2日目

 朝、ぱぴよんちゃんとちばりんが長老家を出て行った。去り際にぱぴりんが部屋に入ってきて、ふたりきりになったときは何とも緊張した。コンタクトを外していたから、いつもより彼女が綺麗に見えた。ぱぴりんとちばりんがいなくなって、僕はとてもさみしい気持ちになった。そのさみしさを紛らすため、僕は部屋を移動して、さっきまでぱぴりんが眠っていた布団にもぐりこんだ。そこには甘くてすっぱい残り香があった。とても良い香りだった。不可避的に勃起した。僕は興奮してしまって、しばらく眠れなかった。ぱぴりん。好きだよぱぴりん。僕は、梨華ちゃんへの情熱が徐々に薄らいでいくのを感じた。それは梨華ちゃんに対する裏切りであり、悲しく思うべきことだった。だけど僕はあまり悲しくはならなかった。そういう自分が嫌で、「りかりん、好きだよ」って言ってみたけど、ひどく白々しく響いた。

 夕方ごろ起きると、いつのまにか、とほりんはいなくなっていた。その場にいたのは、長老さんとark君と茶碗さんだった。僕たちはお好み焼きやらラーメンやらを食べながら、廃人的にその夜を過ごした。何をやったということもなかった。ただひたすら廃人であり、ニート的だった。みんな自由だった。好き勝手にふるまっていた。ark君は眠くなったら眠るし、茶碗さんは食べたくなったら勝手にキッチンを使って怪しげなものを作って食べた。僕は僕でぱぴりんの名前とりかりんの名前を、2対1くらいの割合でつぶやいていた。TVでは野球の試合がやっていた。はっきり言ってイチローは野球がヘタだった。上手いのは襟あしが長い人たちだけだった。