ふっち君の日記。

石川梨華ちゃんにガチ恋しているおじさんの記録

2次会

 そのようにして一次会は終わり、二次会へ向かう。リトルチンが帰ってしまい、さみしい気持ちになる。みんなも寂しがっていた。リトルチンがモ研に不可欠というのは、モ研メンバーの総意である。

 坐和民に入って、また酒を飲む。となりに長老さんが座る。先日誕生日を迎え、またひとつ年輪を重ねられたようで、おめでとうございます。長老さんは、僕に小説を書くよう、熱心にすすめてくる。こんど阿部ちゃんが審査員をつとめる文学賞があるから、ヲタ的なものを書けばウケるんじゃないかと言う。だけど僕には、とても無理だと思う。なにしろ原稿用紙10枚も書いたらそこで終わってしまう。卒論だって序論だけで完結してしまったんだ。応募条件すら満たせない。そういえば以前、作家志望の友人と飲んだとき、ドストエフスキーの話になって、カラマーゾフの兄弟はすごいよねって語り合ったことがあった。
 「最初から最後まで、ヤクでもやってんじゃないかっていうくらいのハイテンションを維持できるっていうのは、すごい。しかもあれだけの分量を書けるんだから驚く。常人では無理だ。俺なんか10枚だけで終わってしまう。書きたいことを書いたと思ったら、10枚しか書けてないんだ。要するに俺の人生は、原稿用紙10枚でしかないんだ。原稿用紙10枚の人生。おもしろいと思わないか? 死にたくなるよね」
 これには僕も共感した。僕だって10枚で終わる。そのうえ無内容。死にたくなるよね。才能がないってのは悲しいことだ。いいよなあ。才能がある人は。それを発揮できれば、梨華ちゃんと結婚できるかもしれないんだから。

 それから、合宿の話などしたのち、モー研の今後のありかたについて話し合いがなされた。一時、パッくんがキレ気味になるなどして、一触即発の空気がながれ、僕は不謹慎ながらわくわくした。しかししばらくすると丸くおさまり、穏やかな空気になり、僕は不謹慎ながらがっかりした。モ研ちんこ要員のゆう君が、空気を読まずに最後までちんこを出さなかったから、もっとがっかりした。ちんこを出すのでなければゆう君の存在する意味がないじゃないか。しっかりしてほしい。セルフさんにぶっかけてほしかった。たぶん切れ味するどいツッコミを見せてくれたと思う、色んな意味で。まあ早大モ研は、こういったサークルです。冗談抜きで。まんこ要員募集中です。