれることができないような、素敵なコンサートにしようね。なんだか、涙がとまらないよ、梨華ちゃん