妬みと嫉み

 僕はやっぱり悪い人間だ。ねたみやそねみが半端じゃない。「世界そねみ選手権」があったら優勝できる自信がすごくある。今が旬の小栗氏が、「元気の秘訣はなんですか」と聞かれ、「恋をすることですかね」みたいなことを言ったらしいじゃないか。ミクシィニュースで見たんですがね。僕はオグシュンを妬んだし嫉みました。お前は不幸になれ!と心より思ったのだから、僕の心がきれいだなんて誰にも言わせないぞ。小栗め! てめえ畜生! 調子のんな! 僕は梨華ちゃんに恋をしていますけれども、元気なんて全然出ませんよ。むしろ、恋をすればするほど憂鬱になっていくんだけど、どう責任とってくれるんだよクソ小栗。その華やかな人脈でもって僕に梨華ちゃんを紹介してくれよクソ小栗。チャラチャラしやがって。耳たぶに刺さっているピアスを力いっぱい引っぱってしまいたいよ。ちくしょう! 小栗め! おまえ梨華ちゃんに手を出したらどうなるかわかってんだろうな。その汚れきったドス黒いペニスを、その道一筋の名職人が研いだ輝ける包丁でもって叩き切ってやるからな。俺の体はお前の返り血をたっぷり浴びることになるだろうぜ。……これだけ罵詈雑言のようなものを言ったら、ちょっとスッキリしてきちゃった。世の中が少しきれいに見えてきた。しかし、ちくしょう! 辻ちゃんと太陽のことを思い出してしまった。サプライズ誕生会を見せつけるのはやめてくれえ。頼むから次回からそういうことは止めてくれねえかい。このとおりだ。土下座するだ。お代官さま、お慈悲をおねげえしますだ。ねえ太陽さま、わが心の太陽でもあるあなたにお願いいたしますだ。サプライズ誕生会やその種の喜びごとは、ココロの中にしまっておいてくださらねえだか。おねがいしますだ。お慈悲を。