わっしょい


 そのあと、僕は帰りたくなかったので、わっしょいで飲んだ。リトル君が来てくれた。深夜に呼び出しちゃってごめんね。
 リトル君は、一本芯の通った、しっかりとした人間だ。色んな意味で大人だ。僕が勝ってるのは年齢と身長だけだ。リトル君の発言一つ一つをメモりたいくらいだった。こんなに立派なのに、なんでモテないんだろうと不思議に思った。僕が女だったらコロっといっちゃうんだけどな。世の女は見る目がないな。あるいは、背が小さすぎて目に入らないんだろうか。なんてね。これは冗談。


 で、結論としては、僕は大人になりたいと思いながらも、大人になりきれない人間です。それが良いことか悪いことかはわからないけれど。だから僕は夢と現実の区別が、はっきりとはつきません。僕は、なんだかよくわからないけど、梨華ちゃんが好きです。前後不覚になるくらい好き。自分に何度も問いかけてみたけど、答えは変わらなかったな。僕は、ひたすらに梨華ちゃんが好き。誰よりも好き。ずっと永遠に。永遠なんて、あるわけはないんだけど、あればいいなァ、と思う。できることなら僕がそれを体現したい、と思う。